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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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歴史VS個人じゃ分が悪い「石の花」
2004/10/30 [Sat]00:07
4巻を入手し損ねている間に「バージョン」上下巻も読了済みだったので、連続して坂口尚作品のクライマックスを体験した。このまま「一休」に行こう。

「バージョン」ももちろんそうだけど、大友克洋的描写の安彦良和的な脚本世界。メッセージのシメがとめどない語らいになるところまで一気に読んでしまう吸引力がある。
ユーゴスラビアを舞台にナショナリズムとナチズムと共産主義とが絡み合って殺しあうのだが、読んだ後になんとも無力感に襲われる。メッセージはキッチリとシメられているのに。
なんでかって、主人公側というか、作品中の架空キャラの存在が無力すぎるのだ。安彦良和の「虹色のトロツキー」でもそうだったが、主人公は運よく生き延びて作者の心中を代弁するだけで、歴史の流れに対してなんにもできない。状況描写の視点でしかない。
漫画にヒーローは必ずしも必要じゃないけど、主人公の存在がストーリーの中でどんどんなおざりになっていくようで、おいてきぼり感を抱いた。

ナレーションやト書きが増えてくると、主人公に肩入れして政治ドラマや銃撃アクションとして踏み込んでいった作品世界の中で視点を失ってしまう。
てゃいえそれがまとめられるのは最後の長セリフだったりするんで、長い長い状況描写から解放されて作品としての解答を得る快感も大きいんだけど。

石の花 (1) 石の花 (1)
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くっきりした人格の「ヒストリエ」時代
2004/10/29 [Fri]00:30
アフタヌーンで立ち読みしたりしなかったりの「ヒストリエ」を、1・2巻まとめて購入。

帯に「デビュー前から暖めていた」とあるが、確かに、売れる前の作家が「これを描きたい」と言っても企画が通らないかもしれない。アフタヌーンでも。それとも、描ききるだけの自信や資料がそろった、ということだったりするのかな。

「寄生獣」、「七夕の国」、短編を(全部かどうか自信がないけど)読んでいるけど、共通するのは白けたような、削ぎ落とされたような人間描写だ。その場の目的が明々白々の。
それは古代ギリシャでも同じで、スキタイ民族についての説明や、奴隷制度に対する考え方といった作品特有の描写はもちろん、主人公からその家族、友人、通りすがり、重要っぽい脇役まで、ありありと「こいつはこんなことを考えてる人です」「この人は今、こんな感情に支配されています」という、漫画的な強調は控えめ。ポーカーフェイスの末に感情を爆発させる演出も見られるが、キャラのベースラインが非常に地味に設定されているのは作風なんだろうか。

憤る兵士にエウメネスが話しかけて笑い話で和ませるというシーンがあるが、ここではカメラは止まったままスタスタと歩いていって、談笑し、戻ってきて説明という遠回しな段取り演出になっている。キャラの性格を出そう出そうという演出でなく、静かに見せて「やるなぁ」と思わせるのは、シーンとして白けているけど心に残る。ヘタに笑いを取るよりも「取った」結果だけ見せて、それが自然にはまるムードが漂ってる。
このムードができてる時点で作者の手の中。史実や資料なんかよりもこの作風に転がされる。

絵だけで見ても理科のスケッチのようで、線はビッチリ描くけど影や効果線は多用しない。描いてある物、人、事実で伝えようとする。行間が多いとでもいえばいいんだろうか。

で、こういう空隙感のあるシーン作りって、非日常を生っぽく描くのに適している。演出を落としていくことでリアリティは増し、絵の情報は迫真になる。簡単にいうと「作者、演出してるなー」という気がしなくなる。

というわけで先が読みたいのはやまやまだが、これ、終わるの?

ヒストリエ 1 (1) ヒストリエ 1 (1)
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「赤タイツ男」の逆柱いみり氏
2004/10/24 [Sun]00:22
タコシェで新刊を購入。いつもの絵巻物、画本のような。特撮とかB級映画とか水木→つげとか大好きなんだろうか。
昔の少年漫画誌にあった「未来予想図」(チューブカーとか)を誤訳したような描写があるだけ。
赤タイツ男が小さいな、比率が狂ってるのかな思ったら実際に小男という設定だったり、グニャグニャのようでいて丁寧。だから流れるように読んでしまいそうなところを、ひとコマずつ舐めていくといいんだ。

んで、11月13日にタコシェで来店イベントがあるらしい。案内を見てみると「彼」とあって、初めて男性だと知る。勝手に女性だと思っていた。いみりという響きと、こんな売れなさそうな(おいおい)漫画を描き続ける精神や生活の基盤は女性のものじゃないかと。まったくもって勝手に。

赤タイツ男 赤タイツ男
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一対全の「ブラよろ」10巻
2004/10/22 [Fri]00:18
精神科編は医療漫画というより、医業界漫画になっている「ブラックジャックによろしく」の10巻。
なんだか主人公サイドのキャラと敵対する組織側みたいな構図がキチキチすぎて、単純すぎやしないかと。ああいう状況で一対全ってホントかなと。
タクマ事件(に似た感じの事件)を題材に、「もしも」な結果を導けたら面白いか。でも、巻末のヒキでは精神障害を否定して死刑に持ち込むって展開なのか。じゃあ、執行までの背景を描くのか。記者のおじさんはそれで悩むのかな。

前半の救い(恋愛)からの急転直下な展開でつかまれた。もっと直接に否定ネタが入るかと思ったけど、外堀から埋まってきて小沢君への心配と塀の外(新聞社)の流れと斉藤先生の対応と、複数の視点を持ったまま突然の大きな事件に立ち会わされたわけで、結局、上記のような疑問を感じながらも一気に読んでしまったし、先が気になってしょうがない。

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エース版「時をかける少女」は軽やかに
2004/10/15 [Fri]00:16
コミックエース漫画版を買った。
奥付では5月発売。存在に気づいてなかったけど、なぜか平積みされていて購入。何か関連作でも出てくるのか。

キャラ造型(人格含む)が現代風。そもそもジュブナイルなのだからその時々の少年少女に向けて作る姿勢というわけでなるほど。
やや深刻なドキドキが原作にはあった(ような記憶が。読んだの10年以上前だ)が、この漫画では爽やかかつ、イタズラ心いっぱいにドキドキ。絶妙にリアルな軽さが入って、エピソードも足して、でも精神は失わず。

「パプリカ」の漫画化はビジュアル化することに意義があったと思うけど、これは名作のアレンジという点でうまいなと。

てかこの流れ、ツツイストがクリエーター層に入ってきたってことですかね。ガンダムファンがガンプラ商品化に関わるみたいな。

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筒井 康隆、ツガノ ガク 他 (2004/04)
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