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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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お前はただの人工知能だ!!「PLUTO」(浦沢直樹・手塚治虫)8
2009/07/06 [Mon]09:59
手塚治虫原作、長崎尚志プロデュース、浦沢直樹作の21世紀版アトム。8巻で堂々完結。
こんだけ重たい冠が積んだ作品を、よく上手いことリメイクしたなぁ、というのが最初の感想。

原作も読み返してみたけど、手塚にしては長く、浦沢にしては短い分量だったんじゃないか。
浦沢直樹の漫画が巧すぎる。ザクッとした場面転換で引きつけながら読ませるのは、面白いんだけどページ数がかさむんだよな。
主人公が「エーッ!」とか言いながら(ただの例えだよ)、順序よくお話が進む手塚アトムの時代とは見せ方が違う。


プルートゥって何だ? どこから来たの? 何が目的なの?
という衝撃をきっかけにミステリーが始まって、
人工知能やサイボーグ技術を真ん中にロボットと人間ってどこが違うのと語る。
原作アトムから離れすぎないんだよな。でもどう読んでも浦沢(長崎)漫画。


付加されているテーマは人工知能の部分。
憎しみを与えることで、人口知能が完成(?)する。
でも、憎しみを覚えることで悲しみを得ることもできる、ということだろう。
暴走、欠落がない感情は完全ではないし、負の感情を乗り越えてこそ、「人間らしい」わけで、暴走や憎悪があるだけではただの迷惑で小賢しいヒトだ。

トラキアのマザー・コンピュータも、かわいい顔して憎悪を持ってたけど、抑えることを知らなかった。
それじゃ子どもなんだよ。

PLUTOを通じて、作品内のロボットは生まれたての子ども(才能はある)から、欠落と抑制を知る大人になった、なろうとすることができた。

なるほど、大人の漫画だよなぁ。

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この戦いが終われば「プルートゥ」(浦沢直樹)7
2009/03/09 [Mon]09:50
予定通りにエプシロンが破れ、プルートゥの内面がチラ見され、ボラーが姿をうかがわせる。

わかりやすいようでいて、わかりにくい漫画だ。

要するに世界への復讐心からアブラーが地上最強のロボットを作る。それは破壊力の意味でのプルートゥと、最高の人工知能を持つゴジのアレ。
天馬博士はマッドだから普通に協力するんだけど、心はアトムにあり、それらと対峙するのはパワーアップしたアトムの予定。
素性の知れたプルートゥなど、ボラー戦の前の露払いにもならないだろう。
入り組んでいるようでいて、原作通りのロボット対決漫画には違いない。

そうだよな、それでいいんだよな。

深まっているのはずっと、ロボットの人格やコントローラブルで危険なモンスター性について。
その掘り起こしは人間にも跳ね返ってくる。「おまえもそうだろ」として。
そこをくどくどとキャラに語らせず、シーンやせりふの断片で見せるから、スピード感を増しつつも感情が濃くなっている不思議。
その形式はそのままミステリー部分の仕掛けにも使える。
読ませ方がうまいってか、ズルイ域の作品。横綱の相撲。


あのクマのぬいぐるみはどこに行ったんだよ。

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処刑されるべきです「プルートゥ」(浦沢直樹・手塚治虫)6
2008/08/12 [Tue]09:32
どうなってたんだっけ、で読み返すお楽しみを提供するテクニックがたまらない。
ロボットが感情、心を持つことがテーマで、ゲジヒトやヘレナはじめ、ロボットの精神的進化が目立ってきたのだけど、一方でアブラーは人間の心を持ったままロボットになってしまった。
じゃ、両者の違いってどうなのよ。いよいよ。
ロボットは壊せばいいから、処刑の対象になるのも人間らしいような。

自分が何であるか思い込んでる部分と、願っている部分と、他者に求められてる部分があり、人間らしかったり怪物だったりするってのはあれか、「モンスター」に沿うところもあるのか。読んでて人物にシンクロしてると、いっしょになって勘違いしてしまう展開もな。

ロボットの性能が進化するとモンスター。ゲジヒトはモンスターなのに記憶を消されていて人間らしく進化していくって、じゃあアブラーは記憶そのままにロボット化。
逆の立場のまま、人間とロボットの境目がごっちゃになっていく。どっちも不完全というか、割り切った取り扱い説明(いわゆるキャラの設定のような、な)がない、理解しがたさを伝えてくる構成はすごいな。
わかりあえないことがわかる。

場所の移動や突然の攻撃、戦闘なんかは相変わらず(浦沢的というか長崎的なのか)超時空っぽい運びで、ドラマのためにサクサクと舞台が用意されて、次へ、と。
いよいよアトムがひとコマも出てこなくて、安定飛行だけども、そんなに長くなってほしくない気もするのであった。サクサクでも伝わるからさ。

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怪物が生まれてしまうかもしれない「PLUTO」(浦沢直樹)5
2007/12/11 [Tue]14:29
うわ~!強ぇロボットがいるんだな! だっけ。あらすじをすっかり忘れてしまった「アトム」リメイク第5巻。改めて手塚原作(講談社の全集の13巻目)を読み返してみたが、こんなシンプルな話がこうも混み入るか。手塚漫画全体にがっぷり四つ。

ヘラクレスもやられてしまって、今回は「なぜプルートゥが生まれたか」「ロボットが進化するとモンスターになるのか」あたりに踏み込む。
原作ではプルートゥを造ったのはアレなので、じゃああのクマのぬいぐるみがそうか、とも。
アレの立場、依頼した(?)ダリウスの思惑からすると、「プルートゥの誕生」と「ロボットのモンスター化」は一連のもの。
もともとロボットが進化して感情を持ち、「人間みたい」になってる社会なので、プルートゥ側からその矛盾というか、いつの間にかのおかしな事態がゲジヒトの記憶回復やアトムの復活(100万馬力?)でも突きつけられると。
……ということでいいんだろうか。謎多すぎ。

ダリウスがまんまフセインで、倒されたロボットたちは中東戦争に平和維持軍として参加したことがあると。時事ネタですな。原作でも国を失ったアラブの王様だしな。
感情を持った存在が戦いを強要されたら人間と同じようにストレスを抱えるよね。ヘラクレスみたいなのを量産した方がはやいと思うんだが、漫画の中では過去の話なので事情はわからず。


しかし、原作を読み返していて、プルートゥやボラーを造ったのはてっきりあの博士かと思ってたが(再読にもかかわらず)、そうか、アレだったか。どんでん返し。

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主人公VS巨大ロボ「21世紀少年」下
2007/10/05 [Fri]10:03
ようやくの完結巻。残された謎を回収しつつ、対ロボットのバトルも入れて、最後に余韻。さすがの巧さ。全部はわかってないまま読み終えても満足感がある。読者が作中人物と一緒に疾走するので、その勢いで参加読みができたんだな、ずっと。

カツマタ君がこういう形で残るとは。読めた読者はいるんだろうか。「最初から」なのか「成り行き」なのか。結末が見つかった時期が知りたくなる。最初からかなぁ。顔を隠している段階で誰にでもできるというか、誰かであるとわかってしまってはいけないわけだ。だから「わかるわけないじゃんよー」とみんながブーたれてるくらいがちょうど良いのかも。
「誰でもなかった!」なんてのよりは。

バーチャルワールドがちょっとしたタイムマシンになっていてビビるのだが、そこはカンナの超能力と同じく、ギミックとして楽しく使われていたように思う。

でだ。結局、ケンヂは何と戦ってたのか。結局、「ともだち」との戦いはなく、ロボットを転ばせただけ。
地球の平和を守るために悪と戦っていたわけだが、その実体は仲間はずれをしてしまう人間社会の縮図だった!なんてね。最初にいじめたから「ともだち」が「絶好」とかしはじめちゃうんだ。でいいのか。過去に戻って大人が子どもを諭して解決ってのは、そりゃそうだよ。誰だってやり直したいもの。そこはズルすぎる。ケンヂだけの自己満足じゃないか。(バーチャルだけどな)

中高と地味めの生徒として過ごした自分からすれば、クラスの人気者のケンヂに感情移入はできないんだな。実のところ。彼にはギターがあり、ロックがあり、人望があり、ガールフレンドもいる。生まれながらの主人公である。
んで、そういう人たちはパッとしない自分のような層を「マイナーなやつ」「誰?」なんつって見ているんである(きっとね)。
ともだちや知り合いが多かったり、ただ目立ってると「メジャー」なんつって胸を張れる。よく考えればくだらない。
そんなのはただの被害妄想で、そんな見下しをされた覚えはないのだが。

「ともだち」はロックを主役にした「カッコいい」社会からはみ出て革命を起こそうとして、暴走してヒーローに倒された。つかほとんど内部崩壊だ。ラストシーンからすればロックに救われてもいるのだが、結局ソレは「メジャー」な人への憧れじゃないの。みんながロックで燃えるかね。
悪さがどうってよりも、とことんわかりあえないまま友だちごっこを続けてしまったアホさなんだよなぁ。やはり友だち作りすら器用にできないやつに世界は任せられないと。あいつは昔から変なヤツでしたということだ。

大人になっても人脈とかコネとかでいろいろ決まっちゃうんだし、それってちょっとした「ともだち」が隠れてるだけなんでないの。みんな中心人物と「ともだち」になりたいのだ。価値観が変われば「ともだち」を変えるだけで。

だから、みんな、自分なりにギターを弾いていないと「ともだち」探しで一生が終わってしまうのだな。


読み返す気にはしばらくならないが、長期にわたって楽しく読めた。作者、制作の関係者に感謝!

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23巻じゃなくて「21世紀少年」上
2007/06/05 [Tue]20:39
なんで最終章だけ上下なんだろ、と思ったらタイトルが「21世紀少年」だ。新世紀を迎えてた。内容はまったく断絶してないから「21世紀」だけ読んじゃう人がいたりしてとかの迷いがない。さすがメジャー作。こんな仕掛けもできてしまいますのね。

すっかり筋を忘れているので、これを機に読み返してみるとわかるわかる。んで面白い面白い。わからずに勢いだけで楽しんだ気になってたこれまでの自分はなんだったのかと。いまいち理解がおいついてなくても「そのうち解説されるだろー」と思って読み進めてたらソコは解決済みだったりして、だったからな。

一気読みしてみるとやはり
・平穏な、希望を持たせる何か
・でも実は……。悪者ニヤリ
・気づかずに行動するいい者が「しまった!さては!」
・走って移動。この際に時間や距離は問わない。
・間に合わずに、ああ……
という展開が続くなぁとは思った。MONSTERでもそうだったが。安心するべきシーンで逆に「これはすぐに壊れるな」と反射してしまう感じがすでに。


小学生のまま大人になっちゃいかんわけだが、前世紀末には子どもアニメ的な宗教が流行ってたしな、という連載時の世相まで振り返ると、現在の「21世紀少年」ってなんだろー。
なんだろーってなんだ。あれだ、時間が経って、世紀も変わって、景気がいいのか悪いのかわからなくなって、作中世界もすっかり現実味を薄れて、一気読みでもしないと始まりを忘れてただの漫画として読んでしまうけどもそれの方がいいかと思ったりした。


下巻はどうなるかって、もう今まで以上に、もんのすごく驚くことはないだろう。
途中でも引っ張りすぎカナーという不満は持ち得たが、謎が面白さの核になってるんだから引っ張られてる感覚が宝。となると、「20世紀少年」が面白いのは最終巻を待ってる今かもしんない。

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