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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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しょこたん先生の漫画が読めるのは「hon-nin]vol.4
2007/09/28 [Fri]10:52
漫画・アニメファンとして名高いアイドル、中川翔子がついに漫画家に。こんだけかわいいのに(女性ウケはどうかしらんが)オタクという、幸だか不幸だかわからない取り合わせ。

なにかのポッドキャストで「しょこたん先生の漫画が読めるのは『hon-nin』だけ!」という少年ジャンプ的なフレーズを耳にして買ってみようと。おお、ポッドキャストはちゃんと広告媒体になるのだな。

かつてテレビ「考えるヒトコマ」で見た、短時間での殴り書きよりはしっかり漫画している。しかし、現在の漫画世界におけるキレイ、丁寧、巧みの域ではない。
そのぶん、ホラー漫画らしい、妙にねちっこいキャラと線の細いヒロインが同居する異常さがにじむ。マーブル模様のなにかと、ヒロインとお兄さんでまったく違う文法でコマの中に立っている感じだ。

展開も唐突で、家庭と学校の両方に違うタイプの困った人がいる。そう思ってたら主人公に異変が。どうなるんだこれ。どっちに走るんだ。不安にさせまくるな。描いてる人はアタマ大丈夫か。原作が井口昇だから、ということか。

最初は原作付きでデビューして、描いてるうちに絵も上手くなって2作目で個性発揮……という漫画家らしいステップアップすらも“カバー”していただきたい。人生がコスプレみたいになっているな。

しかし「hon-nin」の“私小説・私漫画”コンセプトからするとコレも体験談の流れになってしまうのだけど、雑誌内で漫画はフィクション。そこまで電波の子じゃねぇよさすがに。

hon-nin vol.04hon-nin vol.04
(2007/09/08)
中川翔子/宮藤官九郎/安野モヨコ/吉田豪/本谷有希子/峯田和伸/中村うさぎ/池松江美/せきしろ/町山智浩/天久聖一ほか

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ツンデレの9人「上京一週間」
2007/09/27 [Thu]14:03
古書店でなんとなく。作者名でひっかかったのと、自分も上京した田舎者ですからな。奥付を見たら、今年7月の発行だった。

東京に来た9人の人生を、端折りながらもダイナミックにぶつけてくる。できすぎてるなと思う部分もあるが、最終的な幸福の総量を見せてもしょうがない。いろいろあって、前に向いている進行形の状態で止めてある。性善説の漫画。
読んでみると今年のものではなさそうな、古典的な雰囲気があるな。テーマは普遍ってことか。

夢やら仕事やら恋やら、漠然と可能性を感じさせる街なんだな東京は。これからもそうなんだろうか。地方で仕事しながらネットを使って……とかの選択肢も、以前よりは現実的にはなってる。でも体を動かしたい衝動ってあるからな。
日本語と円が通じて、誰もが集まるけど知人はいなくて、という、寂しさと夢の混ざり具合が呼ぶのかも。

陶芸家、サッカー選手の話が個人的には良かった。これ、響く話が人それぞれなんだろうね。
自分は父親との関係が出てくると、弱い。


ややベタな感触はあったものの、こういう善に触れていないとおかしくなる。

上京一週間 (ビッグコミックス)上京一週間 (ビッグコミックス)
(2007/06/29)
一丸

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ねずみ色もあるのさぁ「いよっおみっちゃん」
2007/09/26 [Wed]11:43
古書店で発掘。連載してたときも読んでたけど、改めて読もうと思って購入。レジにて1050円。ええっ! 「へうげもの」効果だったか。「度胸星」と同じく絶版だったのか? 定価のほぼ倍額になってるとはねぇ……。

川をはさんだ2つの町で、それぞれを仕切る侠客が対立するところへ腕の立つ女浪人が現れて……と。「一生懸命」「適当に」の二項対立が舞台。そりゃ頑張って働くのが良いと思うけどそうはいかない。
豆七親分のやり方は政治家で、左団次は警察。みんなが悪いことしないなら後者は不要となる。サボるから取り締まる、許さないという論理は、悪をシラミ潰している感じの「わざわざ」感があるわな。勝手にやらせろという。なるほどな。
その辺がくどくど言わずにキレイに漫画している。へぇ。

しかし一般的には豆七親分の境地に達せないので、ある程度は一生懸命の方向に舵取りをしてやっていく。おみっちゃんも豆七側に肩入れしつつも、強い男を求めれば左団次側にキュンとなってるわけで、両側をいったりきたりする構成の上手いこと上手いこと。
高テンションの叫びやチャンバラも入るし、艶っぽいシーンもある。決めセリフもカッコいい。時代劇っぽさをあえて強調している。
思えば山田芳裕世界は時代がかった人が出てきやすいのか。舞台が現代でも。


「上方名物・裸けつねうどん」はヒット。連載時の01年って、ノーパンしゃぶしゃぶの時代だったっけ?
ああ、豆七親分の顔がアベシンゾウに見えてきた。目がうつろな犬顔。今は腐りかけを許さない時代ですからねぇ。世間様の機運は左団次一家的、でしたな。

いよっおみっちゃんいよっおみっちゃん
(2001/11)
山田 芳裕

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想い出にふけってから5分か~「本秀康の描く4ページ」
2007/09/21 [Fri]13:58
古書店で発見。どんな古書だよ、と思う表紙と絵だが、発行は04年。出てたの知らなかった。
88年から04年の作品集で、88年のは同好会の冊子、89年、90年のは未発表。そこから97年まで飛んでる。
漫画じゃなくてイラストの人という印象のはずだ。

内容は、かわいい絵で毒がある、という王道かと思いきやさらにバカバカしい。宇宙人の呼吸器にアポロチョコが詰まるとかな。漫画のお約束を避け、腰砕けを考えてソコに行き着くとは。
直球で720円でザ・グッバイが来ちゃったりするのもいい。
毒気がシモに行くこともあるが、急で強引な泣かしに入ることも。そうだ、いずれも急で強引で無理無理なんだけど漫画ルールで押し通す。通すさいにはこの無邪気な絵が強い。この絵に対して「ひどい描写だ!」とか怒れないもの。ただ漫画として受け入れて笑うのみ。大人の反応を知ってる子どものイタズラかよ!

「○×氏」「教室が机でいっぱいだった」あたりのひねり方は、ちょっと、おおひなたごうっぽいのかとも思った。どっちがどっちに? どっちでもないのか。

本秀康の描く4ページ―4ページ漫画大全1988~2004本秀康の描く4ページ―4ページ漫画大全1988~2004
(2004/12)
本 秀康

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我々は地球防衛隊!「青少年のための江口寿史入門」
2007/09/20 [Thu]09:20
古書店で発掘。自分の世代は「ひばりくん」と「COMIC CUE」やった人、そしてデニーズの広告の人だが、もうちょっと上だと「パイレーツ」もあって、ギャグ漫画を変えた人と聞く。なにしろ絵がおしゃれだ。カッコいいとかキレイとか精密とかじゃなくて、おしゃれ。

あとがきによれば、3冊の既刊本からベスト版として編集したもの。監修なんてクレジットがあるのは、過去の自分と切り離しが意識にあるのかな。(たぶん考えすぎ)
現代に通用するモノを、というセレクションで、02年の発行だけど07年でも2010年でも、同程度の面白さ・古さ・新しさ・おしゃれさを感じながら読めるのではないか。

前半に多かった、老いや時間を使ったのが切なくておかしくて。電化製品のバッテリ問題とか、このころから切ないことになってたのだな。今はもう、単価が安くなって買い替え常套なんだけども。

そんな切なさスパイスをいれつつも、完全に笑える。アホな設定なんだけどちょっとだけリリカル。なんでやねんと。でもそのバランスに安心させられて笑っていられる。少ないページ数に大きな緩急を入れるには、ってことかな。

おしゃれな絵で下品なギャグ。ハードボイルドだけど繰り返しギャグ。既存の笑い方を壊すという、今では既存のやり方でキレイに面白い。
現代ではカラッとした下品ギャグも見なくなったのではないか。ジャンプでも真顔エロハプニングみたいだし。そもそも初出が「ASUKA」や「アクション」「フレッシュジャンプ」「CUE」と微妙にマージナル。

「くさいはなし」「岡本綾」「旅の極北」「眠る人々」あたりのゆったりした感じが好きだなぁ。

青少年のための江口寿史入門青少年のための江口寿史入門
(2002/09)
江口 寿史

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糸色倫は後ろでしたぁ「さよなら絶望先生」10
2007/09/19 [Wed]08:33
アニメも好調、のはずの「絶望先生」新刊。録画してあるばかりで、途中から見てない。面白いから流して見たくなくて後回しになるという悪循環。主題歌の「人として軸がぶれている」もいいのだな。ダメな大人と少女たちって、なるほど筋少だったかと。
昔ナゴム、いま腐女子ですか。ナゴムじゃないか、筋少は。
「筋少すきー」で自己アピっちゃいますか。ええ、私も「筋少」聴いてました。

あいかわらずのフレーズ間違いネタの中に、木野君の私服がやばいネタがツボに。メガネのハゲネタが絵の通りに薄まってきたところで、違うところに再利用可能な爆弾が。

ハイライトは小森の「横でしたぁ」(本筋じゃないけど)。一方で倫が後ろ姿で繰り返し登場する仕込みも。なんだろう、あれは。不自然な登場だったのに定型になった、ということか。説明してないギャグはほかにもあるんだろうかと不安な楽しみを抱く。解説本が出たりしてな。まさかの展開で。

焼け肥り、恩着せあたりは普通に道徳的でもある。いや、ないか。7周半回って。いや、ないな。
オマケのアニメ誌パロディは、色つきで見たかった。特装版とかが遠い先々に出るとして、アニメ誌のようなペラペラテカテカ紙であのページが付いてたら面白かろう。
あ、アニメDVDのオマケでもよさそうだ。

いずれにせよ、ネタが尽きなくて頼もしい。つい同じネタをやっちゃうってネタは使ったっけ?「改蔵」で?

さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス)
(2007/09/14)
久米田 康治

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世間とは個人なのだ「漫画で読破『人間失格』」
2007/09/18 [Tue]11:14
名作文学を漫画で読むシリーズができていた。名作を漫画家A氏が漫画に、ではなく、忠実に漫画にしたもの。作者はあくまでも太宰治だし、作画スタッフとしてプロダクションの名前があるものの、そこの主張はないに等しい。

元の小説(原作とは言いにくいな)を読んだのは遠い昔。
「ワザとやっただろ」「これはコメ、これはトラ」あたりは記憶と重なる。
異様な顔とか、女たちの姿とか、なるほど漫画でわかりやすい。
思えば「読破」って冠してあるのだから、小説では読めない(なかった)人も読み切れるってニュアンス含み?

いやしかし、モテるってのは怖いね! お金持ってると危ないね!
いまどきの嫉妬社会では、非モテ貧乏からの「ザマミロ」攻勢で終了、かもな。いや、そこだけで済ませてはいかんのだが。まぁ漫画だし……。

ファザコンをこじらせたまま一人暮らしを始めてはいかんのかも。お前の世話になんかならねぇよ!仕送りはもらうけどな!くらいの屈折した青少年をきっちり経ましょうな、みなさま。


うーん、でも、あっさりしすぎる。やはりここは夜神月が表紙の集英社文庫版を買っておくか。
この表紙にしたら売れちゃうのって、ライトノベル感覚だな。恋愛小説の表紙が若手女優、みたいなのといっしょか。

人間失格 (まんがで読破)人間失格 (まんがで読破)
(2007/07)
太宰 治

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人間失格 (集英社文庫)人間失格 (集英社文庫)
(1990/11)
太宰 治

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ちょっとあなたー!「元祖!浦安鉄筋家族」17
2007/09/14 [Fri]14:10
実は「元祖」になってから読んでいる。絵とネタの高さを維持して「元祖」だけで17巻。前作は31巻だそうな。

出てくる人がすべて異常というくらいの過剰な世界は漫画だから「あるある」の線なのだが、それぞれの人物たちが独自ルールで生活しているので、異常者どうしが驚きあい、ツッコミあって街が躍る。母の順子に優等生のあかねちゃんですらボケに回らされるもんなぁ。
この巻は小鉄の出番があんまないけど、もう主人公頼みの世界でもないのだな。

個人的には大鉄のタバコネタが好き。煙でファミレスの壁を偽装してた前巻に続いて、今度は煙を隠れ蓑に。千代田区とか新宿区とか歩けないな大鉄は。

あと、「クッションよ、けっこうみんなやってるよ」、(引き出しは)「文房具やさんで売ってるよ」、「コンパスはこうやって使うの」の匿名女子。こんな端役でも、世話好きの地味女子像がしっかりと折り込まれている。
絵も設定も細かいな。

巻末でひとり反省会しているところがガス抜きやテンション維持の秘訣かとか、いろいろありそうだけど、読む方はただただ笑うのみ。
もちろんハズれもあって「いまいちだったね~」「そのまんまで終わったね」的な笑いもあるんだけどね。そこは個人差あるからなー。継続でプラスに転じる。


そうだ。あかねちゃんとか、「萌え」ではないんだろうか。違うのか。順子もかわいいじゃないか。エロなき世界でも「萌え」は生じうるのでは。どうなんだ。

元祖!浦安鉄筋家族 17 (17) (少年チャンピオン・コミックス)元祖!浦安鉄筋家族 17 (17) (少年チャンピオン・コミックス)
(2007/09/07)
浜岡 賢次

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15年の恨み「BLUE DRAGONラルΩグラド」3
2007/09/13 [Thu]09:16
最終巻かなと思って買ったら、あと一巻続く。帯にアニメ版への誘導で「もう一つの青き伝説!!」とあるが、「ラル・グラド」は全然青くないぞ。

読み始めてみたものの、いまいち乗り切れない漫画だ。最初は主人公のやさぐれ方や本能丸出しが面白かったんだけど、3巻にもなると表面的だ。うるせーおれが最強だ、という剛腕さがなくて、理屈とワガママやってるだけ。ジャンプにもロジックが必要な時代になりましたか。
「15年の恨み」という動機も出てきて、ほとばしる感情でドラマが動くかとも思ったけど、どうにもクールすぎる。

ブルードラゴンの主人公少年が理屈っぽくて、ホワイトタイガーのおっさんはハードボイルド、レッドフェニックスのお嬢さんはツンツン(デレありか?)。このぶんだとブラックライノセラスが無口な職人か。
キーキャラクターが近寄りがたいな。

バカな人たちは女王周辺のカゲにいるんだよな。あそこがいい笑いになってるというか、それはそれで怖くねーよと。

戦い方では、カゲの入れ替えができるってのはトリッキーな。グラドの意見を聞かずに交換できちゃうのか。もっと扱いが難しくなかったか。
うーん、ややこしい。

BLUE DRAGONラルΩグラド 3 (3) (ジャンプコミックス)BLUE DRAGONラルΩグラド 3 (3) (ジャンプコミックス)
(2007/09/04)
鷹野 常雄、小畑 健 他

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姉ぇが教えてあげる「鬼虫」1-5
2007/09/12 [Wed]10:50
3巻まで古書店で買い、5巻はAmazonで注文できたものの、どうにも4巻だけ見つからなかった。絶版だったみたいで、大型書店を巡っても「もうない」「4巻だけない」に出くわすこと多々。ネット古書店で入荷待ちしてようやく買えた。
変わったテンションで維持されてしまった。

で、舞台は半裸生活の孤島。本土(なのか?)では稲作が盛んで船があって仏教が伝来してる、時代は平安。基本的に半裸で生活し、性欲はなりゆき任せ(カップリングはある)。激しい労働の際は全裸になってるから、衣服も雑なりに貴重なのだな。

信仰や生活習慣が異なる野蛮な国に漂着してしまった文明人、という、角度的にはよくある構図。だけど視点は野蛮人側からだ。マナメが、クウロウがってのは現代人の視点で、どっちもどっちで信仰が異なる。噴火してんのに祈るだけ、待つだけってのはさすがにクーデター起きるだろうけども。
モモエにしても宗旨替えしただけで、感覚自体は同じだ。文明開化しないといいように使われてしまうのねぇ。伊達で人類は進歩しない。

設定は面白いのだが、最初は読んでて全体ばかりが気になって、人物に気がいかなかったところがある。姉ぇへのこだわりが重要な要素として働くんだけど、すまんが野蛮人には感情移入できなかった。かといってマナメ視点でも読めないよなぁ。重要人物も少ないし。
と。ところが5巻あたりで、島全体の抗争になってようやく盛り上がって読めるようになった。ソコを目指してのタメだったかと思うほど。トラゴがエンジン全開ー!

というわけで、いやらしくてズルくて暴力的で利己的な人間性丸出し(裸だしな)の柏木ハルコ特有のガチバトルは最後までお預け。一気読みしたかった。

マナメは最後、伝説へ。民話や都市伝説が誕生する瞬間でしたか。やっぱ視点が高くなるなぁ。

鬼虫 5 (5) (ビッグコミックス)鬼虫 5 (5) (ビッグコミックス)
(2005/03)
柏木 ハルコ

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お兄ちゃんのが好きだよっ「家族のそれから」
2007/09/11 [Tue]12:35
「ヤサシイワタシ」に続いて、再びもだえてみよう、ひぐちアサ。「おお振り」読んでないけど。
デビュー作も収録して、最初の連載(4回)も載ってる最初期作品集。

で、だ。再婚したての義父を残して、母親が死んでの「それから」。死因はインフルエンザで、交通事故のように加害者が出てこないし、ガンのような別種の物語も発生させない。心臓マヒじゃ唐突すぎるけど、インフルエンザだと毎回のニュースで何人死亡、とは報道されるのだ。突然の死として純度が高い。そのぶん、気持ちの持って行き場がないのだ。

高校生が無理して自立しようとしたり、妹がひたすらけなげだったりして、「それから」のリアルライフを掘り下げていく。兄はだらしなく、妹はかいがいしく、義父は頼りない(ばかりでもないが)。
ポイントは義父、ケンジさんのふがいなさ。この人が本当は「2人のお父さん」として頑張って、家族が再構成されるのがベタな漫画なんだけど、ケンジさんはあくまでも「お母さんの恋人」のまま。そこにいるために連れ子と一緒に暮らすという、よく考えたら正直すぎることをのたまう。

あと、カッコ悪いんだよな。顔が。美青年だったらまだ絵になるのに、地味な青年がただただ泣くという。勝手に悲劇のドラマに陥らずに、泣いてばかりの姿で救済や愛情となり、ぽっかり空いた穴の深さを示す役割。穴だから「ないもの」なんだけど、涙で囲むことで穴の形が見えるわけで。おお、ここでも死の純度が高まっている?

「ヤサシイワタシ」でもそうだったけど、ひぐちアサ世界は細かい芝居が上手い。一人でいるときの仕草とか、つい頭抱えてうがぁ~~とか。のぞき見しているような感じになる。兄が倒れた留守電を聴いて、へたり込みかけて立ち上がって荷物まとめて駆け出す妹の様といったらもう、かなり細かく演技させている。全身で漫画っぽく震えたりする絵も出てくるのに、仕草がかなり演劇的に濃いのだなー。描写でカウントするとくどいはずなんだけど、まったくそう感じないもの。人が生きておりますな。


同じく収録された「ゆくところ」は、欠けちゃった少年たちの相互補完物語……なんだけど、こみ入るこみ入る。「身の上、語ってどうすんだ」が冷たいよ。


ああ、重たい。でも読んでよかった。

家族のそれから家族のそれから
(2001/06)
ひぐち アサ

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ナイトクイーンはいま「くちびるから散弾銃」
2007/09/10 [Mon]11:50
古書店で89年版の2巻セットが300円。やっすーい。ふるほんなんてダッサーイ! アタシ中古を手にするなんてミジメな気になっちゃう。
いやー、87-89年の23歳女性のマネはしんどいな。そーゆーんぢゃない、ってゆわれそ。

80年代ってどんなかなーと思って手にしたのだが、すでに連載中の87-89年は終了ムード。25歳の岡崎京子なのに。早いな。
23歳の3人娘はフロなし物件に済んでたり、彼氏がいてもいなくてもお金に困ってたり、やることといったらカフェでダベってるくらい。
フリンとかボデコンとかとは距離を置いている。漫画だから、漫画っぽい世の中は嫌いよ路線だったのかな。現実が漫画っぽくなっててイヤケだったとかな。なんでもトレンディってやーねと。

80年代の半ばが10代後半だった計算になる3人娘。そこで成熟しそこねた、ということらしい。飽きちゃったんだな、きっと。ひとりは処女のままって、今だと逆に漫画っぽいけどな。

89年には昭和が終わるし、景気は悪くなる一歩手前の、ダラーっとした感じが良いですなぁ。
クリスマスって疲れるねって、なんだかオバさんみたい。
最後は行動を起こしてもなんちゃって。

カラ回るだけ元気でいいか。そこから20年、23歳女性は非常に手堅くて余裕がなくて、実用的な雑誌に追いかけられて……る、というイメージすらも漫画的なのか。

もう、わっかんね。

くちびるから散弾銃くちびるから散弾銃
(1996/06)
岡崎 京子

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借金と軋轢の上に「ほんとに建つのかな」
2007/09/07 [Fri]14:52
古書店で発掘。定価の半額以下、500円ナリ。

4コマとストーリーの2部構成というか、同じ経験を二誌で連載してたのを合わせた本。作中でも振り返られているが、同じネタなのに読者が受け取る印象はかなり違う。作家は現実をいったん呑み込んで、作品として世に出すのだよな。わかりやすい事例だなこれは。

細かい段取りの描写も入り、小刻みに笑いやオチが組み込まれたドキュメンタリー風漫画だ。風、とはいえホントにあったことなんだろね。全部。むしろ描いてないことのが多いんだろう。
義父はひどい人で義母はバカ。建築士は頼もしい。銀行はいい人。わかりやすすぎるんだが、だからこその現実か。

一般的には家・マンションを建てる、買うって事態には予算・収入と間取り・家族構成、勤務先・最寄り駅あたりがビッグなイシューになりそうだ(ちょっと待てなんだイシューって。まいいや)。もっとも大きいのは予算の工面だよな。
内田春菊の場合は、一般だったら圧倒的に余りあってる収入がありつつも、借金がごっそり付いてきているところがまた。そうでもないと漫画にならない、漫画家として成功してないのかとかいう話になるのだけども、そういうわけで予算の面ではまったく参考にはならない。その辺を期待して読むひとは少ないかな。

家を建てるのにおうち(家族の方)がこんだけ関わってくるとは、壮絶。なまじっかお金があるからズレが生じているところもあり、生活も仕事も、幸も不幸も、愛も憎しみもすべて漫画家としての自分発。かわいそー、ひどーいと思いつつも、最後のコンマ数%だけ「でも理解はしきれません」の世界。できてたまるか、作家の不幸なんて。

ドラマを呼ぶ人生も、大変そうだな。
あと自分が「稼いでいる」ことを強烈に意識していると思った。反対方向の風にさらされてきたんだろう。


というわけで、中古マンションでも買いたいナーそろそろ、という人(俺だ)にはまったく参考にならない。はっはっはー。

ほんとに建つのかなほんとに建つのかな
(2004/05)
内田 春菊

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キンタマン復活!「熱血!! コロコロ伝説 vol.3 1981-1982」
2007/09/06 [Thu]03:17
毎月25日のお楽しみ。今回は81-82年分で、自分はもうちょっと後から読んでたはず。だって「とどろけ一番」の記憶がないもの。

「ハットリくん」と「怪物くん」で、藤子A作品が2つも載ってた時代なのだな。んでもってドラえもんまで載ってたってことか。すごいな。子どものころに見てる漫画とアニメを数えたら藤子だらけでびびったことがあるが、まさにそんな誌面だったのか。

「キンタマン」の記憶があるけど、コレ、本誌記載のデータからして81年から87年まで連載されてたらしい。パロディヒーローがウンコシッコやってて7年! 今回の掲載分ではオガンダム部分にわざとらしい写植「バカラス」が貼ってある。これ、直すならもっと自然に直せるはずで、名前の修正を強いられたことをネタにする前提でやってるのかもな。ガンダムはボンボンのものだったからしかたがないか…。情報ページでしっかり触れている。
そのボンボンが休刊してるのも驚くな。SDガンダムがウケてたころはまだよかったらしい、と聞いたけど……。それっていつごろだ?ナイトガンダム?

レア作品では川崎のぼるの「ムツゴロウが征く」を収録。征く、か。のちに王国を作る人物ならではの語感だが、それでいいのか。オオカミの血を引く巨犬を殴ってしつけてるんだからいいのかな。なるほどな。


シリーズの楽しみ方がようやくわかってきたかも。ただの復刻じゃない編集・収録内容だ。

熱血!! コロコロ伝説 vol.3 1981-1982 (ワンダーライフスペシャル コロコロ30周年シリーズ)熱血!! コロコロ伝説 vol.3 1981-1982 (ワンダーライフスペシャル コロコロ30周年シリーズ)
(2007/08/25)
不明

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お約束を破るのがお約束「PRESENT FOR ME石黒正数短編集」
2007/09/05 [Wed]05:11
Amazonの書影で、なんとなく購入。いや、価格合わせに発売中の何かを選ぼうと思って、レコメンドされてた中から「表紙が『EDEN』っぽいな」というだけでクリック。
……いい加減な買い方だ。しかしこういう冒険をしないと広がらないわけで。
Amazonのレコメンドでは「それでも町は廻っている」もオススメされており、気になってはいた作家だしね。

で、読んでみると超能力とか世界の滅亡とかヒーローとか魔女とか、大きくSF・ファンタジーに類する作品が7つ。こっち方面の人だったのか、嫌いじゃないぜーと読み進めていった。

傾向としては、SF・ファンタジーにおけるお約束をかわしてみて、ただ否定するだけでもない新たなオチへ導く構成。02年から04年だし、そりゃまともにSFやるわけにもいくまいが、なんとなく「かわし方」自体もお約束じみてはいるかな、と思う。
役に立たない超能力や発明でトホホとか、怪人結社が解散してヒーロー孤独にとか。どっかで読んだような。

そこで光るのは力業で笑わせてくれる「なげなわマン」や「泰造のヘルメット」。設定に乗って、作者がひょいとかわすところまで着いていったけど作者がソコで意味不明の踊りをしていたとか、そんな「かわすとか関係ないじゃん」な笑わせにひっかかった。
お約束のかわし方にもテクニックがあるんだなー。そりゃそうだ。

「それでも町は~」はどんな作品なんだろか。
この脱力具合を定期的に味わうのも良さそうだけど、こなれてアホさが減ってるとなー。誰かに借りよう。

PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)PRESENT FOR ME石黒正数短編集 (ヤングキングコミックス)
(2007/08/03)
石黒 正数

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いみりと花輪が描き下ろし「戦慄!!呪いの都市伝説モンスター」
2007/09/04 [Tue]09:36
コンビニで発見。軽装版で流行りの都市伝説か……と安易な気持ちで見やれば、表紙が丸尾末広。裏表紙には「戦慄のオール描き下ろし」とある。

逆柱いみりが描いてるだけで買っちゃうわけだが、ホラー界で名の知れた人たちが参加している豪華な内容。「監修・並木伸一郎」に反応する人もいるわけで、これ、コンビニで450円ですか。

それぞれの内容はモスマンやらゴートマンやら洋物怪人、口裂け女に赤マント、人面犬にカシマさんらの和物怪人のエピソードをわかりやすく漫画化していて、そっち方面の新ネタ満載ってわけではない。有名なキャラをネタに局地的に有名な作家が描いたアンソロジーなのね。

ただ、その中で逆柱いみりと花輪和一は特に異色。いや、ほかの人も漫画としてアレンジはしてるんだけど。
逆柱いみりの「マッドガッサー」は、都市伝説モンスターのガッサー本人が現れるまで6ページを割いて(全体で16ページなのに)、轟音と悪臭に満ちた工場地帯を歩く悪夢が描き込まれている。あの、例によってそういう風景が描きたかったんであろう流れだ。吐瀉するまで長い長い。さすがいみり世界は都市伝説を前にしても作法を揺るがせないぜ!と勝手に盛り上がったり。

花輪和一の題材は人面犬。タイトルは「人面犬の生まれる理由」で、もう人面犬を見たとか現れたとかキャーとかギャーとか言わない。魂、精神のレベルが……という、奇妙な説得力を持った弁舌がさえ渡って、ボンヤリした犬の顔の写真に落とし込まれる。テンション低めだけに空恐ろしい。

短編でおおいに遊んでおられますな。
ゆくゆくはそれぞれの単行本に収録される可能性もあるけど、これは貴重な一冊。季節感あふれる商品なので、コンビニで買いそびれなくてよかったー。

戦慄!!呪いの都市伝説モンスター (プラチナコミックス)戦慄!!呪いの都市伝説モンスター (プラチナコミックス)
(2007/08)
不明

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月に中華の種が蒔かれた「MOON LIGHT MILE」15
2007/09/03 [Mon]08:40
宇宙戦争が勃発したけど、世間は気づいてないよ新展開。中国軍、監視衛星を破壊して目視の接近戦に持ち込むなんて、ミノフスキー粒子みたいな発想かよ。対する米軍は無人戦闘機で人道的(笑)に応戦。

中国の入植方法もかつての“スイートホーム”よりは効率の良い技術とアイデアが感じられて、現実のちょっと先を行く漫画内でさらに歩が進んでいるのだな。しかし中国に自ら「中国得意の人海戦術」と言わせるとは。人を輸出する国が宇宙までも。宇宙英雄の候補もいきなり最前線でレーザー砲撃にさらされるんだから、なるほど人材が軽いのかな。

無人戦闘機が知らぬ間にどこかと戦っていて、後になって「軍事境界線の合意」として知らされるってのは、なかなかに厳しい。
現実の日本の近海でも起こってないよね?まだ?大丈夫だよね……。

ロストマンと吾郎の対立は、同一目的の再確認で休戦。共通の敵が現れたら、協力してコトにあたる大人の関係とも見えるが、どうなるかなー。思えば15巻はまったく吾郎がアクションしてないので、SGとして暴れていただかないと。


いやー、現実は月探査衛星の打ち上げを待ってるような状態だ。
月は遠い。

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(2007/08/30)
太田垣 康男

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