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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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何をしてしまったのだ!!「旧約聖書 創世記」(藤原カムイ)
2009/11/22 [Sun]09:44
藤原カムイの歴史ものを読んでみよう気分で購入。
白泉社文庫だけど、コア出版、徳間書店と渡って来た作品。

ビッグバン的な「光あれ」から、地球ができて生物が発生してという、わりと理科的な描写からいきなり、土の人アダムが誕生。
スケールのデカさを示すのに宇宙を描くのはこれに限らずよくあるんだけど、作品によっては現実の宇宙や惑星を出すと逆に興ざめじゃないかと思う。
人類は月に行ってるのに、ファンタジーのフィクションが同じ惑星での出来事だったら、スケール小さく見えるじゃんか。

というのはおいといて(理科的な演出はここだけだし)、解釈や読み解きを抑えた構成、テキストをベースに、高い画力で「完全なる神」と「罪深い人間」の話を描いている。
なんでカインの供物をシカトしたのかとか、神の指示や反応はいまいちわからない部分もあるんだが、解釈しない。
わからないのか愚か者め、ということだろう。旧約聖書は。なにしろ神は完全だ。
意味わかんないまま、不完全な人間はおろおろするしかない。

読み進めるほどに、人の罪が増えること増えること。
天使も秩序を破り、そのために巨人(人でもないような微妙な存在)が生まれてしまう。
視点がゼロサムというか、完全でないものはとことんダメでもがくべしという、絶望が底にあって、なんだか恐ろしいわ。
旧約聖書の利用目的に、説教と脅迫があったんだろうな。

系図がしっかり書いてあり、俺たちも神の子だよってことは明記してある。
俺カンケーないぜとは言わせない。しっかりしている。
100点取らないといけない、答えの知りようもない問いに挑むストレスから逃れられないなんて、ひどい。

怖いな、旧約聖書。

旧約聖書-創世記 (白泉社文庫 ふ 2-1)旧約聖書-創世記 (白泉社文庫 ふ 2-1)
(2007/03)
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自分自身の神がいる「雷火」(藤原カムイ・寺島優)11-了
2009/10/28 [Wed]09:45
堂々たる完結。バーガーSC版で読んでいるが、最後の12巻は分厚いので「了」と記されている。
1.5冊分はあるもんな。連載分に加筆したとある。

忍者バトル漫画としての盛り上がりっぷりと、スケールのデカさ、描写のカッコよさは非常に高度。
攻撃を吸収してデカくなるラスボスってのはゲーム的にしても(弱点はどこだ?的な考え方を誘う)、絵と線の華麗さで相殺。うむ、そういうものだ。
この時期のジャンプってドラゴンボールの末期(連載的な意味でも)だから、コミックバーガーを知ってたら夢中になって読めたはずだ。

邪馬台国とクナ国がどうという、今の日本地理で行くと佐賀県と長崎県、広く見ても福岡と鹿児島の戦いくらいローカルなんだけど、最後は宇宙サイズにぎゅっと盛り上げるパワー。
なるほど、これは記憶に残って復刊もされるよね。


2009年に30代がまとめ読みすると、ライカがあくまでもオイシイ。
おもに主人公だから無条件にオイシイのではないか。
ライカの負った苦労や犠牲というのは、生まれの不幸と五房の行だけで、ほかはもう、とにかくライカならなんとかしてくれるって状態。

仲間を集めて国を作るとか、外の国と交易して常に変化するのが良い国のあり方とか、いってたにも関わらず、重要なところではライカがスーパーパワーを発揮してドーンと解決していては、説得力には欠ける。
これが普通のバトル漫画ならいいのだが、邪馬台国とか国とか政治とかを持ち出してるからひっっかかるんだよ。

いちおう、最後の力を発揮するところで「仲間がいるから…」「それぞれに神が…」みたいに、独善的なラスボスと俺は違うんだぜと主張するものの、客観的にはどう違うのか、微妙なところだ。
(「仲間がいるから…」のところで、狼のキバが含まれてないのはあんまりだと思ったけど)

作中のライカの場合、例えば邪馬台国がほろびかけて、北へ場所を移すとして、その先住民とどう折り合うのか。想像付かない。なんだかだ壱与のために征服するのではないか。

取り込むのであれば完全に大乗で、張政すらも包んでやってよね。

・・・と、思った。そこまで考えて読む漫画ではないんだろうけど。

バトル漫画としておすすめです。10代で読むべき。


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壱与はオレひとりで探し出してくる「雷火」(藤原カムイ・寺島優)9-10
2009/10/27 [Tue]09:28
バーガーSC版でどんどん読む。

ようやく、ようやく邪馬台国へ乗り込む。ここまで長かった。原作に追いつくまいとするアニメのように長く感じた。

主人公が力を蓄えている間に、敵も強大な地下宮殿(のようなもの)を作り上げている。
金印もアイテムで出て来て、盛り上げるなぁ。

アクションシーンも多めで、狼忍のキバが大活躍。
忍者アクション漫画としてのレベルは画力もあいまって非常に高い。


しかし、一方でやはりテーマのブレも気になってしまう。
大王としての自覚を持ち、外つ国やみんなと力を合わせて国を獲るぜ、という伏線でここまで来たのに、いざ潜入となったらライカ単独行ってのは、どうかしている。

これやっぱり、RPGの構成なんじゃないかなぁ。
世界を動かす規模の話の中でも、主人公パーティは常に少人数というのは。

脳内でまたヒロイックファンタジー漫画の読み方を強めつつ、最後までスパートして読む。

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大王の遺志はここにあり!「雷火」(藤原カムイ・寺島優)7-8
2009/10/26 [Mon]12:13
バーガーSC版で読んでいる。

スーパーライカの快進撃漫画ではあるのだが、前巻までの「いざ邪馬台国へ!」って目標までにもうひとつエピソードを、となる。
そもそも邪馬台国へ行く前には砦の人とか、仲間の救出とかの話が挿入されており、さらに挟むのかと思う。
実際、思った。

無意味に足踏みしているかといえば、実はそうでもない。
ライカは、クナ国を治めるために父から試練を要求される。
五房の行を突破しないと、誰もお前についてこないよ~と、「いざヤタマイ!」のところで釘をさす。

これは足踏みのようでいて、権力、支配に「カリスマ」や「神話」が有効であることを知った上での、長期的な視点からのアドバイスとなっている。

それに、与えられた試練を克服して国をもらうというのは、そのまんまスサノオとオオナムヂの関係。
各巻の冒頭に古事記を引用しているだけあって、「雷火」はなんとなく邪馬台国ではなく、古代史モチーフの漫画であると、ここで強調しているのだな。
最初に勾玉がキーアイテムとなってたし、これまでは鉄の剣が魔剣としておそれられ、試練では水鏡が出てきた。
鏡は太陽の象徴なので、試練を経たライカは光を使って兵を鼓舞する。

っても、この漫画の面白いところは、ライカが宇宙の大王であると自覚しても、現実世界ではハッタリレベルの効果しかないところ。
まさか、水鏡で自分と対峙して宇宙を見出したライカが、小手先の幻覚に惑わされるとは。
そこはズッコケるところでもあり、神話モチーフのドラマと戦闘シーンが別ものと考えるべきかもしれない。

あれだ、RPGだと伝説の勇者でもキノコで混乱とかするじゃん。あんな感じ。


でもうまいことシナリオに神話を混ぜてるのなーと思えたので、ちょっと読み方が変わったのは確か。
雷(火)を伴って生まれて、母を殺すなんて、カグツチだものな。


では最後に、ライカのセリフを引用。
「オレたち人間ひとりひとりが宇宙の中心であり
同時に宇宙の無限の果てで生きてるんだ」

大丈夫かライカ。でも、これくらい言ってのけないと若造に国はついてこないよな。


ライカが大王となって準備する間に、邪馬台国の中では張政の仕事が着々と進んでいる。
魏の人たちにすり替えられていく国の中枢部の方が、話としては面白い。
でも、それは倒される側の、小利口な人間のやることなんだよ。

邪馬台国では政治、クナ国では神話での国作りが描かれている漫画なのね。

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オレはただの漂流民だ!「雷火」(藤原カムイ・寺島優)5-6
2009/10/22 [Thu]09:18
どんどんと続きを読む。6巻まで。
バーガーSCだと全12巻だから折り返しっぽいけど、最後は分厚いからまだまだだな。

物語としても、ようやく「邪馬台国に出発だ!」だ。
なんか、ちょっと前にその決意はしてなかったかと思ったが、その前に馬だということになり、その際に盟友ウツキが負傷して停滞していたところ。

ただ停滞するんじゃなくてクナ国内のゴタゴタから雷火の皇子っぷりが徐々に立って来て、主人公らしい悩みも抱える。
自分の国を造るんだと言い出したところで既存の国、しかも仲悪かった人の直系だよとか言われたら、悩むわな。

で、邪馬台国では張政に対して、ライカを待ちきれない壱与と生口(奴隷)が動き出してしまう。
ここんとこ、ドラマとして上手いんだよな。主人公の足止めと、状況の急展開。

壱与が動き出すタイムリミットがもうちょっと演出されていればよかった。
例えば、何回目の新月までにとか、期限が決まっていれば、焦りが読み取りやすくなったのではないか。
仕掛けは面白いのに釣り針が小さめなんだよなぁ。

戦闘シーンにしても、神仙術に魔剣、ご神体、忍狼など燃える要素は出てくるが、いちいち唐突な印象もある。
サラッと出しておいて脇に解説を載せる、白土三平のような古き良き忍者漫画のノリなんだろうけど、ご神体については物語のキーアイテムなのかどうか。扱いが微妙。

でも、絵と線のきれいさに残酷描写が相殺されていくのも含めて、ファンタジー漫画としての読み感覚が戻って来た。
ようやく慣れて来たというか、ライカの無条件ヒーローぶりも板について来たよ。

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国造りはひとりじゃあ出来ねぇ「雷火」(藤原カムイ・寺島優)3-4
2009/10/21 [Wed]09:41
続けて3-4巻を読んだ。読んでいるのはバーガーSC版。

帝の瞳を持つライカが、一気に邪馬台国を統べるのかと思いきや、壱与とも別行動。
別チームの砦の一族と組んで、妖怪オババとバトルする。
オババも卑弥呼の対立キャラなら、壱与がからんで来ないといけないのだが、邪馬台国関係なしにライカが退治。

邪馬台国とクナ国の対決の前に、ライカに小さな国を与えるためのクエストだったわけだ。
特殊な力を持つ主人公が徐々に力を付けて、大目標の国造りをしていく。
注釈は細かいが、なんだか難しく考える必要はない漫画だ。肩の力を抜いて読む。

ライカはクナ国の皇子であるらしく、なおさらに主人公らしさが立って来た。
それでいて、ちゃんと「国造りには仲間が必要」も語っている。
クナの大王にしても、強いけど老い、病には勝てないし、張政にしても母国あっての権勢。

しかし超能力バトルが見せ場ではあるので、そこは今現在の自分の漫画読み感覚からするとちょっとしんどいな。
懐かしい味わいでもある。
夜美のビキニアーマー的な姿も懐かしいしね。

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いつか倭の国にも大王が「雷火」(藤原カムイ・寺島優)1-2
2009/10/19 [Mon]10:42
朝日新聞社のマンガ日本史第一巻・卑弥呼を読んで、関連でまとめ買い。
マンガ日本史についてもログしていきたいなと思いつつ、明日には2巻が出てしまう。

装丁がきれいなバーガーSCの2巻まで読んだところ。

カバーや冒頭に古事記が引用されているものの、まるで関係はない。歴史につらなる漫画ではないな。
邪馬台国の晩年を舞台に、魏から渡ってきた人の思惑や、隣国のクナ国との抗争なんかでくすぶる話で、
基本は神仙術の「~~の術!」も出てくる、忍者的バトル漫画だ。
白土三平よろしく、術を使った後には解説ナレーションも入っている。

細かいところだが、刃物も均質で鋭利なものが使われていて、なかなかの戦闘力がある。もう青銅器じゃないのかな。鉄器?

ええと、で。
忍者的バトルが物語を熱する部分で、その熱気の向かう先は「国ってなんだ?」の大テーマ。
このテーマがぶあつめの12巻かけてどう昇華されるかが楽しみだ。

だが2巻までの段階だと、どうにも迷走しているようにも読める。
国に属さない一個人のライカが、「クニ」の存在や「クニのために人が死ぬ」ことを知る。
そのきっかけは邪馬台国の巫女である壱与。

この壱与がまた、呑気なんだよ。(マンガ日本史の卑弥呼も呑気キャラだったな、思えば)
ライカが卑弥呼を謀殺したように陥れられるんだけど、それを目の前で見たにも関わらず、壱与ってば「私には信じられない…」とすぐに言い出すのは、どうか。
謀殺疑惑の大きな伏線が全然、意味がない。

この呑気さは、巫女では政治は維持できない、ということでもある。だから、まだいい。
2巻の最後でも「巫女でなくて帝が政治を行っている」魏のスタイルが進んでいるとされる。

しかしなぁ、巫女の代わりになる帝が倭国にも必要だといっておいて、
「ライカさんの瞳に伝説の帝星が!」
・・・・という展開はどうなんだ。

瞳に星があるから帝になって国を統べるべしってのは、巫女と同レベルだろう。
なにいってんだ。
忍者的バトルで魅せる、ヒロイックな少年漫画で、微妙に政治観をいじくると危ないな。

歴史漫画としては期待してないのだけど、
「国と個人」をテーマに掲げたらしい作品として、
ちょっと不安な気持ちのまま続きを読んでいく。

復刊もする長編なんだから、面白いはずだぜよ。

雷火 2 鼎立篇 (バーガーSC)
雷火 1 闕史篇 (バーガーSC)
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雷火―凍結 (第1巻) (Kadokawa comics A―藤原カムイコレクション)雷火―凍結 (第1巻) (Kadokawa comics A―藤原カムイコレクション)
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権力に向かって投げてみませんか「アンラッキーヤングメン」(藤原カムイ・大塚英志)1-2
2008/07/26 [Sat]09:54
古書店でまとめて購入。時代に共感できないってスルーするのもなんかな、と思いながら読む。

主人公たちは連続射殺魔に漫才師に革命少女。なんていうあらすじはどこかで知れるとして、名称や意匠、風物を取り込んだ青春漫画ってことで面白かった。
もちろん名称や事物に関する知識があればもっと楽しめるし、読んだ年齢でも感じるものが違うかな。
固まりすぎない時代に、固まってない思いの若者が過ごしたことを楽しく見るか、うらやましく思うか、懐かしく感じるか、あきれて怒り出すか。

史実でもないから、絵の緻密さに比して細かいところを突き詰めていく読み方が難しい。え、これどこまで本気で(勉強チックに)読めばいいの?と思えてしまうのだよな。教養に対して背筋を伸ばせばいいの? そのうさんくささが漫画にはいい味になってる。

で、この時代の若者たちがどうだっていうと、いまや伝説のようになってるけど、まぁ、普通だったんではないかと。いまとあんま、変わってないんじゃないかと。英雄、犯罪者、表現者のどこでも。と思いたいのよな、あとの世代としては。
どうしようもない人たちじゃん。彼らも。三億円はうまくやったけども。
革命や原爆にあこがれても、啄木みたいなイジケ詩だしな、ベースは。負けや不可能性がわかってる足掻きじゃないかと、それは21世紀の目線か。

ちょっと変わったことをやってみた彼らに興味を持って、時代について振り返る、勉強するきっかけになればいいとか、そういう漫画じゃないかと思った。

あれか、時代の雰囲気をごちゃっとまとめてストーリーにして、あたかも史実のように見せるって、神話や聖書の類か。100年後にはこういう時代だったというテキストになってたりして、ってそれはないな。

アンラッキーヤングメン 1 (1)アンラッキーヤングメン 1 (1)
(2007/07/26)
大塚 英志

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女の武人とは珍しい「精霊の守り人」(藤原カムイ)1
2007/11/05 [Mon]11:36
原作小説を読んでないのに読む。アニメも見てなかったりして。漫画から入れるかも知れないし、わずかに知ってる原作イメージと藤原カムイは合点がいくし。
漫画はアニメの方に基づいているそうな。コピーライトに「精霊の守り人製作委員会」が入ってるしで。

ワケありの皇子を短槍使いの女用心棒が守る話。バルサってなんで強いのとか、ヤクーって何とか、皇子ってどんだけエライのとか、てかソコはどこなのといった情報や関心がどばーっと押し寄せてくる。いきなりの奥行きに戸惑うが、きっと後からわかったり読み直しもできるしなと負荷をかけずに読んでみた。漫画のビジュアルで理解のテンポが加速されてると思いきや、じっくり読まなくても話が進む分、深さをとりあえずおいといてしまっているかも。
ま、これはたいていの小説漫画化作品で起こる読み方だ。基本は小説を読んだ人向け、でいいんだろう。なにしろベストセラー。

バルサが皇子を守る動機ってのはなんだろうと考える。脅されてとか仕事だからとかもあるが、そこに女性だからってのもあるだろな。母の立場から依頼されては、という。その愛がバルサを美しく見せているわけで。30女の身体美と頼もしさにしびれる。女、戦士、母として完成度が高いぞバルサ。

1巻のシメではチャグムがアイテム扱いから人物として動きだす模様で、さらに面白くなってきた。調べてみると「守り人」シリーズとしてチャグムが主人公の話もあるのか。なるほどな。


猛烈に強い女戦士がバッタバッタと……という初期設定は「あずみ」に近い感じもするけど、戦士としての精神性はちょいと違う。
漫画で楽しく読み始めてしまったが、原作の方はどうしようかなぁ……。

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