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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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埋もれてる人の中にも「生活」(福満しげゆき)
2010/06/07 [Mon]09:06
続刊を出さずに「完全版」が出るのは……という不満は「ゲキトウ」でも抱いたのだけど、刊行されるだけマシということで。
細かいコマ割りから、大胆に見せる構成へ。描いてるうちに作者のタッチも変わっている。そりゃ、講談社から出るよ!


生活防衛の定義をぐわっと歪めた、バトル漫画。
主人公はじめ、身体能力の高い人はたくさん出てくるのだが、それがまるで生活力につながらない。
自分の身を守るのが精一杯で、いざ集団や組織を相手にすれば歯が立たない。
ましてや都心部に打って出るなんて考えられない。
超能力なんてないし、オバさんや「橋の下の人」が唐突に強かったりする。油断できない。
(狭い世界にスーパーキャラがひしめいてるのはヤンキー漫画のようだな)

この無力感に絶望するんでなく、見つめて受け入れて対策するのが次のステップの強さなんだな。
で、正義はいつのまにか暴力に転じていると。
作者の十八番、「はみ出しもの視点」ゆえの冷静と諦観。

下着ドロ単独犯の時代が「帰る場所」のように挿入される。
自分が「はみ出している」から狙われる、という自覚もあって、それでも行きていく。

ものすごく強く行動的で用意周到で、覚悟ができている。
で、全体はバカなバトルだ。

面白い……。けど、やっぱり2巻を出してほしかった。
特装版のフィギュアが「妻」ってのも、納得いかないんだよなぁ。なので、買ったのは通常版。
おまけ漫画で理由が語られてるらしいけども。


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すげえ!若い!女!!「僕の小規模な生活」(福満しげゆき)3
2009/11/27 [Fri]09:47
露骨なエッセイ漫画の新刊を読む。
若い編集者に欲情し、ストーリー漫画や少年誌掲載への憧憬を隠さない。
自分の弱さや脆さを素直に出してきて、読んでいて逆にドキッとする。

普通は欲望を隠して生きるからな。描いてる人を見ると、やましくなるものだ。
他人のこともよく見ているが、思い込みも激しい。
それでも読めるのは、それはあくまでも僕の主観です、という断りも入れているから。
怒ったら目に見えてわかるけど焦ってるかどうかはわからないという。
その区別をしているからといって誠実だとは言い切れないのだけど(笑)、線引きがあることで漫画になり、現実を浸食せずにすんでいるのではないか。
これはカバーデザインの逡巡や、実は女性編集者がいたことなんて、ネタとして発酵させてた感もあるしな。

なにしろ、妻関連の大事件で、3巻にはクライマックスをきっちりと収録している。
「ある事情があって妻がアシスタントできていない」ことが描かれていたわけで、編集部の示唆があったかともかく、計算でもなんでも上手いまおとまりだ。
懸念の「薄さ」にも、本編で語られていた短編「東村山あたりの夕日」収録できているし、本人も周囲も、作風や本作りのコントロール力が上がっているような気がする。


関係者も読者も、他誌やちょっとした取材記事のB面が語られてたりするので、すべての福満関連情報を抑えたくなる、商売的にも非常に上手い作家だ。
ということは、できるだけリアルタイムで読みたい作品かな。
5年後に文庫でとか、あまりイメージできない。


面白い。
車谷長吉みたいな、偏屈老人になるんだろうか。

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筒状になるのです「うちの妻ってどうでしょう?」(福満しげゆき)2
2009/07/05 [Sun]09:04
ほのぼのエッセイ漫画にも2巻が出た。
「生活」はどうなったんだ。漫画業の本編は。
と思いつつも、やっぱりカワイイは正義といおうか、面白い。

妻の生態をいじったり放っておいてネタが生成されるだけでなく、得意の世襲論、下層運命論を語る。カップルを妬む気持ちも衰えない。
バイトのダルそうな仕事を擁護する! 素晴らしく正しいが、解決策になってない逃避っぽさが作者らしい。

いきおい余って「僕の小規模な生活」とネタがかぶっていきそうだが、大丈夫なのか。
読んでる方が心配することでもないが。

もはや一種のキャラになった妻を転がすなら、妻が外に出る生活を始めると面白いかな。
または妻の実家、自分の親のこともネタにしていくと……。
や、そこは漫画家業の「小規模な生活」とは別の血染めネタが吹き出てきそうなんだよな~。

ほのぼのしてて、今でも十分面白い。(でも単価が高いな!)
でも、福満ファンは、無防備な本音とむき出しの刃も楽しみにしているはず。
(言ってくれてる! いっちゃってる!という)

ホントすいませんが、夫婦喧嘩してくれたらいいのに。読者のエゴ、おそるべし。

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ひっぱりダコアピール「僕の小規模な生活」(福満しげゆき)2
2008/10/30 [Thu]11:07
実録なのかどうか、少なくとも漫画制作の記録としては忠実だろうと思うエッセイ漫画。というか、時系列を整理するとかなり細かい日記になるんじゃないだろうか。他の作品も合わせて混ぜたら。
すっかり売れっ子になって、でも量産はできないジレンマの時期。
駆け引きは難しいよねぇ。

そのまんま「○月△日、講談社モーニング打ち合わせ」じゃないところで日記じゃなくてエッセイになる。そこが漫画のテクでもあって、ネタの配分や使い方、見せ方は上手いよなー。
偏見だけど、講談社はネタ出しにも厳しいんじゃないかな。
そのためにひっぱりダコアピールで牽制してるんじゃないかなーと読んだりして。

どんな大人にも仕事の不満や言い分はあり、その時々であーだこーだ、直後に悶悶、振りかえってなんだかなーと、同じ出来事でも時間が経てば考え方は変わるのに、この漫画ではリアルタイムの感情に書いてある。普通のことのようだけど、時間が経ってから漫画にしているのだから、その時の尖った感情を思い出して描きだせるのはすごいことなんじゃないか。

普通はアホで強気の態度、隠したい。作者は妻や編集部の面々も素で出すが、同じく自分も素で、とルールを作ってるのかも。いや、ただ隠せないだけか。
ジブリとのやりとりも正直みたいだし。

でも露悪的だったり攻撃的に見えない。配慮もないが棘もないよね。でも表面はザラついているようだというか。


で、やはり妻がかわいい。すっかり内弁慶でパーティに出るのを愚図ったり。
最後の「うそなの?」も。いいところはかわいいところだな。顔というか生態が。

いやしかし、ジャンプスクエアのパーティには行ってみたいものですな。iPod(nano?)配るとは。

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ふつうのことよ「うちの妻ってどうでしょう?」(福満しげゆき)1
2008/05/07 [Wed]08:43
「小規模な生活」と背中合わせの4コマ漫画。4コマの体裁じゃなくて、ブツ切れの妻観察日記や独白が淡々と流れていく。コマ割りは楽なんだろうか、難しいんだろうか。

「小規模な失敗」「小規模な生活」と立脚点は(当然に)同じで、コンプレックスとプライドと弱気な性格の僕と、かわいくて気ままで気の強い妻の日常。
妻がかわいくてうらやましいが、生活しててかわいく見える部分とイラつくところは表裏一体だろうなー。受け取る側の、その時の余裕次第というか。

しかし同じ日常からこうもネタが発生するものだ。妻の素敵な溶質ぶりに感動した。
「お前は敵か!」って、この作品については敵とか味方じゃなくて、ネタにしてるくせに。わはははは。


自由業なりのコンプレックスや焦りやプライドは、作家先生と比べてしまってはなんだが、自分にはひしひしと感じる。大元の性格に近いものを感じるためかも。
でも人の愚痴を聞くのはいまいち……。愚痴と見せかけて自慢してる人のが多くないか? 「大変ですね(すごいですね)」って言ってほしい人。自分もそういう部分あるけど。

独白ネタで、うしろあたまからの絵になるのは「客観視してる」のか「描くのが楽」なのか「読者と目を合わせたくない(必要がない)」からか。
この辺のそらし具合も好きなんだな。

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例の持病が!!「やっぱり心の旅だよ」(福満しげゆき)
2008/04/03 [Thu]09:30
ひょっと入った古書店で発見。買ってしまう。新刊をAmazonで買えばいいんだけど、タイミングが……。
03-05年くらいの発表作品、エロ向け媒体のものが中心。うっかり電車内で読もうとして大慌て。

「小規模」で描かれた、エロマンガ持ち込み時代のはココのあたりらしい。エロを描こうにも個性が出ちゃう(出しちゃう、出したくなっちゃう)、でもマンガ家として食っていくために描くんだ! という時代。
エロ描写もギャグ混じりからストレートなご都合主義エロ(「早く入れてぇ~ん)的なまで、かけちゃう作家生命力が強いのな。
あとがき的に挿入されている作者コメントにも感情移入できる。00年以降の自分をすべてマンガにつかってないか。

鬱屈した自己完結語りに共感できる自分もいいかげん根が暗い。過去を引っ張り、将来を不安視して、妙な現実にも無抵抗でいいやという。
社会から落伍する恐怖と抵抗、四から五歩くらい跳びで進む妄想。数年前なんだから当たり前なんだけど、今と同じ世界がすでに確立されている。かわらないのはいいのかわるいのか。

変わらないと言えば、登場人物たちは共通だ。
主人公は伏し目がちな気弱青年、四角い顔の老人は凶暴というか意思疎通が困難な別次元人、メガネのおっさんはやさぐれているようで達観していて実は強い(憧れがある?)。
で、女性は巨乳でタレ目と、サラサラおかっぱの丸顔少女だよな。
スターシステムというか、花くまゆうさくの工員みたいなものか。


これで既刊本は読めたかな。「小規模」「生活」で読み始めて、さかのぼっても(不変だけに)ハマれた。満喫満喫。もちろんこの先も。


→他作品の読みログ
断面図 見せて下さい!「まだ旅立ってもいないのに」
警備会社のような名目で「生活」1
よく見たら黒目がちで「カワイコちゃんを2度見る」
カワイイけどずんぐりむっくりしてるな「僕の小規模な生活」1

やっぱり心の旅だよやっぱり心の旅だよ
(2007/01)
福満 しげゆき

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断面図 見せて下さい!「まだ旅立ってもいないのに」(福満しげゆき)
2008/02/19 [Tue]08:20
少女漫画をもっと読もう、と思った矢先に福満しげゆき。積んである漫画の一番上がコレだったからしょうがない。

表題作の「まだ旅立ってもいないのに」は学生時代にガロで読んだことがある、と思う。新人賞かなんかじゃなかったっけ?
この本はそれを含めた初単行本の短編集。03年7月に初版で、手元にあるのは07年10月の5刷。売れてる!

「小規模」「カワイコちゃん」「生活」とさかのぼって読んでいることもあり、処女作にいたっても読みの違和感はない。一貫した個性があるのな。
いつまでもコタツのあるアパートで悲劇を夢想するような。暗い街と危ない人物が大好物。

しょぼく見える、七三分けの典型的なオジサンが意外な活躍をするものが目立つ。社会、会社では認められてないけど実は…!というのは「生活」でもしかり。
作者本人のルサンチマンを投影したものと読むのは簡単だけど、ギャップ狙いとしてはありがちかも。さかのぼって読んでるからそう思うのかもしれないな。
絵の特異さがあるからちょっとベタでもOKというか、なんだろ、ガロとかアックスらしくない??
(そのらしさってなんだ?それこそベタなのでは?と自己ツッコミ)


妄想のような世界を巧みで特異な画術で出現させている、というのが基本。
その妄想は子どもの空想のようでいて、女性を汚しがちなところがなんだか思春期くさいのだよ。世の破滅や偶然の事件、してやったりの犯罪。
しかし絵柄にピュアさがなくて、エロも下品だったり暴力もむき出しだったり。
中学生が妄想するとしたらもっとカッコつけてしまうのだけど、そこを逃げずにまんま、出す。半剥けのまま。

妄想するなら気持ちいい妄想をしちゃうのが半端なガキや丸くなった大人なんだよ。作者はその間にぶらりと浮いている。
そこがすごい。絶妙な剥け具合。
意図的でもそうじゃなくても、妄想のイタさをまんま出すことで自分がいちばん痛いのでは。
「カワイコちゃん」では無欲なのかと思ったが、違うな。マゾじゃないのか。



→収録した短編のいくつかを発展させた感じもある新作の読みログ
警備会社のような名目で「生活」1

→同時期発売の妄想短編集の読みログ
よく見たら黒目がちで「カワイコちゃんを2度見る」

→ブレイクのきっかけとなった漫画家漫画の読みログ
カワイイけどずんぐりむっくりしてるな「僕の小規模な生活」1


まだ旅立ってもいないのにまだ旅立ってもいないのに
(2003/07)
福満 しげゆき

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警備会社のような名目で「生活」(福満しげゆき)1
2008/02/04 [Mon]10:44
「小規模な~」で広く(広いよね?)注目を集めている作者の長編新作。連載はアックス、版元は青林工藝社。
あとがきにもあるが、作者の不安神経症なところと、過剰に備えてしまう強さ(とにかくいろいろ気をつけよう!)を表した漫画。
個性的なキャラ豊富、アクションあり、怒涛の展開続きで名作の予感。メジャー誌の「小規模な生活」よりもメジャー誌らしいのではないか。
アクションや武器もカッコいいし、妙にカッコいいなりのカッコわるさも残ってるし、出てくる人たちの顔が面白いこと。かわいい丸顔女子も出てくるしな。

タイトルはなぜか「生活」。表紙には「a life」と付いてるが、タイトルそのものは「生活」のようだ。圧倒的に検索負けする名前だ。
善とか悪とか、裁くとか正しいとかじゃなくて、それぞれが気持ちよく生きるためにどうこうって漫画だから、このタイトルかなと、納得してみる。

闇の懲罰行為を個人的にやってたら、いつのまにか人が集まって必殺仕事人、怨み屋本舗みたいなオオゴトへ。
テレビや新聞で情報化されて、行為の結果と快感だけが広まってしまった。
普通に考えれば警察組織の法的、組織的な弾圧とぶつかりそうだが(今後の展開か?)、いまのところそれはナシ。人間対人間の弱肉強食(トンカチおじさんが言ってたようにだ)、狩猟生活が生まれてしまった。

妄想的な世界が現実を覆い尽くして逆襲してくる。種火の延焼が激しすぎたな。
あっけらかんと描かれてはいるが、それだけに読んでいて「いつのまにかオオゴト」感に巻き込まれる。
実に緊張感のあるところで2巻へ。面白い!


→タイトルは似ているが別漫画、の読みログ
カワイイけどずんぐりむっくりしてるな「僕の小規模な生活」1

→妄想が暴走する短編集の読みログ
よく見たら黒目がちで「カワイコちゃんを2度見る」

青林工藝社の福満しげゆき単行本、軒並み読みたくなってきたな。


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よく見たら黒目がちで「カワイコちゃんを2度見る」(福満しげゆき)
2008/01/22 [Tue]09:44
「小規模」に続けて読む。「2度見る」は「二度見する」じゃなくて「2回、目にする」だった。
鬱々とした笑いだらけで、予想以上の快作! ギャグ短編集だったのか。

表題作は未発表作品で、表紙イラストは「日本のアルバイト」という連作から。おっさんと青年は主人公だけど、豊満な女性は端役も端役。でも良い装丁だなぁ。
なりゆきでゾンビ退治に従事し、アングラじみてるけど悪の派手さもなく状況に適応していく地道な主人公。ここは「小規模」に通じる感じ。流されてゆくー。

描いた時期は1999~2000年前後(表題作だけ97年)で、掲載誌もバラバラ。
ダッチワイフが届くとか、おっさんが女子高生の衣類に貼りつく(ド根性ガエルばりに)とか、服が透けて見えるメガネとか、生首女性を鉢植えで育てる(そんなギャルゲーあったな、韓国産)とか、通り魔しておいて女子高生と逃避行できるとか。
妄想だだ漏れのエロチック(純エロではない)漫画も多い。あ、ゾンビ退治も自殺未遂も宗教も妄想か。
ギャグ短編集じゃなくて妄想短編集。
でもその妄想に手痛く裏切られる自己完結のむごさ。作者なんだからもうちょっと溺れてもいいのに、無欲なのな。


突っ走り感の高い「僕の宗教に入れよ」「バタフライキック」が好きなんだけど、それは「小規模」を経て作者に関心を持っている段階だからかもしれない。受け入れ態勢ができてないと、あの違和感をどう処理してよいか。

途中に95~96年掲載とある、変形4コマが4本載っているが、コレが「小規模」でも触れられていたハガキ投稿の漫画、だよな。
このころから麻っぽいザラザラ感の「片目出し覆面」があったのか!



→ブレイクのきっかけ、の源流の読みログ
どのスタート地点にすら「僕の小規模な失敗」

→講談社にて連載中の漫画家&愛妻生活漫画の読みログ
カワイイけどずんぐりむっくりしてるな「僕の小規模な生活」1


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どのスタート地点にすら「僕の小規模な失敗」(福満しげゆき)
2008/01/15 [Tue]08:48
「僕の小規模な生活」の前段にあたる、ガロ漫画を読む。掲載はアックスになってからか。
「~生活」は妻が社会性に目覚めたところから。「~失敗」は漫画を描き始めた高校時代から順を追って。
「~~生活」でカワイイカワイイいわれてた妻は、ここでもカワイイ。漫画の持ち込みや喫茶店での漫画描きにつきあってくれる女性なんてそうそういない。しかも美人。そこをクリアしてる時点で結婚までのラインは引かれているよな。

工業高校~定時制高校~大学~フリーターと「人並みになりたい」と「漫画を描きたい」をゆらゆらしながら過ごしていく。バイトしてると漫画を描きたくなり、描いて結果が出ないと仕事をしなくちゃとなる。振り子の心理は勝手ながら共感。
「軍隊か宗教か格闘技」の三拓になったり、ホームレスを想定したり。
なんだかだ「俺には漫画しかないんだ!」とは言い切れないところの状態が果てしなく続く。このモヤモヤに結論を求めてはいけない。モヤモヤはただ、当時のそこにあったと。そんで今でもあると。で、誰でも抱えている。開かれたモヤモヤ。この人、漫画があってよかったなぁ(上から目線)
「ガロ」で「あんなの(逆柱いみり)こんなの(花くまゆうさく)」が載ってて感動したり、自分が描いた漫画が「本当に載った!」と震えたり、その重みをコイツに教えてやりたい。

そして、漫画を描き始めても、漫画が載っても、大手で描いても、妻と出会って前向きになれても、まだまだ不安は尽きないがこれでいいと。グダグダグダグダしていることの価値。
とりあえずは友達も漫画もなかった時分から、漫画という生き方と妻を手にするのだから小規模な失敗どころか大成功ではないか。
(これは後段の「~~生活」を読んだから思えることか)

しかし学生時代の風景や妻はじめ周囲の人たちとのやりとりほか、よく観察しているし覚えているし、描きこんでいる。この目があってこその漫画家ですな。


無粋な読みだけど、親が一切、出てこないのは、なんかなーと思ったり。「大学までいけば4年もある」という背景には親の存在があると思うんだけど、そこへの思いはまだ出すわけにはいかない、のだろうな。

というわけで、今度は純粋に作品を読んでみようかと。「カワイコちゃんを2度見る」にするかな。


→続きにあたる「~~生活」の読みログ
カワイイけどずんぐりむっくりしてるな「僕の小規模な生活」


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