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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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Author:mangalog
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最初の血が溢れ出た「シグルイ」(山口貴由・南條範夫)14
2010/04/05 [Mon]09:37
始まりそうで始まらない御前試合の事前描写が掘り下がる。

以前は展開の遅さにイライラさせられていたが、今はなんだか落ち着いてきて、
いくらでも待てるし、むしろ引き延ばしてほしいとすら思っている。

藤木や清玄が何かに感じ入り、苦しみ、昂ってほとばしるシーンは折りに付け挟まれるのだけど、
「出た!」「待ってました!」「筋肉張ってるよ!」
という心境だ。読んでる自分も成長したものだよ。

この巻での勝敗は藤木側。
生まれにコンプレックスのある清玄は、もはや「勝ち」を踏まえて夢想している。
それは欲であり邪念。勝ちたいんじゃなくて、名声がほしいのだもの。
対して藤木は三重を手にするために、勝ちを目指すことを心新たに誓っている。
構えとしては藤木の優勢勝ちだよな。

登城中にすれちがう緊迫のシーンも、原作にあったっけ。あったと思う。
もう読み返すことはなくて、あったような気になってる。それでいい。

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工夫がつきましてござる「シグルイ」(山口貴由・南條範夫)13
2009/09/22 [Tue]09:51
表紙の肌色率が高い、狂い咲き剣術の最新刊。

この巻は忠長の狂気が掘り下げられ、狂人が権力をふるう強さ、恐ろしさの表現から始まる。
あの千加を制し、清玄を伏させ、笹原を抑える。
殺傷能力ではない強さでねじ伏せる。
特に笹原は源之助を抑えている存在として出てきているし、
そもそも御前試合を始めなければ、真剣でといわなければ死傷者は出ないわけで、
すべては忠長が中心。

改めて「この作品で最強は忠長」と断言しているわけだ。


しかし、そこで源之助はといえば、御前試合で邪法を用いる覚悟もあるほど、復讐の鬼と化している。
清玄は将軍に伏したが、源之助にその用意はない。

剣の才気や実力ではないところで、違いを出している。
作品と読者の間合いも、じりじりとしているよな。
だから面白い。読んでいて緊張感がある。

このままじっくり続けてくださいな。


そうだ。
源之助が虎、清玄が龍、屈木が蝦蟇で、猿は猿。
笹原が蛇、千加は馬?
蝦蟇が別ものなんだけど、干支でも揃うのかと思った。

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おかげさまで輝いてみえまする「シグルイ」(山口貴由)12
2009/03/23 [Mon]10:05
そういえば最初に骨子術を使った清玄の過去が語られる。そんで例によってモテる。
なぜか藩から付けられた護衛も女剣士で、さくっと抱かれる。(なんなのアレは)


藤木と清玄が対戦しないことにより、張りつめたテンションが維持されている。
抜かないことで最強となる居合のような、とか言うとそれらしすぎる。
だからこそ、いくと対面した三重がさらりと抜き、藤木が制してからの剣劇がかっこいいのであって、もはや作者の思うつぼだ。

心技体で、欠落を抱え、渇望している者の方が強い世界なので、テンションを高めつつも欠落を掘り下げていく。
藤木も清玄も、十分に欠けた。ガッタガタに欠けている。
両者をボロボロに削っていく展開だな。
残るは女、愛だったりするけど、その欠落は藤木の方が上だ。
振り子は今、藤木の側。次は清玄。その振り子が止まった時に対決だな。


カバー折り返しの三重フィギュア、いいな。裸なのになぜかエロくない。もっとごつくてもいいか。
この漫画はちゃんと服を着ていないシーンが絵的にも演出的にも多い。あまつさえ皮膚まで脱ぐ。
だから、作中イメージを抽出したフィギュアが裸像となるのは必然だな、ってそんなわけない。

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やっぱ半端ねぇな「シグルイ」11(山口貴由・南條範夫)
2008/08/25 [Mon]22:19
静かな11巻。話は進まない(ことで状況を積んでいる)。藤木も静かだし清玄にいたっては不在なほどに静か。ゴンザがいないとこんなに静かなのか、この漫画。
表紙も静かで、これは10巻と対になってるのな。

その静けさを破るのは原作の別エピソード「蝦蟇剣法」の人たち。見物人だった舟木一伝斉がここでメインに。あごを砕かれた人ってだけじゃなかった。
原作小説でもひどい書かれようだったけど、絵で見ると蝦蟇の醜悪さは一層ひどい。ここでやたらに心は純粋とかせず、狂いとして描くのがシグルイよな。原作ではちょっと悲劇的だったような記憶があるが。
ていうか千加の一部はあんなことになってなかったと思うが、読み返すのもなんだな。

この調子で別決闘の親子代理の勘違い話も挟まってきたりして。でもあれはちょっと滑稽話なんだよな。


で本筋。藤木は雪千代を斬って静かに復活。
もはや家も体面も腕も(気分的には)命も失って、諦めたり絶望したりは完了。もう戦うことしか残ってない。なにかのために戦うってんじゃなくて、もう決闘そのものしか残ってないのではないか。
清玄の方も目的は達したと思うから、純粋に決闘することしか残ってない。

純度100%の決闘に向けての静けさか。
という気分で読んでるとまんじりとした進行も楽しめるんだけど、本心は早く早くと思うのであった。

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死ぬ気で彫った三蔵命「悟空道 愛蔵版」(山口貴由)5-6
2008/03/04 [Tue]09:56
絶倫西遊記の愛蔵版を最後まで読む。アツい塊だった。悟空と三蔵の師弟愛でラストまでぶっちぎった。
6巻末のインタビューで作者は「4巻が難所」と述懐する。どこまでいったらゴールなのか、いまどのへんなのかがわかんないまま戦い続けだからな。

基本は行く先々で巨大な敵と戦う、しかも悟空が巨大化してタイマンを張るだけといえばだけの、一本道。巨大化変身ヒーロー漫画。
敵の強さがインフレを起こしているだけなんだが、妖魔だけあってビジュアルや能力はいろいろ。飽きない。仮にアニメ化したらいくらでもエピソードや敵を付け足して続けられる。

それだけに途中から不殺の縛りがいい抑制になっている。ぶちこわすだけじゃない、理屈と情熱で解決するわけだから。その縛りがこうじて天然ボケのお色気キャラになってるのが三蔵だ。
(こんだけ脱がして縛って恥ずかしめておいて、きっかけは堀江美都子さんですって明言するのはすごい)

自分は愛蔵版6巻完結とわかっていて読んでいるのでペース配分できた。でも連載時でも悟空が過去の過ちを清算(ちょっとだけ)してみたり、「魔王」なんて敵が出てきたらそろそろだと思うよな。
クライマックス感を維持したまま、ほんのちょっとだけ急いだフィナーレがたまらなくかっこいい。あそこで三蔵がアレだのどうのと戦いが追加されたら、さすがにダレきったと思う。
最後は妖魔全体を救ってしまう。キレイな勧善懲悪をやってのけた。大乗っていうの、これ。


キャラの魅力や話のまとまり感、駆け抜け感は「覚悟のススメ」よりスマート。
さらに魂を凝縮して説教を尖らせた感のある「蛮勇引力」へと。
やっぱり「蛮勇」がいちばん好きだと思う自分は、リアルタイム読者ではないからだろうな。ここ一年で山口貴由を摂取しすぎたからかもしれない。


→4巻までの読みログ
お坊さんは、みんなのアイドルです「悟空道」1-4


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→関連
日本を守る竜が見える!「蛮勇引力 愛蔵版」上下

筋肉とて人を恨むのだ「シグルイ」(山口貴由・南條範夫)10

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筋肉とて人を恨むのだ「シグルイ」(山口貴由・南條範夫)10
2008/02/22 [Fri]09:05
妙に穏やかな表情の最新刊。オビもない。もうここまで来れば作者の土俵。

とにかく、回想シーンも手術シーンも、襲撃シーンも一太刀の交換も、長い長い。非常に克明だ。
もはや、思いついたアイデアや浮かんだ場面を、すべて書き記したいのだ。削りたくない。それを許す環境にある。
読者は腹を空かせながら、メインディッシュを待つ。ひょっとしてオレもう満腹かもしれないけど前菜もうまいしいいか、みたいな。

いやしかし足を使った無明逆流れは仇討場で生まれるかと思いきや、1巻まるごと使うとは。
このままでいくと、締めくくりの御前試合は一太刀で2巻くらい使えるのではないか。
回想シーンで深めていく手法は、自分は「スラムダンク」で気づいたというか「またか」感を覚えたのだけど、それ以前からあったんだろうか。


特に権左の大暴れは予想も常軌も逸して続いたな。作者が権左を愛しているんだろう。清玄ともギリギリのところで命の交換をした。藤木が士道バカで、剣術、強さを愛し抜いてしまっていたのに対し、権左は虎眼流を守るために立ち上がったと。自分のために戦うよりも守るものがある方が強いのな。
……なんてね。読み返したらまた違うこと思いそうだ。
ここで藤木の強さ表示を凹ませる、潜伏させておくのが展開のアゲサゲで有効だ、ということでもあるよな。

清玄の見ているものと、実際の光景、人物像とのギャップは漫画的にもっと深みにいきそうだ。
だが最終的に抽象的なエネルギー体、思念のようなものでぶつかりあうのはナシでお願いしたい。
竜と虎のなにやらがからみあって天に昇るような、ソレはナシだ。


次から新章開始。ここから藤木の修行が始まるのだろうなぁ。
というか、原作小説のほかの剣士も出てきているから、彼らを深めていくのも新章かな。

うわぁ。まだまだ終わらないよコレ。



→8、9巻の読みログ
キャラ追加の先は?「シグルイ」8
権左は素手による「シグルイ」9

なんか、過去にも展開がもったりしたような感想を残してるのな。読んでると時が遅くなる漫画なのかよ。


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以下関連

→平田版「駿河城~」の読みログ
人物は衣裳で見分けよう「駿河城御前試合―南条範夫原作集」上下

→屈木や雪千代も出てくる原作小説の読みログ
無明逆流れのほかに「駿河城御前試合」(原作)

テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

お坊さんは、みんなのアイドルです「悟空道 愛蔵版」(山口貴由)1-4
2008/01/16 [Wed]08:45
4巻くらいで完結かな、と勝手に思ってたらまだ続きそうなので、ここらでメモ。

原作というかモトネタはおなじみ西遊記で、行く先々で妖怪をこらしめながら天竺へお経を取りに行くと。経文や天竺、仏教の大切さはそのままに、熱い克己のフレーズが踊る踊る。
熟語に独自のルビがついて、吹き出しからはみ出す勢いでしゃべるしゃべる。バトル漫画はセリフが少なくなるものなんだけど、わりあいしゃべくり倒してる。
仏契で「ぶっちぎり」だものな。昔の暴走族かという。あれ、時代的にはちょうどいいのか?

読み比べ的にいえば、「覚悟」や「蛮勇」に対して「悟空」は強いものどうしのダイナミックなバトル漫画。
身体的にも精神的にも強いキャラが立派に屹立している。まっすぐさは少年漫画らしい。
「覚悟」が小難しく、説教臭くもあったところで、痛快な(だけでもないけどさ)「悟空」を持ってきて、次に大人の落ち着きもある(ケンカっぱやいけどさ)「蛮勇」へと。
流れがあるというか、作風はいっしょで見せ方は異なる。クセにさせる語り口でいろんな年齢、立場の男をぶっつけてきたわけか。掲載誌も変えつつ。
んでいまは「シグルイ」。これはちょいと変え幅が大きい。

で「悟空道」。SM的な描写がアリアリなのはなぜだ。男衆が半裸なのはわかるけど、三蔵がデフォルト(自主的)で縄縛、亀甲縛りの謎。袈裟を脱いだら緊縛て。
4巻の最後ではまさかのハラミですよ。恥辱プレイ極まれり。
生命の危険に貞操の危機まで加わって、ドキドキの角度が幾重にも仕掛けられてる、と読んでおこう。

しかし悟空は最初からとんでもなく強いので、三蔵を守ったり不殺の誓いがあったりの制約はドラマ展開のうえで重要。でないとドツキあって終了だ。
三蔵の自縄自縛はその、強さと節制をあらわしたもの・・・だったりして。あとで設定が語られるのかしら? それともただの遊びかしら。

もとは全13巻だから愛蔵版では6-7巻になるのかな。ぶあついしアツくるしいけど、読んじゃうのだよなぁ。


→理屈っぽさと力技なら「覚悟」
愛こそ最強「覚悟のススメ」5

→やっぱりお気に入りは「蛮勇」
日本を守る竜が見える!「蛮勇引力 愛蔵版」

→10巻はそろそろ出ないの?
権左は素手による「シグルイ」9



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死 死 死!「山口貴由作品集 -銃声の子守唄-」(山口貴由)
2007/12/19 [Wed]11:48
そろそろ「悟空道」新装版の4巻がでるころ。古書店で古い作品集を発見。「覚悟のススメ」の外伝も収録されており、ボリュームにして半分は「覚悟」だ。
裏表紙には「肉弾三本立て!」とあり、「首をはねろ!」「覚悟のススメ」「みな殺しのアモール」と収録タイトルが並ぶ。「首をはねろ」ってどんな漫画だよ。

「覚悟のススメ」外伝については新装版でも収録されてなかったもの。新装版で知った自分のような新参の読者は、読まずにすごしてしまいそうだ。危なかった。
「お前と堀江との交際を認めてくださったのだ!」とか、緊張感いっぱいだった本編から離れた、ゆるいノリも出てくる。深い……。もっとも、最初のころは学園バトル漫画だった気がする。
それに、最後でも「G(ジャイアント)さらば!」とかあるしな。テンションを張り詰めまくったうえで、ちょいとスカす。型にはまりきったヤンキーの行動様式が傍からギャグに見えるような。

巻末のキャラ対談でも「野球を邪魔しただけで死刑かよ」とツッコミがあるし、熱さ最優先で話が転がっていく展開に自覚と自負があると思われる。理屈じゃないよ、勢いだよ、と。

個人的には「みな殺しのアモール」の主人公は好きだ。ただでさえ血潮が飛び、臓物が踊る漫画なので、キャラくらいはちっこくて愛嬌があってもいい。
「シグルイ」くらい繊細な線ならまた別だが。「覚悟」では堀江罪子、「悟空道」では八戒が“やわらか”の役割だが、主役がやわらかいとまたなごみ方も違う。
って、そんなこと言うなら山口作品を読むな、ということかもしれない。


内容についてではないが、収録作の合間に余白ページもタイトルページもなく、「覚悟」の最終ページに続いて「首をはねろ!」が始まる構成はどうかと思った。
そこのテンションはいったん、切らせてくれよー。


→実は「覚悟」よりもお気に入りの作品の読みログ
日本を守る竜が見える!「蛮勇引力 愛蔵版」

→“堀江最強”の「覚悟」5巻の読みログ
愛こそ最強「覚悟のススメ」5

→脇役にもフォーカスしだした「シグルイ」9巻の読みログ
権左は素手による「シグルイ」9

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日本を守る竜が見える!「蛮勇引力 愛蔵版」(山口貴由)上下
2007/11/15 [Thu]11:10
「覚悟」に続いて愛蔵版が出ていた。「悟空道」も買わないとな。書店で見かけないまま過ぎてしまった。Amazonか。

分厚い上下巻(単行本4巻分)だけど話は短く、濃い。下巻末の作者コメントからしても、思い入れがあるようだ。
結末の先にあるものまで含めて、メッセージであると。ICカード入りのケータイやら使ってる世の中ですよ、2007年は。よくぞ愛蔵版が出たな。

なにしろ生み出されているキャラがすべてカッコいい。主役の由比正雪は最初、あの髪型とファッションはねぇよと思ったけど納得させられるし(後半の方に違和感があったり)、石原も松平も徳川も悪のボスとして不足ないカッコよさ。ただ醜い悪ではないよな、そりゃな。思想犯だもの。

唐突に出てきた丸橋忠弥も良い感じだ。防護服「和(やまと)」をまとった“変身”スタイルはまるで主人公。両手両脚の歯車的な何かがぐるんぐるん回るところとか、グレンラガンか電童かと。女々しさや哀愁のある正雪に比して、ストレートに男らしい。生まれながらにして死亡フラグが立っている間食もあるが。
丸橋がリストラされているということは原子力のない世の中になってるわけで、それはいいんじゃないの、と思ってしまった。そういう意味ではないよ。

中曽根まりは味方にもなるかなーと思ったけどちょいと違う展開へ。綾波の方向でしたか。かわいかったのに残念だ。流れのスピード感からして味方にしてどうこうしてる場合はなかった、のかなぁ。

女性でいえば歩さんのタクシードライバー衣裳もいいよな。あの人は頭身が高いからか、大ゴマで出てくるときに姿勢がちょっと窮屈そうに傾いてるように見えて、それでいて顔が正面だから面白い。天然、純粋なんだなというか。そこがかわいい。

キャラのこと思い返してるだけで面白いなぁ。熱さを受け取ったのはいつ以来か。長谷川裕一作品とか、島本和彦世界とも違う熱さだな。ああ、自己犠牲だからか。

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権左は素手による「シグルイ」9
2007/08/24 [Fri]10:30
血と肉に狂った武士道漫画の新刊をAmazonで。アニメ、WOWOWだから見てないなぁ。DVDを待つしか。

表紙が赤い! 伊良子よりも権左が恐ろしげに描かれていて、8巻の次巻予告を思い出した。暴れ牛になるんだっけか。

藤木の左腕が飛ぶところまでは読者は知っているはずで、その見せ場はツカミにしてしまう潔さ。バランスを失っちゃうから剣がまともに振れない、剣術を失うってのは腕一本よりもつらかろう。

権左の過去が語られて、原作に出てきた月岡雪之助も出てくる。脇役や過去エピソードを加えていって、短期間の出来事をどんどん重たくしていくのは「スラムダンク」でもあった感触。それぞれにドラマあり。
スポーツじゃなくて憎み合い・殺し合い・愛し合う漫画だから、いちいち人が死ぬ重たさだ。どんな時代だよ。

思えば三重と権左の結婚がなかったのは不思議だった。今一歩修行が進まないダメキャラなのかと思いきや、それを凌駕する勢いの強さと異常性を持っていたとは。すっかり主役・敵役を食ってしまったぞ9巻で。

この異常さ、虎の跡目をもっとも濃く継いでるような。
素手で、ねぇ。

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