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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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穴を大きくすれば「ホムンクルス」(山本英夫)12
2010/03/20 [Sat]09:01
トレパネーションをきっかけに、目を背けていた自分を見つめ直すことができた。
……トレパネーションはきっかけで、本質は自分にあったのに、名越はまた穴にこだわる。

お前まだそこかよ! と、ちょっと前の停滞したジリジリ感を一気にぶつけたくなる展開。
そこで穴にこだわったら、なにも変わらないだろう。
11巻でこだわりそうな雰囲気もあったのだが、それにしても、もっともがけよ。

トイレで全裸の名越の背中はすでに普通でない空気も帯びているようで、実はごく普通の身体だ。
漫画、フィクションだと身体はきれいにすっきり描かれてしまいがちだけど、名越のは生々しい。
普通に痩せてて、だから病的。

セルフの衝動については、もっとさりげなく行動してもよかったかなー。
本や資料を見て、伊藤と問答してって段階で、読めてしまう。それしかないよなと。

いずれにしても、穴にこだわる名越は自分の過去から直接向き合うことを避けた。
痛みをこらえたけど、根本的に手を抜いた。
このしっぺ返しはでかいだろうな。


で、キーになりそうなのがスタイル抜群だけど顔が地味目の女性。
伊藤にも見えてるから実在はするようだ。

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一人いたじゃん「ホムンクルス」(山本英夫)11
2010/01/07 [Thu]09:25
トレパネーションをして、他人に自分を投影して見ることができるようになったカーホームレスの話。
最初は超能力漫画のような風味もあったけど、遠くへ来たもんだ。

本当の自分や過去のトラウマなんてものと向き合って、心が洗われるような簡単な漫画ではなく、いろいろ見た(見えた気になった)ところで、失った自分は返って来ない。
その辺はシビアで、簡単に「よし、やり直すぞ!」なんて大団円ではないのだよな。

人間の本質は内面でなく外見にあり、目線を送り、送られてこそ人間。
ホムンクルスが見えるという、物語の仕掛けはテーマの「見る/見られる」をいじくる可視ツールだ。

トレパネーションして、左目だけで他人(自分)を見るというのは、下を向いているのと同じで、見ていないのに見た気になっているってことだろう。
ホムンクルスなんて強烈なビジュアルを目にして、踏み込んだ対話してるけど、実は何も見えてない。
他者も自分も。

名越はそこに気付いていないし、目をそらしている。
左目に頼ってしまっているんだよな。見ていないのに他者と向き合っている感触に慣れたんだ。

2人語りで深みにハマっていた漫画内は、久しぶりに外の世界の空気が流れているのだけど、名越はじっと閉じたままだ。
11巻かけて、名越はどこにも進めていなかった。絶望的な面白さだ。

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実感のある自分なんか「ホムンクルス」(山本英夫)10
2009/09/04 [Fri]09:51
ようやく出ました10巻。間が空いたからといってどんな話だったっけ、と思う必要はなく、名越と伊藤くんとの対話が続いている。

伊藤学くんの過去が明らかになり、父から受けたトラウマが克服される。
カウンセリングしてたら自分をカウンセリングしてしまった自壊は描写の細やかさも含めてわかりやすく、よくある展開のような気もして、この漫画だと「実はそれは」のような気もしてしまうが、ここでまたジタバタしてもしょうがない。
これはきっと9巻までを思い出しながら10巻を読んでるからで、通しで読んだら相当なカタルシスだろうな。

そして、名越はひとりで「実感のある自分」を求めだすのだけど、これは重いぞ。
中学生が「本当の自分」を夢想するんじゃなくて、オッサンが「過去に捨てたはずの自分」を求めるんだから。

仮に取り戻したところでどうするんだって話だ。
取り戻せてよかったね、本当の自分でありたいよねとかいう、ドリーミンなシメって、なんでそこまで大事にされてるの。主人公だから? ホームレスでかわいそうだから? 文明やカネを捨てた聖人だから?
過去も現在も飲み込んで生きるんじゃないの。
だから、飲み込むために思い出すのだな。捨てて、逃げたままではいけない。

と思ったが、ここまでの展開と方針が確定でいいのかがわからないのがこの漫画の恐ろしいところ。
見えてるもの(描かれてるもの)、感じてるもの、かかわり方、すべてひっくるめて、「幻想でした」ともいえる漫画だ。

油断できない。

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俺とお前は鏡合わせ「ホムンクルス」(山本英夫)9
2008/03/08 [Sat]09:02
頭蓋骨に穴を開けたら、イメージが視覚情報として飛び込んできちゃったよーという話の、折り返し地点。
着地点は見えないので折り返しもなにもないけど、名越はますます前向きになってる。

って、過去の読みログを掘り返したら、8巻でも折り返したような印象を抱いているじゃないか。おーきなカーブを曲がるところをゆっくりと読ませる9巻目、ですか。もはやこうなると、掲載誌の方針変更やらで打ち切られない限り、作者のペースで続くよな。単行本読みにはいいことなんだけど。

相変わらず続いている自問自答から、伊藤父が出てきたところでまたも2人。その2人が「鏡合わせ」なんだから、なおのこと登場人物は少ない。
名越の上京デビュー、伊藤の二重三重に塗り重なってる現在。どっちも外見にモヤモヤを抱え、生活にリアリティを感じてない、ようだ。

ホムンクルスが見えるものである以上、この漫画は視覚について掘り下げていくものだよな。触れるとかあったかいとか精神的に気持ちいいとかじゃなくて、あくまでも「そう見える」ことで語り進んでいく。
身体とズレているイメージがホムンクルスだとして、それを現実でも視覚的に一致させてみる、ズレを正すとどうなるのか。
これまでは偶然とかなりゆきでホムンクルスに対峙していたところで、解決策のスジが見えてきた。
・・・ということでいいのかどうかは10巻を待たないといけない。

でも、実体がホムンクルスと一致したところで、それっていいことなのか。
ぐにゃぐにゃと醜く変形して現実に反応するホムンクルスって、自己イメージの防衛部分なんじゃないの。こう、それこそ絵にも文字にもできないものを覆う、説明するために「出てる」ものじゃないの。
そこが露出させられて固定化を迫られてるのって、痛覚むき出しで強風にさらされるようなものではないかと。

今後の伊藤がかわいそうになってきた。


→8巻の読みログ
自問自答の果ては「ホムンクルス」8


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自問自答の果ては「ホムンクルス」8
2007/07/05 [Thu]10:34
額に第三の目のような穴を開けたら他者が抱える自分の悩みが見えるようになった、というところまでの整理ではとうてい収まらない8巻。
ホームレスが謎の事件に巻き込まれるとか、他人の悩みを特殊能力で解決してあげるとか、そんな話じゃなかったのか。

そもそも「何が見えているのか」の説明にかなりの巻数を費やしていて、じっくり謎解きに付き合える。さくっと専門家や当事者が「これはXXが見えているのだ!」とか喝破して次の展開へ、とはならない。名越といっしょに恐怖できたのが面白かった。

で、8巻からは名越が自分で動き出す。もう巻き込まれ役ではなくなる勢いで、ようやく「次の展開」なのかも。しかし一冊で人物が2人、場面が室内のみってのはすげぇな。
普通に考えればセリフも目線も謎のヒントになるはずだけど、この漫画の場合は「勘違い」「解釈違い」の可能性もあって油断できない。

8巻の新ヒントは「リンクではなく連鎖」ときた。単体で抱えてるんじゃなくて、周囲とともにあって影響されている。
見えるモノも動くし変わるしな。このあやふやな触感がいいよな。
いったいどんな漫画になるつもりだ。

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