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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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負け惜しみでは一人前「アオイホノオ」(島本和彦)4
2010/07/04 [Sun]09:05
炎尾燃、または島本和彦が学生時代を振り返る青春漫画。

同級生にアンノヒデアキがいるのはもう、不幸としか……いや、幸運なんじゃないか。
同世代への焦りを得られたわけだし、それなしで突っ走ってプチ成功するより、ずっといい。

当時の大阪芸術大学のこととか、放送されてたアニメとか、連載されてた漫画とか、
時代感はまるで共感できないのだけど、焦りやいらだち、己への不信、
そして、どう努力したらいいのか薄々感じつつもなんだかもうワカンナイって気持ちは、よくわかる。

って感想を、毎回、残している気がする。怖いので過去ログは振り返らないぞ。
(オジサンになるとこういうズルができる)


自分や男友だちがヨシとする特撮やフィクションと、
テレビや女友だちにウケる学園もの、日常ものの違いがモヤモヤと語られていて、
そこの区別やジャンル分けって、今ではある程度整理されてるけど、昔は「テレビ」ってくくりだったのかな。

そこを考えてるだけ立派だ! がんばれ!


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昔のこととかはどうでもいい!「ゲキトウ」(島本和彦)
2010/03/29 [Mon]09:19
1巻が出たっきりになっていた、「逆境ナイン」の続編漫画。
ついにの完結編なんだが、それでも未完。

プロになって、ペナント争いまでしていて、でも逃げてしまって、
トライアウトで10年ぶりに復帰しようとしている。
野球の試合どころではない、人生の逆境から物語は始まる。

本の軸はトライアウトの紅白試合なんだけど、アストロ球団が一試合完全燃焼のごとく4イニング全力投球。
逆境そのものを背負って投げる魔球(?)もかっこいいんだが、いかんせん漫画ではその根拠たる「年輪」が語られつくしていないのでただのギャグだ。
(男球にも根拠はなかったが、年輪サウザンドにはもっと理屈や描写が必要だと思う)

携帯ゲームに耽る息子へのメッセージも届いてないしな。
ノムさんのコメントの方が響いているくらい。


「吼えペン」で、続編を描こうにも作者の中からキャラが抜けてしまっている…
というようなセリフがあったと思うんだけど、
それはまさに「ゲキトウ」のことかと思っていた。
でも、あとがきでは「また不屈闘志を描きたい」とあるから、気持ちはある、らしい。
父子についても描き足りないと。

中断の経緯はいろいろあるのかもしれないが……、
少なくともこの本は、ファン向けのコレクターズアイテムで、漫画としては惜しい状態。
もっと寝かせて、いきなりメジャーに挑戦する……いや、それは予想できすぎる。
宇宙人の襲来に備える不屈、地球を壊す火山群発を投球で止める不屈。
これくらいはやってもらわないと!

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ありえないことではない!「アスカ@未来系」(島本和彦)2
2010/02/04 [Thu]09:36
時空圧なる力を使って、やや遠回しに戦うバトルマンガ。
一巻では説明されていなかった背景や力の理屈が語られている。一巻では謎を引きにして、2巻からはバトルに集中させる構成なんだろうか。

1巻で感じた「このノリについていけるのか?」という不安感は拭えないものの、キャラが増えてボスも見えて、バトルの面白さがちょっとわかってくる。

でも背景の説明が濃いわりに、アスカの性格が微妙につかめないし、愛果の高い身体能力もどっかいっちゃうし、どこか、着地があやふやなんだよなぁ。
誰のどんな姿勢に共感しておけばよいものか。

考えすぎの漫画のような気もする。その、考えすぎた勢いのスベリ加減は、なんだか「吼えペン」内の作品らしくもあるんだけどね。

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めっちゃセコイやん!「アオイホノオ」(島本和彦)3
2009/12/15 [Tue]09:06
志は高く、技術は青く、舌鋒は鋭く、カンは鈍い青春漫画。
こんだけ痛々しい青春を描けるのは、作者がすでに青さを消化しているからだよなぁ。

それは後々に語られるであろう、漫画家になるための逃げない努力かもしれないし、
仲間と切磋琢磨して乗り越える何かによって、かもしれないが、
(どっちもなくて自信家のままデビューして、それが事実でもいいんだけど)
3巻のところはまずまず、青くて痛い。

でも痛いってなんだ。30代の自分が読んで、大学生の青さを痛いとは何事だ。
20代を経験しただけで、青さを笑う資格はないだろう。
まだ、行動して失敗しているじゃないか。
周りが優れているのは、回想として衝撃的なことをピックアップしてるからだし、なにしろガイナックスだろ。

というわけで、笑ってはいけない。ホノオくんを応援する。この読み方に決めた。

しかしながら、このまんま雑誌に載るかもとか、持ち込み新人大賞にノミネートされたかもと思い込むあたりは笑ってあげたいなぁ。
これ、面白い漫画を描こうとか、描きたいものがあるってんじゃなくて、漫画家になりたいという欲求だもの。
だから「それならアニメーター」となる。
形から入る、目的に合わせているから、ずれていくのだな。セルで描かねばならんにも通じる。

がんばれ。自分の中から湧き出てくる何かがあるんだから、それに忠実になればいい。


3巻は大テーマ(なのか?)の「青さ」をクローズアップしてて、いいなぁ。
ガイナックスやボンズの人、当時のアニメや漫画のことなんかも出てくるけど、背景でしかない。
女っ気については、もっと関わって来ていいと思うだけど、まだまだかなぁ。

好きな子のために何かするとか、かっこつけるとか、あるよねきっと。

「劇画漂流」とか「青春少年マガジン」のような時代感を前面に出す方向性もあるんだけど、やはり主人公が暴れてこそ、なんだろうな。
(フィクションだしさ)

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バトルの真っ最中なんだぞ!「アスカ@未来系」(島本和彦)
2009/07/24 [Fri]11:06
サンデーGX連載の最新作だそうだが、オビによれば「コレもう、ストーリー変わってる」とか。
ちょっと気になる。

超能力を持った主人公のアスカ(転校生)がやってきて、同種の能力を持つ敵やライバルとバトルする。

表面的にはそういうありふれた漫画。転校生ってなぁ、学園バトル漫画をパロった自作のセルフパロディかと。
いろいろ踏まえたようなモヤモヤがあり(それをネットで共有し)、バトルものへの照れもある。いまどきってこういうことか。

未来人といっても信じてもらえない。
バトルでは
「この“力”を使ってしまうのか…!」(強いけどリスクもある力だし)
などという、腐りきったバトル漫画セリフを吐かされたかと思えば、助けるべきヒロインが強いというズッコケ(死語か)をかます。
ようやくバトルになっても、勝利にはこだわらず、ヒロインの現状維持のみを求める。
てか、バトルってもにらみ合って時間を浪費しあうというだけ。
敵・ライバル側の組織も、闇の勢力じゃなくて匿名掲示板。

いまどきっぽくしすぎて、あざとさも覚えるが、学園バトル漫画のパロディ新路線だな。

ただ、時空圧エネルギーの設定は、時間をかけて、つまり努力でなんとかしている成果を短縮して得ている。つまり根性の力だ。
となれば、今後は時間をかけてもなんともならないことが壁になる。
「お前の背はもう伸びない!」
「俺たちの愛は変わらない!」
「20年かけてもここまではたどりつけない!」
とか。

安易に考えれば、恋愛や友情など人の心は時間をかけても変わらない、
となるだろうが、そこは3から4週目のバトル漫画。
時間をかければ永遠の愛だって変りうる、と言い切るだろう。

出だしでスベってる感はあるものの、スベリ芸としてリカバーして、続きも読みたいものなぁ。
計算か? 未来人だけに、予想されてたか?

漫画の「あるべき」展開を愛して、考えつくして、それから覆すという作風の人が、
こんがらがった超能力バトルをどう見せる(見せ続ける)のかな。

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TVを観ながらスケッチ!「アオイホノオ」(島本和彦)2
2009/05/18 [Mon]09:41
80年代のアニメ漫画事情を背景にした漫画家あすなろ青春漫画。

2巻の最後でも原稿が描けていない! 何やってんだホノオ!
「何ともならなかったら、お前が何とかするしかあるまい!」
じゃなかったのか!

と、読んでいて実にジリジリ来るのは「吼えペン」の炎尾を知っているからか。
もしくは自分が大人だからか。

どうしたって、アオイホノオの焔くんはじれったい。
イデオンやアニメの説明ができなくて口ごもるし、そうでなくても考えセリフが多いし、漫画を描くこと自体に照れがあってコピーも堂々と取れない。
その割には「棚からジャムを出す」程度の動作に3コマも使ってたりする。
遅い! そしてどうでもいい!
(当時の学生生活の描写として描いてあるのはわかるんだけど)

でもトンコさんには漫画論を熱く語れる。語るだけではなく、トンコさんには途中でも構想段階でも見せられる。
んで、トンコさんは「なんで描かへんの?」「基本ができてへんなー」とちゃんとツッコミを入れてくれる。
津田さんも和むけど、付き合うならトンコさんだぞ!
とにかく描くんだ。そして、完成させて、反省するのだ。
それを19歳の時にやっておけば、下手でも評価されなくても恥ずかしくても「漫画を描いたことがある」自分になれる。

「やりたい」と「一度でもやった」は大違いだ。
と、おじさんは思うのだけど、19歳でも30代でも、横を意識するとロクなことがないんだよなー。でも、下(空手道場の小学生)を見てニヤリとしている場合でもない。

ゲッサンも買ったら、新幹線に乗っていてヨシヨシ。とりあえずはそれだ!

うーん、見事に現在&過去の自分と重ねてしまうなぁ。

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脱皮を繰り返す生命力を「新吼えろペン」(島本和彦)11
2008/09/25 [Thu]11:50
漫画家漫画のシーズン3、ついに完結。

最後のテーマは売れること、売れるものを描くこと、ていうか、描くことそのもの。

「甲虫プレジデント」は「ムシキング」のパロディなので「地球キング」は「恐竜キング」なのかもしれないが、08年9月に読むとさすがに世相パロディにはならない……。のだが、そこで大メッセージに結びつけて、なんという大団円。
ヒーローと土手で「俺がやるしかないかもしれん」のセリフは、かつてヒーローに「お前がやるしかあるまい!」と言った炎尾の姿と重なって、まだ老体に出て来いというのか、というジリジリ感まで伝わってくる。

吸収と進化はつながっているのよな。パクリについては何度か語られてきたけれど、そもそも先生とアシスタントの関係や、漫画を売る、読者にウケる作品を巡る試行錯誤の漫画だった。思い返せば当たり前だが、テクニックや業界あるある話なんてのはこの作品では脇だ。

世界(政治経済、戦争外交なんか)を動かすような漫画を描く、というのはギャグですでにやっている。
では社会的に意義のある(読者ウケはそれほどないけど)超長編を文科省から依頼される、という線も予想してたけど、ぜんぜん違った。
ましてや漫画表現の新しい試み(玄人ばかり評価する)には行かなかった。

炎尾が汚れて、「超えられるべき壁」「大いなる売れっ子」として立ちはだかったるところで終わるのは、次世代へのバトンタッチを感じてホッとした。
シーズン4的が始まったら、また炎尾が主人公なんだろうけど、次の主人公は売れっ子の炎尾をバカにするほど生意気で猪突猛進で自信家の新人でもハマるんじゃないか。

って、ああ、それは「アオイホノオ」の焔か。そういうことか。

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テニスプレーヤーである前に…男だろうっ!「燃えるV」(島本和彦)2-3
2008/07/10 [Thu]11:32
文庫版の続きがまとめて出ていた。結構、間が空いたような。
あとがきの対談いわく、作者としては不本意な作品だとか。

そこまでいまひとつのものでもないと思うけど・・・・。
いつもの島本定食を望んでいるうえでは。ああ、でもそれだと文庫で3巻は長いかも。


主人公に迷いがない。あるんだけど、それでテニスが弱くなるとか、ラケットが振れなくなるとか、そういう致命的な何かがなかったような。
強いんだよな、武偉が。テニスのルールに苦しんでた1巻のころは人間らしくなったけど、2巻以降は試合についてあまり心配がない。
あんな乱暴はテニスとして認めん!とかの体制的な圧力があったらよかったが、日本全国、全世界が武偉を応援していたような。
逆境、ではなかったな。境遇は悲惨だったけど、それは前ふりだし。

ああ、でも外国人に対する家族愛コンプレックスはあったか。
そこで敵が「一家団欒サーブ!」「スイートハニースマッシュ」とか出してきて、それをテニスで跳ね返せば……?
ま、読み手が考えても無駄だ。

でもこう考えていくと、武偉の強さ、過去の影、家族の欠落って、むしろ悪役なんじゃないの。
やってることはむちゃくちゃだけどあいつにも事情があるのさと、同情される設定。
なので、むしろ赤十寺のほうが主人公らしい。一喜一憂するし、運命たライバルに振り回されてる感がある。

残念なのは女性キャラがいつになくかわいく強く、魅力的なのに(テニスだからか)、あまり活躍しなかったところ。

しかし男だけのテニス世界でいくと「テニスの王子様」をしっかり先取りしてたよな。必殺技も含めて。
どっちも、読んだ後にテニスをしたくならないのは同じだ。

燃えるV2 (MF文庫 10-1)燃えるV2 (MF文庫 10-1)
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燃えるV3 (MF文庫 10-2)燃えるV3 (MF文庫 10-2)
(2008/07/02)
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破壊力がありすぎる媒体!「新吼えろペン」(島本和彦)10
2008/06/04 [Wed]00:08
んー。ペースが戻らない。「いつもの」でログしようかどうか、という迷いは邪魔だった。
まー誰が待ってるわけでもなし。淡々といきましょう。

というわけでなんだかアクション編が続いたマンガ家漫画。
前巻から引っ張ってのマンガ家最強決定戦は「たかがマンガ!」という前提に戸惑い、「されどマンガ!」な仕掛けにいたり、そこで「マンガだから大丈夫!」と説得されかかるも「でもマンガには!」という熱さで返していくという、噛み合わなさ。

マンガの強さの評価というか解釈が違って対話がグダってるという、どこまで練ったんだか勢いなんだかわかんないぞ。この展開。うひゃひゃ。
理屈でなく描写で読者を説き(叩き)伏せるってのはいつものことだが、最たる展開だ。
媒体や雑誌を横断しての「マンガ家最強決定戦オープントーナメント全試合」は同人誌で、というわけにもいかなだろうなー。アイリンの大人のマッサージも込みで(さらにありえない)

ほかの職業交換と困った版元との仕事のネタもリンクをして、テロリスト(実は義勇的な)が隠れた悪を退治するという展開に。漫画制作の現場が背景のようだよ。

どんでん返しのようでいいかと思ったのだが、ふと、それこそギソー出版に描いた「アクションもので」「環境を破壊する」「といってバトルする」内容を思いいたってしまい、ぱみぱのように「何も残らなそうですね!」とか浮かんでしまって、そこまで踏まえて、漫画を描くことと物語が重なってるのはすごいなー。
と、勝手に思った。


とにかく、漫画は世界を平和にするというテーマは統一されてる。
「描く」抑止力って、要はソフトパワーだよなー。漫画を部分的にでもメインカルチャーに扱っていきましょう、というのが外交的に有利なのは気持ちいいね、読者として。

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軟弱な見せかけの裏に「燃えるV」(島本和彦)1
2008/02/14 [Thu]09:36
「アオイホノオ」でスポット当てられ中の熱血漫画家によるテニス漫画。
単行本では書き直していたが、文庫版は連載時バージョン。「燃えるV」を今持ってる濃いファンは読み比べのため、持ってないファンは特に気にせず読むと。

1巻の段階ではまず、テニスをまともに扱ってないというか、敵視しているよな。
番長漫画とテニス漫画をぐちゃっと混ぜているが、テニスの「さわやかさ」と番長の「熱さ」のどちらもシラケている。番長の暑苦しさでもってテニスをぶっつぶす!…ならわかりやすいんだが、「炎の転校生」の立脚点が熱血の(過剰な)パロディだったから軸足はそこにもない。
両者への揶揄でバランスが取れてしまっている。
「全日本5位だぞ!」と「ビクトリー狭間だ!」が同居してるってのは、島本世界を期待してる読みとしては二方向の「常識破り」を楽しめて美味しいんだけども。全体ではどうかという。

1巻を終えてテニスの基本的なルールや、テニスの強さレースへの参加が決まってきている(ような)ので、今後のパロディバランスはまた変わってくるのかな。
本来はテニスも体育会系だ!というノリで、妙に暑苦しい本気テニスをバトル風に持ちだしてきたら、「テニスの王子様」のように……はならないか。
ともあれラスボスは父親になるべきであろう。
ヒロインのテニス能力もかなり高い位置で未知数だったり、実は15、16才だったりの行き当たりばったり感もあるけど、先行きは見えないくらいでいいな。


巻末のインタビューで「面白くできなかった」「理屈に追われた」とか、「取材先のテニスコーチが典型的だった」とか。
軽井沢で取材しちゃあ、なぁ。大学の体育会だったらまた違ったかもしれない。英才テニス塾とか。そこでもいっしょの「典型的」だったらテニス界の統一感おそるべしだ。


→いろんなのを具にいじくるSF短編集の読みログ
キミらにはたぶんわかるやろと思う!!「ワンダービット」1-3

→ガレージキットすら熱血になる!漫画の読みログ
あれだって…あれだって!!「ガレキの翔」


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