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あとは人をして語らしめよ「劇画古事記-神々の物語」(高室弓生)
2009/02/18 [Wed]09:08
歴史漫画を読んでみようシリーズ。

古事記の漫画は、石ノ森章太郎の「マンガ古事記」や、大胆アレンジの安彦良和「ナムジ」「神武」を読んだけど、これは歴史に強い脚本家と、縄文時代を得意とする漫画家のコンビ作だけあって情報量が濃い。
おおよそ、「漫画だからわかりやすく」という情報の間引きがないのではないか。
「いろんな神様が生まれたよ」ってシーンで、それぞれが名と役割を名乗るなんて。それでこそ、雷や水や火の神様の種類がやたらに多いとか、火が生まれてから文明に関する神様が生まれるとか、八百万っぷりが如実。
作画でも、全員、顔が違う。人らしいの顔だけじゃなくて植物だったり鉱物だったりするので、そこから人らしい神様が多くなって、人の世に移っていく過程がよくわかる。

解説の情報量と、絵の表現が上手くかみあってるな。
石ノ森版や、五月女版でざっくり古事記を知ってしまうより、「劇画古事記」で読み込んだ方がいいのではないか。

ただ、古事記の流れそのままだろうと思われるので、お話は唐突だし、かつ大筋はネタばれしている。そこは漫画として不利なんだけど、しょうがない。

というわけで、これで古事記本編を読んだつもりになったから、「ナムジ」や、これから読む「ヤマタイカ」がさらに面白くなりそうだ。
地味かも、という懸念のあった漫画だけど、読んでおいてよかった。基礎として強い。
じゃあ原点を読めよと、改めて自分につっこむのだが。

劇画古事記-神々の物語劇画古事記-神々の物語
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荒魂がたまりにたまって「縄文物語」(高室弓生)
2009/02/14 [Sat]09:45
というわけで、「ニタイとキナナ」の前に描かれた作品の復刻版を読む。
読んでみてどっちが新しいとかは感じない。よーく比較したら描き込みの違いがわかるのかな。

縄文漫画として初の連載だからか、出来事の定点観測になっている。ニタイとキナナの夫婦ものじゃなくて、狩りとか戦とか、雷とか、ワンテーマで縄文生活を描写する。
読みやすいが、資料っぽさは前に出てしまう。もう二、三歩で“歴史学習まんが”になるところを、神々への深い畏敬の念や恋愛、生活感のあるキャラたちが漫画にしてくれる。
戦はスポーツだし、狩りは自然との対峙だ。おおらかな精神が、学習漫画にはない人間味。ここ、重要。
作者の脳内では、地道に生活する縄文の村が見えているのだな。
縄文時代の地味さを知っているだけに、うそも描かないんだろう。


いやしかし、縄文時代って2000年以上も続いてたの? 地域によっては。
2000年前って今で考えると0009年でしょ。歴史ってか古代史の域。
そんな過去から生活や文化や神々が受け継がれているって意識があったら、そりゃ自然と一体化もするよ。
長く使ったモノには心が宿るっていうけど、時代そのものが神がかってる。

うーむ、考えるだに不思議な時代だな。

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男より神々様に近い「ニタイとキナナ」(高室弓生)
2009/02/13 [Fri]09:56
歴史漫画を読んでみよう試み。なるべく昔からってんじゃないけど、評価の高い縄文時代漫画から。

って、「縄文物語」の方が先に描かれたものだったのか。
単純に奥付の刊行年でこっちが先だと思ってしまった。ま、いいか・・・。

縄文時代の冬が舞台で、小道具や生活習慣の描写はかなり検証されていると思われる。文書で残ってる時代でもないだろうけど、巻末のウンチク講座を読めば、作者が相当な好奇心で著したことは明らかだ。
絵や「青筋を立てて怒る」「汗の水滴を垂らして困る」表現はちょい古めの気もするけど、縄文時代に比べたら最新かもなと思ったりして、えーと、掲載は90年代末だ。


全体的に物語っぽい要素は抑えめ。例えば大飢饉とか、他部族と戦争するとか、津波とか噴火とか、でかい熊や鹿に襲われるとか、村にならず者がいて困るとか、そういう要素で大きなドラマは起こらない。
あくまでも縄文時代の生活漫画で、夫婦生活が地道に綴られていく。

モノやテクノロジーがないなりに縄文人は工夫し、協力し、心豊かに生きる。神々とともに、ちょっと不思議な体験もしつつ。
クライマックスなのであまり触れるのもなんだが、出産シーンなんて準備から当日、後のケアまで、かなりノウハウがある。
だから、まったくなにも起こらないわけじゃなくて、なにかあっても縄文人にとってはよくあるトラブルらしく、淡々と対応されていく。そこが逞しくてかっこいい。

なぜか不逞の者はいなくて、みんな仕事熱心に見えるが、それは「生きるにはそんな場合じゃない」からかな。縄文人だからってみんな心が豊かだってことはあるまいて。諭す者人もいればサボる人もいると思うのだが。それか、食っちゃ寝できるほどヒマなのか。それはあるかも。
これが農耕の時代になると財産の概念ができて社会を腐らせていくんだよ!


こういうシンプルライフへの憧れは確かにあるんだよな。今のエコってレベルじゃないほど生活が自然と一体化しているもの。
でもそれは実際の食事や気温や匂いなんかを知らずに「楽しそ~」って思うだけだからな。ひ弱な現代人は、あの過酷な状況でも笑って暮らせる逞しさに驚嘆し、単純に「いいよね」なんて言ってはいけないような気さえする。
とか言い出すとうさんくさいからな。

この辺の、なんだかだエコ方面、スピリチュアル方面に説教臭くなりそうなのを避けて、淡々とした(でも、生活漫画としての盛り上がりはあるのよ!)展開に徹したのかも。
縄文時代への知識があり、知っているからこそアゲもしないし、特定の方向へも誘導しない。
そういう描き方なのかなと思った。

続けて「縄文物語」も読んでみるか。

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