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これが朝チュンてやつですか…「くらしのいずみ」(谷川史子)
2008/02/21 [Thu]08:45
原作がないほうの新刊も読んでみる。

細部は丁寧に、でも手や表情は描きこみすぎずにかわいい。やっぱり変わってないよ。
帯で石田敦子が「永遠の少女」と絶賛。乙女チックさについて保証がついてるようなもの。
掲載誌はヤングキングアワーズ系。やっぱり谷川史子はオヤジキラー作家なんじゃないのと、短絡的に邪推する。石田敦子もオヤジ殺しうまそうだ(暴論)。
アワーズは年齢層高めの、漫画読みなれた人が対象なんだろな。

内容は結婚をテーマにした短編が7本。仕事と恋愛とか、浮気や未婚妊娠が出てくるだけで「おお、大人だ!」とか思ってしまう自分の脳内は、どんだけ谷川世界に少女を求めているのかと反省。
でも結局は慎み深く、夫を愛し抜き、ささやかなイザコザで深く気づついて「大丈夫だよ」「好きだよ」の膏薬をぬりぬりしてあげるような、そんな世界は変わらない。

昨日読んだ「東京マーブルチョコレート」に続いて、男性(オヤジですか)の中の少女、女性像を裏切らない。
「朝チュン」ってのも、微妙に古いような……。お色気が最大値でソコ。

一話の「染井家」で、あれほど謎めいた妻が伏線となっていたのに、あっさりと解決。愛だけで、愛ゆえに。
いやまったく、男性向け女子漫画ですな。平和。


担当編集者は女性だと、あとがきにある。いまや青年誌は作家の属性を問わないし、作家も媒体を選ばないのかね。どうせ単行本で回収だ、みたいな論理はおいといても、指向として。
で、奥付を見れば連載担当編集氏のお名前と、最後に収録されてる「早春のシグナル」のヒロイン役の名前が一緒だったりする。漢字表記も含めて。
で、ヒロインに思いを寄せるのは婚約者だけではなくて……その人が思いのたけをぶちまけるシーンはひょっとして……モヤモヤと妄想をはじめようとしたのだけど、まぁ、名を借りただけでしょうなぁ。女子っぽいワイキャイ感。
ということで妄想を収めておこう。


→オリジナルアニメの「まんが版」の読みログ
俺ほんとにうれしかったんだ「東京マーブルチョコレート」


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俺ほんとにうれしかったんだ「東京マーブルチョコレート」(谷川史子)
2008/02/20 [Wed]09:57
少女漫画を摂取すべく谷川史子に手を出す。プロダクションI.Gのオリジナルアニメの原作、じゃないか。キャラクターデザインを手がけたきっかけで前夜にあたる「まんが版」の「ハロー、グッバイ、ハロー。」を描いたそうな。

読んでみれば昔、りぼんで読んでたまんまじゃないか。性のにおいがしない純情(純粋に思いだけ)失恋物語。
掲載は女性の漫画マニアのための(?)「Beth」だそうで、この昔ながら感は確かに上のほうの漫画読み向けなのではないか。

やはり少女漫画はこうでなくては! 悲しみを超えて次の恋をつかむまでのモヤモヤアレコレなんて楽しすぎる。

少女向けの少女漫画でもまだ、告白だけでドキドキ、思いのすれちがいでシクシクをやってるのかなぁ。やっていてほしい。
少コミの性描写が話題になったり、スレた少女少年キャラの“リアルな”大人ぶりが人気だったりとか、偏った知識しか持ってないや。
最近読んだのは「ハチクロ」「のだめ」「生徒諸君!教師編」と、「ライフ」を漫画喫茶で、か。
りぼん、なかよしあたりを立ち読みしてみたいがそれもまた。

そんな周辺のことはどうでもよくて。

およそ10年以上ぶりに読んだ谷川史子は、印象変わらず、「人」の猫口や「ー」の横一文字くっきり笑いをちょっと震えた繊細な線で迎えてくれた。
純情でカラっとした元気ぶりも同じくだ。化粧っけも抑えめで、人懐こいヒロインはファッションも地味目で恋愛が下手。
男の子にとって好ましい少女像、少女漫画像なのではないかと。
というかオヤジキラーのヒロインなのではないか。

優等生すぎやしまいかと思うが、これはこれでなくならないジャンルなんだろうなと思う。ジャンプにバトル漫画があるように、少女漫画には純情恋愛がなくてはいけない。

ああああ、告白されてぇーー!


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