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目立つのは危険「家族八景」(清原なつの・筒井康隆)上下
2008/03/10 [Mon]09:27
中学生だったか高校生だったかに読んだ、懐かしい小説が漫画に。浜松町の書店でデーンと目立つ配置だった。まんまと上下まとめ買い。オヤジ狙いの企画が似合う歳になりましたか。

展開は原作に忠実。実に忠実。昼ドラのような黒々とした家族模様を読心術が掘り下げていく。お手伝いさんを雇えるほどの家庭だけに、うわべと内面の二層構造の業が深いと。そうそうそういう作品だった。そのまんま面白いな。
設定も現代版にすることなく、七瀬は三つ編みおさげにエプロンだし固定電話は黒電話。絵柄は新しいとはいえないが、昔ながらの味わいでくどさもないく似合っている。
七瀬のような(雇い主から見ての)、素直でイイ子の作品だ。

内面描写がこけしみたいでかわいいのだけど、内面の変化につれてぶにゃっと変わってしまう顔も見どころ。筒井文面のようしゃない書きっぷりを思い出す。そうそうこれこれ。中身といっしょに外見もゆがむんだよ。そこがこわいんだよ。

ビジュアル付きで読んでると「少女vs中年」の話でもあるのだなと実感。水蜜桃なんてねぇ、特に。
少女に見透かされ、幻滅され、かきまわされる中年たちの哀れさったらひどいもんだ。そりゃ控えめな七瀬も攻めるわな。強くなって自己防衛するか、あきらめて静かに発狂するか、の二択だもの。

中年の醜さを暴き、七瀬は軽蔑しつつも大人になる自身に戸惑いと怖れを抱く。おっさんになった今は七瀬に呆れられる側の立場だ。読心されてもいいようにありたいものだなぁ。無理なんだけど。
中年のあり方とか、老いの生々しい苦しみなんかは、自身が老年にかかった筒井康隆本人が書き続けているところでもあるよな。


続編の「七瀬ふたたび」を山崎さやかが漫画化(「NANASE」)していたっけ。あれの読心描写も面白いしアクションもあっていいんだよな、と読み返そうと思ったが、引っ越しが近いので段ボールの中なのだった。あれれ。
いやしかし、「チャージ」でこんな企画、やってたのね。角川だからか。小説で「エディプスの恋人」を読み返したくなった。


ああ、そうだ。「なめこ線きゃっさば駅」って、なにかあったっけ。なんもなしに出てきたはずないんだよな。ぬぬ。わからない。

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→関連:「パプリカ」漫画版の読みログ
夢探偵はゴス少女「パプリカ」(坂井恵理・筒井康隆)

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