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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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こらえはするが辞めはしない「度胸星」(山田芳裕)2
2007/12/30 [Sun]23:58
火星へ行こう漫画の第2巻。新装版の表紙は1巻が地球で2巻は月。最終の4巻が火星だとすると、3巻は? 火星の次にテセラックが表紙かな。

選抜に通ったはいいが難解な講義と厄介なパートナーで悩みはつきない度胸君。ホントにこんなで火星いけるのか。
スチュアートの生き残りぶりを読むと身体的、精神的な生存能力が高くないといけないようだ。

度胸が水中作業の体力試験で苦しむとは思わなかったが、最初に居眠りして武田を怒らせたら邪魔が入るようになったと。
武田も茶々の「一人でも合格」を知ってるはずで、自分の作業をやればいいのにねー。暴力的なくせにやることが小さい。
度胸は父との約束で火星を目指してるんだ(ったよな?)が、父の(防衛であれ)暴力ライフは否定している。単純な父子愛や父親越えではないこだわりがありそうね。

で、そのこだわりの強さ、不器用さが筑前と対照になると。
もはや驚きもなくなってきた筑前の処世術は見習いたいところだ。きっと麻雀やりながら仲間と口頭で講義の復習をしてたに違いないよ。
石田とのペアで1時間59分のギリギリ合格なんて非常に筑前らしい、人間力の高さによる合格。
そしてその石田少年は筑前からも一目置かれてしまう存在。普通に考えると成長期の少年を宇宙に送ってはいけないとか、いくらなんでも体力に難があるだろうと思うが。生還できないことが前提なら・・・ともいえる。


火星ではスチュアートとテセラックが接触。どうなるのよ。どうなるのよ。過去にもここまでは読んだんだけども。
3巻は1月23日だそうな。適度に早い刊行ペースに感謝しつつ、この順調ぶりだと完結編は出ないよねぇ(まだ言ってる)


→1巻の読みログ
でも英会話に自信はない「度胸星」1

度胸星 2 (2) (KCデラックス)度胸星 2 (2) (KCデラックス)
(2007/12/21)
山田 芳裕

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テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

天宮カッパ大明神ーー!「電波の城」(細野不二彦)5
2007/12/29 [Sat]18:53
BS早朝番組という小さくても立派な城の争奪戦、クライマックス。

てか後半はすっかりアクション漫画だ。気ぐるみ変身ヒロインものかと。
情念に燃え、野郎どもの歓声に包まれる、なんとも女のバトルらしい。

ただ小突きあうんじゃなくて反則あり、舌戦あり。ネットでは実況中継もあり。
ギャラリー側も牛込局はじめ追っかけ社会のあれこれもちりばめられてるし、実に濃い。
今朝の水上バトルは多次元中継でお伝えしましたー、みたいな。4巻までの伏線が大輪の花に。

角館アナのマダム・サザエも決死の覚悟だった。自分の中でも目的が変わってしまっていることをうっすら気づいている。悪役にも感情あり、人生がある。いいねー。
堂々たるヒールぶりに、5巻を読み終えると好感を抱いてたりして、でも一方で天宮がしっぽりたらしこんだようでもあって今後が憐れまれますな。おくやみもうしあげます。

天宮は今後、ほかの番組に呼ばれて、芸能人として成長していくわけだが、根本的に「なんで女子アナで天下を取りたいのか?」だ。
そういう漫画だから、なんだけども。

天宮自身が激しく多次元な人物なのだなー。オヤジどもが抱きたがるわけだ。素を見たい、暴きたいよな。

ハイライトは「今まで大勢。殺してきました」と、鯨社長の「“ぷるるる”やってもダメ!」
かわいいねかわいいねー。天宮は。


→4巻までの読みログ
因果交流電燈のひとつの青い照明です「電波の城1-4

電波の城 5 (5) (ビッグコミックス)電波の城 5 (5) (ビッグコミックス)
(2007/12)
細野 不二彦

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お力になれることがあるかも「新ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰)3
2007/12/28 [Fri]09:33
腎臓移植を「する、しない、する、しない」ってやってたら、いつの間にか「好き、嫌い、好き、嫌い」…ってなってた第3巻。

展開おせぇーと言いたいところだが、その間にも意味があるわけで。行間というかコマ間の重たい漫画だ。

赤城さんは「生きたい」、斉藤先生は「医者でありたい」。
こんだけの本音にまっすぐ向き合えないややこしさ。
回想や対話で感情や過去が描かれるんだけど、なんかもう、全部はわからないよな、という気がしてくる。
雪の中、直立不動で帰りを待ってるなんてもう恋だろう、と断定もできないし、本人が「好きです」っていったとしても、わからんよ。本心なんて。

お話の展開にピッタリ合うパズルピースのような回想や感情表現なんて、よく考えたら都合がよすぎるものな。記憶違いも思い込みも、その場の勢いもあるしな。
このわからなさは普通のことなのかもしれない。わからないまま感じ取るしかない。

皆川さんは仕事で自分を取り戻す。スキルがあって居場所が確保できると、心は安定する。
普通だ。
そこで恋心が厳密にどうなったかは計測や表現しても「そのときはそう」なだけ。ってことだよな。
赤城さんに「かわいそう…」のときの表情ったら、ないぜ。喜怒哀楽の4種どころじゃない感情が混ぜこぜの、いい顔をしている。
これだな。全体の「わかりえないこと」はこの表情が象徴している。


すったもんだの当事者間に落ち着いて、次はまた院内の話になりそう。斉藤先生がどんなルートを探すか、もしくは突っ切るか。
寝業も使ってきそうな確信ぶりだが。

……と「斉藤先生」と自然に書いているな。読んでる目線が赤城さんか皆川さん寄りになっている。
そりゃ、終始「医者ですから」って言い続けてる(自己暗示もあるな)人に感情移入なんてできないよん。斉藤先生が成長したというか、ついてけないほどの「医者でありたい」。
永大で立派に育った若木ですなぁ。


→2巻の読みログ
決意するまで「新ブラックジャックによろしく」2

新ブラックジャックによろしく 3 移植編 (3) (ビッグコミックススペシャル)新ブラックジャックによろしく 3 移植編 (3) (ビッグコミックススペシャル)
(2007/12)
佐藤 秀峰

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時空から自由であったなら「地平線でダンス」(柏木ハルコ)3
2007/12/27 [Thu]09:54
タイムトラベルしたら魂というか意識だけがラブラドールレトリバーに移った! モルモットに続いて動物憑依の天丼展開だったのだが、今巻では・・・。またも、かどうかは今後のお楽しみ。

2巻で「お、お?」と思った箇所もあって、そろそろまとめがほしいところに年表とか整理図解も入って助かった。制作側と足並みを揃えて、提示されてきた新しい疑問点へ歩を進められる。こういうところでおいてけぼりにする漫画、結構多いよね。
竜ヶ崎と琴理の関係も、2巻までのタメを一気に解放する方向で。でもそこにまたもナナさん登場ですよ。この人はすっかり裏主人公だ。

でだ。今巻で出てくるのは根本的に時空がおかしいんじゃないか疑惑だ。ナナさんの感じる「濁り」ってナニよ。触れただけで動物の感情や愛情の有無や結婚したかどうかまでわかってしまう超人ナナさんの感じることだから、なにかあるに違いないよ。モヤっとしたものでなく仕掛けとして。
ナナさん自身についても掘り下がっているのだが、謎といえば謎のままだ。眉毛ないし。

竜ヶ崎の人生もいろいろあって、分岐はすでにアリものだとすると、犬に入ってる琴理と転落人生の竜ヶ崎とは別時空の関係じゃないの。
あれ違うか。実験に失敗して犬に入ってるんだから転落人生とはリンクしている。そこは涙ながらに語らせておいて「別でした」はないか。
うーん。ないよねぇ。

竜ヶ崎といえば、妻が不細工(顔立ちは良さそうなのにケンのある表情で台無し)なのは……リアルだ。その、なんというか、いかにも貧乏だめんずっぽい。


→2巻の読みログ
癒し超人ナナさん「地平線でダンス」2

→1巻の読みログ
2020年モルモットの旅「地平線でダンス」1

地平線でダンス 3 (3) (ビッグコミックス)地平線でダンス 3 (3) (ビッグコミックス)
(2007/12)
柏木 ハルコ

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その美を知り、かつ独占する能力を持ったもの「ギャラリーフェイク THE BEST)(細野不二彦)
2007/12/26 [Wed]10:01
「電波の城」を読んだので、代表作も読んでおかねばなと。全32巻を前にするとさすがに気が引けるため「BEST」に手を出す。

絵画に骨董、建築物(古城本体まで)、古地図というか発掘品など、ギャラリーが扱う品々は広い。普通に考えるとそれぞれの道で専門が分かれているはずで、横断で活動できるフジタの能力といったら。
そのカッコいいフジタに対し、毎回ゲストの変人・奇人たちが良い相手役となる。フジタが真人間だともいえないけど、調停役、探偵、アクションヒーローまで役割もいっぱい。忙しいなフジタ。

Wikipediaを見てみると、宝石商・宝石泥棒、香道の家元、機械式時計好きなんかもレギュラーでいる模様。美術業界は魔窟ですな。
職業、立場、趣味嗜好の勢いでぐにゃっと人格が曲がっている。漫画のキャラとしては魅力的だが社会性については疑問だ。外野からすると「期待通りに美術業界が胡散臭い」。やっぱり社会性がない連中がいっぱいなのだな! と腑に落ちるというか。

負の部分があるから事件事故、ミステリーが織り交ざって、情報漫画になってなくて面白い。
枠外の注釈はさりげなく入るけど、うんちくについてもセリフにうまく溶け込んでいる。これはいい漫画。

そういえば、巻末の自作解題によれば、サグラダ・ファミリアを描いてから9年後にようやく本物を見に行けたそうな。写真をもとにあれだけ描けますか。
そこをふくめ、随所の枠外に「資料写真」の提供元が記してある。資料を見て絵にしたのではなくて、資料写真を作品の素材としてそのまま、それこそホンモノとしてあつかった。
そこのこだわりなのか、と思ったりして。


→テレビ界も魔窟だ、の読みログ
因果交流電燈のひとつの青い照明です「電波の城」(細野不二彦)1-4


ギャラリーフェイクTHE BESTギャラリーフェイクTHE BEST
(2004/09/30)
細野 不二彦

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周り騒がせて中心無風人間の集まり「さよなら絶望先生」(久米田康治)11
2007/12/25 [Tue]09:54
アニメ「俗」に向けて首を鍛えなおしている模様。しかしアニメ化の帯がなかったら新刊だと気付かなかったかもしれない。

糸色倫(確かにこう書くと絶倫に見えるな)は例によって後ろ姿で登場、が多い。でも切り抜きの人物画を入れるうえで変化つけてるだけで、意味はないか。
その倫が「首を鍛えてらっしゃるの」と暴露。絶望は努力の果ての芸だったと。この巻で特に首つりはしてないが、イメージアイテムに縄はあるよな。さすがの11巻。差し替えになる千里ちゃんの残酷オチも定番だったところへと。
今巻では「スルーライフ→生産者表示」がイチ押し。一話で2ネタ使っている。お得というか、これだから「またか」にはならずに楽しめるわけで。脱線する理屈の展開を追いかけるのが楽しいのだから。

ネタのかぶり、使いまわしについてはスルーライフで。政治家が嫌いでサッカーが好きで、でも某ジョカトーレについては冷やかに。
仮に仕掛けが同じでも時事ネタ含みだから問題ない。でも単行本をまとめ読みするとくどくなりそうだし、連載で追いかけるか、新刊のたびに読むのがいい漫画。
正直、藤吉さんの腐女子ネタとか、5年後はどう読んだらいいのか。「一般的になったのこのころからだよねー」「801ちゃんとかあったよねー」ってなってればまだいいけど。

著作権の過保護における「当社のキャラクターの著作権を侵害していると判断せざるをえない」という言い回し。お役所的な声明は「せざるをえない」だよな。うん。

しかしセンセイ、モテすぎだ。


→木野君の未来的ファッションネタはこのへんから定番化、の読みログ
糸色倫は後ろでしたぁ「絶望先生」10

→アニメが始まったあたり、の読みログ
あなたの方が上ですか?「さよなら絶望先生」9

さよなら絶望先生 第11集 (11) (少年マガジンコミックス)さよなら絶望先生 第11集 (11) (少年マガジンコミックス)
(2007/12/17)
久米田 康治

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テーマ:さよなら絶望先生 - ジャンル:アニメ・コミック

世の漫画読みさんたちとの一致度は・その3
2007/12/23 [Sun]17:38
毎日新聞社「まんたんブロード」のしめくくりムックを買う。オタク、サブカル、エンタメ情報のまとめ本も数多いな。

こっちは評論とか推薦じゃなくて純粋にランキングで載っている。
で「この一年に発売されたコンテンツ・ベスト5」でみると、漫画のトップ5はまるきり読んでいなかった。
「オトメン」「黒執事」「歌姫」「ぼく、オタリーマン」「キスよりも早く」
って。えーと、今年は女性が強かったってことですか。
巻末の全体ランキングでは「のだめ」「ハガレン」「ワンピ」「PLUTO」「DMC」と、おなじみの面々が。

ピックアップされたレビューでは
「スプリンガルド」「ヒストリエ」「ムーたち」「よつばと!」が一致。ちょっとほっとする。
特に「ムーたち」は今年の傑作だよなーとか一体感を持ちつつ。
でも「極道めし」「ハチワンダイバー」あたりは読んでおかないといけないな。


各作品の評も思い入れはこめつつも未見の人への案内となっていて読者に優しい作り。欄外も使って情報量が豊富だ。
アニメもゲームもラノベもフォローして、刺激になる。ラノベなんてなに読んだらいいかわかんないもの。なにあの数。


ちなみに深く遊んだゲームでは
「エレビッツ」「世界樹の迷宮」「ゼルダ 夢幻の砂時計」
が一致。
今遊んでるのは「カードヒーロー」。

「モンハン」とか「龍が如く」を遊ばなかったから、任天堂スキーの人になっているな。
てか、アクションが苦手なんですな。

新世紀エンタメ白書 2008 (2008) (毎日ムック)新世紀エンタメ白書 2008 (2008) (毎日ムック)
(2007/12)
まんたんブロード

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因果交流電燈のひとつの青い照明です「電波の城」(細野不二彦)1-4
2007/12/21 [Fri]09:40
テレビ業界に舞い降りた堕天使お姉さん、天宮詩織のお話。5巻もそろそろ出るか、もう出てるんだっけか。

敏腕だけど今はダメ社長と2人でテレビ界に挑むってのは「はるか17」と重なるが(本人の意欲は真逆にしても)、芸能界には事務所の力関係がありまして、だけの仕掛けでは全然ない。
才能や運や人徳によって王道の成功ロードを歩むのではなく、不正やオヤジたらしも怠らない天宮の、全方向に努力家な姿に拍手。目的に対して激しく素直なのだな。
主役の美人が謎というか犯罪めいていて、色仕掛けも辞さないってのは。青年誌ならたしかにそこまで読みたい。

主役が謎のスーパーウーマンだけに、直接、天宮の感情や過去や周辺は描かれない。そこを描いたらおわってしまう。
基本は笑顔。怒りは「ぷるぷるぷるるーーっ」とかわいく隠して、敵と見越せば容赦なく抹殺。
デレデレデレ……デレデレデレデレデレ……ととことん来て、ざくっとツン!が入る。
テレビ界のお仕事話と、宇田川や谷口ハジメ(彼は敵にも回るよねきっと)の視点で暴かれる過去の秘話の両面で、ようやく「ぷるぷるーっ」の背後にある天宮の実像が見える、はずなのだ。これから。

地方FMから東京のBSでのしあがって、地上波、ゴールデンへ?
タイトルが「電波の城」だし、目指すべきボスは宇宙まで行った女性ジャーナリスト、本城律子ですな。


番組内には影の実力者がいるし、その人にも影やルサンチマンがある。コバンザメ女子アナにも思うところがある。あて馬アイドルとマネージャーにも人間関係がある。
ねちっこいのだ。テレビ局に出入りするような人間はみんな濃いキャラなのか。
こわいこわい。

電波の城 1 (1) (ビッグコミックス)電波の城 1 (1) (ビッグコミックス)
(2006/04/27)
細野 不二彦

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描く闘技ですから!「新吼えろペン」(島本和彦)9
2007/12/20 [Thu]09:32
枠線固めから地上最強の漫画家決定戦へと、戦いまくる漫画家漫画の最新巻。サイン会でも戦ってたな。最後まで読んでも負けは負け(勝負してないか)だと思うが。
サイン会、テレビ取材の“現実ネタ”に疲れたところで、ファンタジーな漫画バトルへと。展開も作者の気分もアゲ方向。

サイン会でスタッフがサインをねだるのってNGなんだな。思い入れのある関係者はうれしいもの、ではないのか。運営に私情を持ち込んでは支障を来すこともあるので、あえて抑えに抑える、という線引き。でも最後に一枚だけとか、ねぇ。いいじゃないの。

作者にしてみればチャリティオークションで描くのもサイン会で描くのも一緒だってんで、なるほど「サイン会とかに来ればいいのに!」だ。
でもサイン会がこの先いつどこであるか、わからないからつい欲しくなるのな。そもそもサイン会やらない漫画家もいるわけで。
炎尾燃、島本和彦はサイン会をやってくれる。これだけでもありがたい。

今巻の金言は
「一生懸命やったら、そのあとに……倒れるからダメだ!!」
いやきっと、取材者が「全体でここが本音だろう」と思ったからの編集ではないかと、被取材者自身が気づいてない核心をくみ取る編集だったのではないかと。
5分になっちゃうテレビに取材される側、5分にしなきゃいけないテレビ側、どっちも大変ですな。

新吼えろペン 9 (9) (サンデーGXコミックス)新吼えろペン 9 (9) (サンデーGXコミックス)
(2007/12)
島本 和彦

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死 死 死!「山口貴由作品集 -銃声の子守唄-」(山口貴由)
2007/12/19 [Wed]11:48
そろそろ「悟空道」新装版の4巻がでるころ。古書店で古い作品集を発見。「覚悟のススメ」の外伝も収録されており、ボリュームにして半分は「覚悟」だ。
裏表紙には「肉弾三本立て!」とあり、「首をはねろ!」「覚悟のススメ」「みな殺しのアモール」と収録タイトルが並ぶ。「首をはねろ」ってどんな漫画だよ。

「覚悟のススメ」外伝については新装版でも収録されてなかったもの。新装版で知った自分のような新参の読者は、読まずにすごしてしまいそうだ。危なかった。
「お前と堀江との交際を認めてくださったのだ!」とか、緊張感いっぱいだった本編から離れた、ゆるいノリも出てくる。深い……。もっとも、最初のころは学園バトル漫画だった気がする。
それに、最後でも「G(ジャイアント)さらば!」とかあるしな。テンションを張り詰めまくったうえで、ちょいとスカす。型にはまりきったヤンキーの行動様式が傍からギャグに見えるような。

巻末のキャラ対談でも「野球を邪魔しただけで死刑かよ」とツッコミがあるし、熱さ最優先で話が転がっていく展開に自覚と自負があると思われる。理屈じゃないよ、勢いだよ、と。

個人的には「みな殺しのアモール」の主人公は好きだ。ただでさえ血潮が飛び、臓物が踊る漫画なので、キャラくらいはちっこくて愛嬌があってもいい。
「シグルイ」くらい繊細な線ならまた別だが。「覚悟」では堀江罪子、「悟空道」では八戒が“やわらか”の役割だが、主役がやわらかいとまたなごみ方も違う。
って、そんなこと言うなら山口作品を読むな、ということかもしれない。


内容についてではないが、収録作の合間に余白ページもタイトルページもなく、「覚悟」の最終ページに続いて「首をはねろ!」が始まる構成はどうかと思った。
そこのテンションはいったん、切らせてくれよー。


→実は「覚悟」よりもお気に入りの作品の読みログ
日本を守る竜が見える!「蛮勇引力 愛蔵版」

→“堀江最強”の「覚悟」5巻の読みログ
愛こそ最強「覚悟のススメ」5

→脇役にもフォーカスしだした「シグルイ」9巻の読みログ
権左は素手による「シグルイ」9

山口貴由作品集 -銃声の子守唄- (チャンピオンコミックスエクストラ)山口貴由作品集 -銃声の子守唄- (チャンピオンコミックスエクストラ)
(1997/08)
山口 貴由

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食べちゃいたいほどかわいい「わたしたちの好きなもの」(安永知澄)
2007/12/18 [Tue]08:39
河合克夫、上野謙顕太郎、しりあがり寿の原作を「やさしいからだ」「あのころ、白く溶けてく」の安永知澄が漫画にするコラボ作品。帯にあるとおり「おっさん達が若い娘をもてあそんでいる」。
オヤジが指定した御無体な展開を素直に漫画化する若手女性作家、というだけでくすぐられますな。そう思った人はオヤジ側の立ち位置。

79年生まれの女性漫画家だし、絵柄もやわらかくてかわいいし、なにしろ「やさしいからだ」までは繊細でリリカルな世界を丁寧に描いてきた安永知澄であるのだが、振られたお題の角度といったら。
お父さんの異様な食欲とか、国技館でのファーストインプレッションとか、さなぎがなにに羽化するかとか、そんなネタを淡々と描き切る。(ネタばれなしで書きづらいな)
こんな大がかりなジョークみたいなの私の作風と違います!みたいな抵抗感をみじんも抱かず、いい仕事をしている。

これまでの作品から普通に考えると「カノン」での、大人と子どもと、そして成長と……というスジが合う、と思ってしまうが、はたしてそうか、と考えてみる。
「やさしいからだ」でも突拍子のない設定や仕掛け(第一話の「笑いのデキモノ」からして)は出てくるし、痛みや怒り、くだらなさ、すれ違いという負の要素をざくっと出しちゃう人でもある。
ダメ男、ダメ女も出てくるしな。そこの、むやみに優しさでくるまないところが男性的、オヤジ的な人ではなかったか。年齢の割に夢がない視点を持っているというか。


オヤジの悪のりに対し、結構、楽しんでたのかもしれない。

→少女もおっさんも出てくる連作の読みログ
この体温を得るために「やさしいからだ」

→デビュー作を含む短編集の読みログ
好きでピントが合ったわけ「あのころ、白く溶けてく」

わたしたちの好きなもの (BEAM COMIX)わたしたちの好きなもの (BEAM COMIX)
(2007/09/25)
安永 知澄/河井 克夫/上野 顕太郎/しりあがり 寿

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信じる力みたいなもの「CUE」(村上かつら)3
2007/12/17 [Mon]12:55
なぜか2巻、1巻の順で読んでしまった、演劇漫画の3巻目を古書店から発掘。変な巡り合わせの作品になった。

演劇を小劇場で続けるにはただでさえ経済的な困難がつきまとうのに、作中の人物はクリエイターとしての器用さに欠けたり、生活にすら困窮する有様だったりして、どうにもハンデがでかすぎる。とはいえ仕送りで悠々ととか、理解ある金持ちが現れて「君たちには才能がある!」ってんでもシラケそうだが。

結局、少年の演劇的な行為が集められた観客に伝わったかどうかは不明。あなたを彼らは見ていたはずだ、という「信じる力」が最後にも出てくる。信じ合うというか、信じ合っていると信じる力というか。
この妄信的なまでの共有感覚は非常に小劇場的だなと思う。最後に集まった観客は小劇場へのアンテナ(微笑)が高い、もしくは高いと自負している人たちなので、意味がわからないならそれはそれで、「奇妙な体験をした」という満足を得られたと思う。それで十分。

しかし、伊藤可奈の演劇力はある程度あると示されてはいたものの、了三の脚本は実際のトコロどうだったのよとか、竹田の潜在的な演劇力はどんなもんだったかとか、わからないまま、あえて言えばハッタリのまま終わってしまった。残念。

1回くらい、まともな公演を打たせてあげたらよかったのにな。コウ、了三、伊藤、竹田、団団座スタッフ、シアター夢。ぜんぶが揃ったところで、どんなものが作れたのか。そこを伏せたままにしているのはちょっとずるい。結果を出さずにみんな才気あふれてそうに見えるものなぁ…。

題材がややこしかったのかもしれない。演劇(を本気で)やるだけで大変なんだから、外的な要因が盛りだくさんだとねぇ。

CUE 3 (3) (ビッグコミックス)CUE 3 (3) (ビッグコミックス)
(2005/02/28)
村上 かつら

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世のマンガ読みさんたちとの一致度は・その2「このマンガを読め! 2008」
2007/12/16 [Sun]12:19
年間誌としては(ムックではどうだろうか)元祖の方の「このマン」も読んでみる。こちらは選者の得点やコメント、集計からガッチリ組んであって、静かな熱意がある編集方針。派手さには欠けるが、好みの漫画を探すガイドと考えれば純度が高くて良いのではないか。

トップ20ランキングとの一致は非常に低くて、
「レッド」(山本直樹)
「よつばと!」(あずまきよひこ)
「邪眼が月輪に飛ぶ」(藤田和日郎)
だけ!

単行本派としてはこういうガイド本があって助かるが、みなさん、マンガ読みまくっておられますな。ここからまた自分の読み漫画を増やさねば。

このマンガを読め! 2008このマンガを読め! 2008
(2007/12/08)
このマンガを読め! 編集部

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この体温を得るために「やさしいからだ」(安永知澄)1-3
2007/12/14 [Fri]12:39
「あのころ、白く溶けく」を25円で購入してしまったので、書店で「やさしいからだ」を買ってくる。
一気読みしてはもったいないオムニバスなんだけど、前話で脇役だった人物が次のエピソードでは主人公になることもあり、巧みな切り替えに乗ってすいすい読んでしまう。そりゃ気になるよ。

視点を任される人物は女の子が多いけど、青年とかおっさんも混じる。なんでおっさんの言動まで「同じように」描けるのか不思議だ。ただおっさんを漫画で描くのはわかるけど、女性と同じような描き方をおっさんに用いている。
また視点を任されると、悩みや苦しみどころか怒りやねたみといったモヤっとする気分をザクザクーっと描かれてしまう。またその負の感情が思い切り強かったり外向けに激しかったりすれば「キャラ」とか「個性」になるんだけど、ウツウツと内に籠めるのだ、彼ら彼女らは。漫画的なキャラとして振る舞わせてもらえない(漫画的な設定なんかには載せられてしまうのに)。

2巻の巻末対談(相手は森薫)でもコメントしているが「キャラクターに愛情を持ってないのかもしれない」な、確かに。自分のキャラだから、主人公だからという贔屓はなし。極めて公平な先生のような人物評価を下している。「ココが悪いんです」と生みの親から指摘されてしまうキャラたち……。と考えるとかわいそうだな。自己言及でもあるのか。
容姿も才能も人並みの、客観的には「とるにたらない人生」がいくつもあって、でも、個々人はその中でひっかかりを持ちつつ生きていると。

だから読んでいて、結局なんだったのよ、と思うエピソードもある。四姉妹と母の話とか、髪とお母さんの匂いとか。他人の人生なんだからまるっと理解する事なんてできません、という線引きも感じる。自分の読みが浅いってのはおいといて。

彼ら彼女らの人生からなにを受け取ればいいんだろうか。他人の生き様をほじくり返すように見ておいて、何か受け取ろうってのが傲慢な気がしてきた。でも、(設定は特殊でも)誰かの「私って」語り、つい聴いちゃうしな。
そこを見透かされたか。

→デビュー作を含む短編集の読みログ
好きでピントが合ったわけ「あのころ、白く溶けく」

やさしいからだ (1) (ビームコミックス)やさしいからだ (1) (ビームコミックス)
(2004/05)
安永 知澄

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メイドを雇ったのだ「シャーリー」(森薫)
2007/12/13 [Thu]08:36
「エマ」は読んでいたけど、こぼれていた関連作品をようやく。

13歳の少女メイドって、ありえなくはないけど漫画的なもの。しかしそこは「エマ」でもおなじみの生活、行動の描写で自然になじませてある。さすがー。
なにしろセリフがなくてもコマが生きている。ありそうな「いっけない!」とかのひとりごとや、モノローグを抑えてあるようだ。人物の内面を最小の表現で。
というかヴィクトリアンな時代って雑音のない静かな世界だったのかしら、と思う。

使う人と仕える人の話なのだが、人使いが優しくて自由平等博愛の感覚で育ってきた人(って漫画読む層のほとんどか)にも自然と人間関係が受け入れられる。ごく自然な主従関係。
ここに現代的な好感度を保っているのは、さらっと描いてるけど相当な技術だと思う。作者の愛、優しさのなせるわざ、だ。

「エマ」の後半を読んだ感覚で見ると、小物や背景はもっと描き込みたかったのではないか。ティーセットやブラシ、裁縫道具もぐいぐい描き込んで、ページによってはぐっと寄ったコマも出てくるよね、「エマ」でいくとね。時間がなかったか、資料がなかったか(それはないか)、遠慮してたか。

シャーリーのかわいさについては作者がいちばんよくわかっている。スカートふわり、とか怒ったり泣いたりさせたかったについてはあとがきでも。ふとした横顔が13歳だった、あたりのシーンもそうだろう。
作者の心はオヤジだ。パイプくわえたヒゲのおっさんが心に住んでいるに違いない。


「エマ」7巻までの読みログ
長いようで短い「エマ」はまだ続く 

「エマ」8巻の読みログ
庶民も万博へ「エマ」8

「エマ」9巻の読みログ
ヒゲとボイン「エマ」9

シャーリーシャーリー
(2003/02)
森 薫

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あるんですよご主人!!「和田ラヂヲの新世界」(和田ラヂヲ)
2007/12/12 [Wed]12:47
ヤンジャン、ビージャンから「大人世紀」(ジャニーズの本)、釣り雑誌の「Rod and Reel」。掲載誌がいろいろだし書き下ろしまでついてる新刊。相当な和田ラヂヲマニアでも、初めて読むネタがいっぱいと思われる。

32ページの描き下ろしは、いつもの短いネタがしりとり的につながっていく形の大長編(和田ラヂヲにしては)。オチまでが遠く、じらされる。和田ラヂヲできれいにオチるわけないのか。
「スタジオ代もバカにならねぇ」って言いたいだけの感じが。覚えたてかという。

「すまん!ドラクエのこと考えてた」とか「頭痛にハロウィン」とか、魚神サンとか、4コマのほうがスカッと笑えるが、全体で笑いの尺がいろいろ仕込まれてる。
真ん中にちょうどよくある「ザ・課長」は、それまで軽めに滑る笑いを読まされてきたところに、部長の有り体なギャグ、という仕掛けではないか。
……考えすぎか。
どこ開いてどれを読んでも良いのは確か。
キャラクターによる漫画も部長と魚神サンくらいだし、純粋にネタでわらかしてもらえる。

しかし、いちばん面白かったのが用語解説だったりして、マンガにするほどでもない一言ネタをぶち込んでいる。4畳半で男が一人「海の家は加山雄三の自邸……そうだったか!」なんてやればひとネタになりそうだけど、惜しみなく。

和田ラヂヲの新世界和田ラヂヲの新世界
(2007/12/12)
和田 ラヂヲ

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怪物が生まれてしまうかもしれない「PLUTO」(浦沢直樹)5
2007/12/11 [Tue]14:29
うわ~!強ぇロボットがいるんだな! だっけ。あらすじをすっかり忘れてしまった「アトム」リメイク第5巻。改めて手塚原作(講談社の全集の13巻目)を読み返してみたが、こんなシンプルな話がこうも混み入るか。手塚漫画全体にがっぷり四つ。

ヘラクレスもやられてしまって、今回は「なぜプルートゥが生まれたか」「ロボットが進化するとモンスターになるのか」あたりに踏み込む。
原作ではプルートゥを造ったのはアレなので、じゃああのクマのぬいぐるみがそうか、とも。
アレの立場、依頼した(?)ダリウスの思惑からすると、「プルートゥの誕生」と「ロボットのモンスター化」は一連のもの。
もともとロボットが進化して感情を持ち、「人間みたい」になってる社会なので、プルートゥ側からその矛盾というか、いつの間にかのおかしな事態がゲジヒトの記憶回復やアトムの復活(100万馬力?)でも突きつけられると。
……ということでいいんだろうか。謎多すぎ。

ダリウスがまんまフセインで、倒されたロボットたちは中東戦争に平和維持軍として参加したことがあると。時事ネタですな。原作でも国を失ったアラブの王様だしな。
感情を持った存在が戦いを強要されたら人間と同じようにストレスを抱えるよね。ヘラクレスみたいなのを量産した方がはやいと思うんだが、漫画の中では過去の話なので事情はわからず。


しかし、原作を読み返していて、プルートゥやボラーを造ったのはてっきりあの博士かと思ってたが(再読にもかかわらず)、そうか、アレだったか。どんでん返し。

PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)PLUTO 5―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (5) (ビッグコミックス)
(2007/11/30)
浦沢 直樹手塚 治虫

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ああ、本当にこれが最後かよ「刑務所の前」(花輪和一)3
2007/12/10 [Mon]12:46
ブレイク作「刑務所の中」の関連かと思いきや、ただの過程じゃなく掘り下がって、堂々完結。ただこれで本当にスッキリするのか(描いてる方も読んでる方も)はわからない。
「刑務所の中」「刑務所の前」ですべてを告白したかというとそうじゃない。執行猶予を求めずにあっさり服役したのはなんでとか、仮釈放の日の感覚が妙に遠く描いてある。まだ遠ざけておきたいところもあるのだな。


ともあれ、拘置所で布団のたたみ方が「ピシイイイイ!」とか、タバコとか運動とか手錠とか、「刑務所の中」に続くべく記録ぶりを楽しみつつ、中世の鉄砲鍛冶の娘を観察者、代弁者として、根深いところまで告白していく……ということでいいんだろう。

サツにアゲられたり、裁判を受けたりの過程は、もっと精神的にぐるぐる来てたんではないかと思う。純粋な銃マニア「花子」が、現実に違法性を突きつけられて「ハナワ」に戻っちゃうとkろが、自覚的で面白い。半分「花子」のまま、警察にへりくだりまくった言動するこんがらがった描きっぷりはもう、そのまま当時の混乱として(読むぶんには)笑える。ギャグにしないとやってられないか、あんな瞬間は。

ギャグでなく、場面そのものを変えての告白、振り返り、昇華になっているのが中世のパート。親への念とか、宗教観も織り交ぜて、あくまでも冷静に。刑務所までの過程に解け合わずに、固形のまま漂ってるところがすごい。
普通の漫画は回想シーンや場面転換で、普通の漫画はなにかしらの切り替え(背景が変わったり経過やジャンプを示したり)するけど、その辺はまるっきりシームレス。取り調べを受けていた次のコマでは中世の鉄砲鍛冶が、となる。なによこれ。

鉄砲鍛冶の娘は観察する立場で、現世の「ハナワ」は回想する立場。「ハナワ」「花子」は真面目で純粋で悪意のない、それこそ鉄砲鍛冶の娘のようではある。
鉄砲職人の気分で修復してたら現世ではアウトでしたとか、そういう関連の読みでいい、と思いたい。
そんなセオリーどおりでいいのかとも、読んでて不安なんだよな。作者に取り残された感じがする。


表紙は「森の中に銃を隠すハナワを鉄砲鍛冶の娘が迷彩服で見つめている」図。タイトルと一緒に不動明王がどんと。装丁はやっぱり、祖父江慎でしたよ。

刑務所の前 3 (3) (ビッグコミックススペシャル)刑務所の前 3 (3) (ビッグコミックススペシャル)
(2007/11/30)
花輪 和一

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世のマンガ読みさんたちとの一致度は「このマンガがすごい!2008」
2007/12/09 [Sun]23:51
年末のお楽しみムックを購入。さて、世間様と自分で漫画読みの一致はどんなもんでしょう。

<読んでるもの>
へうげもの(山田芳裕)
よつばと!(あずまきよひこ)
シグルイ(南條範夫・山口貴由)
レッド(山本直樹)
鈴木先生(武富健治)
働きマン(安野モヨコ)
ヒストリエ(岩明均)
さよなら絶望先生(久米田康治)

TOP20のうち、8作品は読んでいる。んー。少ない。
オンナ編にいたっては「のだめ」しか一致していない。

<読んでないけど知ってる、読みたいもの>
ハチワンダイバー
おおきく振りかぶって
極道めし
皇国の守護者
臨死!!江古田ちゃん
うさぎドロップ
GENTE
舞姫

このへんは機会あればまとめ買いをしたいが。
試し買い、ジャケ買いもして読む作家、作品を増やしますか。

このマンガがすごい!2008このマンガがすごい!2008
(2007/12/04)
このマンガがすごい!編集部

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でも英会話に自信はない「度胸星」(山田芳裕)1
2007/12/07 [Fri]13:42
「へうげもの」の帯で告知されていた新装版の1巻。でっかくなって1200円。表紙かっこいいなー。
旧版は2巻まで読んで、探しても見つからないような状態だった。それが入手可能になるだけでもいいか。新装版2巻は12/21の予定だとか。もうすぐじゃないか。
とはいえそもそも未完の大作で、新装版でも完結は望めない見込み。いまやNASDAもJAXAだけど、そこもいじらない。いじってたらきりないよな。宇宙船もモジュールも宇宙服もなにもかも描き直しになる。

火星で起きた超現実的なアクシデントと、トラック野郎が訓練(その前の受験)から始めるという、物理的にも立場的にも時間的にも長ーく設定された距離がすごい。火星だけの冒険漫画でも、訓練からの成り上がり漫画だけでも、このでっかい期待感を持てなかった。

訓練を受けるための試験が、わりと体力というか身体性全体を重視しているようで、なるほど。技術や知識はたたき込めるが、肉体と精神の芯の部分はおいそれと変えられない。宇宙飛行士ってみんな良い人なんだろうな。狭い環境で集団生活してもケンカしないとか、しても修復できるとか、精神を病まないとか。そういうのも必須スキル。
あ、NASAで女性宇宙飛行士が色恋沙汰でなにやら、なんて事件もあったか。報道されないだけで実は……だったり。

話がそれた。というか、リアルな訓練生漫画として読むよりも、度胸、筑前、茶々、そしてこれから出揃ってくる「宇宙に行こうなんて考えちゃう人たち」の言動を読むモノだ。志望した段階でちょっと変な人たち。競争しつつも仲間だったり。そもそも競争の勝利条件、優秀さのモノサシがあるようでボンヤリしているしな。特殊なゲームに挑んでいるような。

そして一方でテセラックとスチュアートの絡みも進展すると。どこを読んでも面白い。

そうだ、テセラックって、新劇場版「ヱヴァンゲリヲン」の使徒ラミエルと近い感じ?

などなど。わからないことだらけってのはなんて面白いんだ。
未完だからいいのかもなと、ふと思った。

度胸星 1 (1) (KCデラックス)度胸星 1 (1) (KCデラックス)
(2007/11/22)
山田 芳裕

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ついてきたモンだけはせいぜい大事に「おひっこし」(竹易てあし・沙村広明)
2007/12/06 [Thu]16:45
「無限の住人」の作者が別名義で描いた短編集を古書店で発掘。「むげにん」は2000年くらいまでしか追いかけてなかったが、コレはどっかで読んだような。残酷絵の「無限の住人」と「おひっこし」のラブコメが極端で、ガス抜きだとか思ってた記憶もあるし。
そんな背景はおいといて、5年も経った今は普通の短編として読める。

大学生の恋愛模様で、童貞もいれば処女もいるし、恋に手慣れたお姉さんもいる。青年海外協力隊に行ったかと思えば妊娠させて帰国。バンドもやってるし、たいてい飲んだくれている。実に楽しそうな大学生活だ。

なにしろ赤木さんの美しさの漫画だろう。露出の多い服装で、しなやかな身体をぐいぐい見せる。画力あってこその美だよな。漫画的に「美人です」って描写じゃない。
特に「小春川はさ、アンタの事が…」というくだりのもたれ具合、最高だ。なぜ自分の大学には赤木さんがいなかったのか。いたらいたで困るか。

で、主人公は赤木さんに対して無理めの恋に盲進しており、告白されたとわかってもその思いを貫く、なかなかに見上げた根性の持ち主。やりたい盛りなんだから、好かれた方になびいてもおかしくないのにだ。そこがむしろ童貞らしいのか。
童貞らしいといえば、主人公は何処かしらカッコ悪く見える。有り体なブサイクじゃないのに、なるほどモテないオーラがにじむ。なんだろう。髪型か。肩幅がちょいと狭くて頼りない感じか。なにか男らしさの決定打に欠けるような。なぜかキモいというか。書いてる自分もひとのこたいえませんがね。

そうか、モテなさげでも救いがあり、ガッツを持っている主人公が良いのだな。どこがいいわけでもなく、良い。自分に近いとか言い出すのもなんだけど。
面白かった。もっと早く手に入れておくべきだった。


併録の「涙のランチョン日記」は、まるで「嫌われ松子の一生」のようだ。コメディであり、幸福は用意されているが、でもずいぶん前にあったのだな、この構成は。


そういえば、「無限の住人」ってまだ続いてるようだ。自分の中では凛と天津が行動をともにしてたところまでの記憶。まとめて読んで追いかけたいな。でも、わりと見かけない。

おひっこし―竹易てあし漫画全集 (アフタヌーンKC)おひっこし―竹易てあし漫画全集 (アフタヌーンKC)
(2002/06/21)
沙村 広明

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大きな搗き立ての餅のようだ「あずみ」(小山ゆう)43
2007/12/05 [Wed]10:23
最強だけどリーダーに向かない不幸ぶりで有名なあずみさんの一人旅の続き。ひとりじゃなくなってしまい、結局重荷を抱えることに。しかし、長い。雑誌を象徴するような作品だから長くてOKなのかもしれないが。
そろそろ派手な合戦(大規模戦闘)とか、強敵との過酷な戦闘とか、ほしいところ。

兵糧攻めも時間と人数かけた割には突破されてしまった。もちょっとわかりやすく囲んだ方がよくないか。山狩りのように下からとか。ハンデ戦もここまでくればかなりなもの。あずみを読み続けるのはサディスティックな気分になる。
あんだけ用意周到な風魔がダサすぎ、か。しかしまぁ、コスト度外視で襲い続ける“敵”(もうなにがどういう意図やら)のしぶとさよ。ランダムエンカウンターのようにエンドレスな戦闘。呪いのアイテムでも持っていますか。

飛猿、豪山、万様、子ども2名が仲間になって、新展開への準備の巻。甲斐で月斉のことを知ったら、次は自分のルーツを求めて海外へ、とかな。港街からか。あずみの自分探しでまだまだ旅は続けられそうだ。

仲間になった子どもは死なないにしても万様は非常に危ない。色気のある美女要員で、多少は腕が立つというのはもう、殺してくれといってるようなものではないか。くわばらくわばら。

あずみ 43 (43) (ビッグコミックス)あずみ 43 (43) (ビッグコミックス)
(2007/11/30)
小山 ゆう

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メタルは外見じゃねぇ!「デトロイト・メタル・シティ」(若杉公徳)4
2007/12/04 [Tue]11:35
期せずしてデスメタルの世界でトップに君臨(インディーズだけど)してしまった軟弱ポップシンガー志望の根岸君が、いよいよデスメタルに精神を侵され始めました、という4巻。

長かったサタニックエンペラーが終わって、優勝してしまった。次のライバルはどこだ。メジャーでやってるメタルなのかな。音楽性もテクニックもパフォーマンスもすごい先輩と出会うとか。
高みへ登り続けてしまっているので、さすがに失速感がある。
精神的にデスメタルに浸食されてきているし、ポップスには完全に挫折しつつある(気づくの遅いよ)。デスに覚醒する根岸君の行く末やいかに、というヒキでひとつ。
このまま「ギョーザね」くらいのショートギャグでも良いような気がするが。次巻予告ではああ、最後のプライベート空間が浸食されていく!


3巻までは(この漫画の)メタルのファンはなぜあんなにアホなのか、と思っていたが。4巻にいたって、メタルは空気読みながら楽しむモノなんだなと思った。2ちゃんへのレスのような。ネタにマジレスしませんよと。
予言の実行もそうだし、「あれはクラウザー様がナントカしたものだー」的な。よく見ればDMCのファンも熱狂的なのは数人で、あとは会場で祭りを楽しんでいる人たちではないのか。
……でないとおかしい。
そう思う自分はまだクラウザー様への忠誠が足りないのであった。

実写映画になるそうだけど、「1秒間に10回ファ○ク」とかも再現するのだろうな。音楽を誰が担当するんだろうか。歌詞は原作から持ってくるとして曲に乗るんだろうか。でもプロの音楽に乗っちゃうと、DMCの音楽にメジャー巻が出ちゃわないかな。
聴いたこともないような、音楽ともつかない攻撃的な音が下ネタの向こう側からやってくるはずじゃないか。
……って、期待しているのか、俺。

デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)デトロイト・メタル・シティ 4 (4) (ジェッツコミックス)
(2007/11/29)
若杉 公徳

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焦げ悔いるがよい「ベルセルク」(三浦建太郎)32
2007/12/03 [Mon]11:42
船に乗るまでが一苦労どころではなかった連戦にようやく区切り。巻末の次巻予告では船上、海上でも新たな敵がやってくると。
大軍を書ききった作者に拍手。整然と兵が並び、静まりかえった戦場がわーっと崩れてぐちゃーっと殺し合って、がーっと終了する。いつ見ても「ベルセルク」の戦場はかっこいい。モブがモブじゃないというか、前にも書いた気がするが鎧とか微妙に違ったりするしな。


クシャーン大帝がいったん、退いてしまった。殺すには惜しい逸材。ガッツの剣で大帝に傷はつけられるけど、グリフィスでも大帝は殺せない。ま、いいか。
大帝とゾッドのセリフはいいね。「狂喜にうなじが逆立つぞ」「焦げ悔いるがよい」だよ。人間離れしてないとうなじを逆立て喜ぶなんてないものな。そして焦げ悔いるってのは初耳の動詞だ。どんなだよ。わかるけどさ。

この巻はグリフィスの新生・鷹の団のためにある。ゴッドハンド(なんだか懐かしいな)も残ってる(倒すべきものなのかすら疑問だ)のに、中ボスがいっぱいおりますよ。ガッツ側もパーティ編成だけどもさ。
ミッドランド正規軍を名乗り、シャルロットの権威を掲げ、法王のお墨付きも得て、現実に降り立った神の軍団となる。魑魅魍魎の襲撃の後で神が降臨したら、世界の常識が変わるだろう。祈っていた神よりも救ってくれた鷹にすがるのは当然。
で、しかしだ。転生したグリフィスのこだわりがいまだにリアルのミッドランド界隈にあるってのが意外だった。そのために転生した、悔いがあったのは間違いないけど、ちょいよ俗っぽい感じもあるな。
もっと大きな野望が隠されてたりして。でないとゾッド以下の中ボスが付いてこないような。

現在の対立関係ってどんなだ?
ガッツ→←グリフィス、鷹の団
クシャーン→←ヴリタニス、ミッドランド、法王庁、鷹の団
ヴリタニス→ミッドランド、鷹の団

グリフィスってガッツ、相手にしてんのかな。ダメもとで転生をもちかけるか。
しかしガッツ仲間のまきこまれっぷりがひどい。仲間じゃなかったら戦渦で死んでる可能性が高いから、幸運なのか。

ベルセルク 32 (32) (ジェッツコミックス)ベルセルク 32 (32) (ジェッツコミックス)
(2007/11/29)
三浦 建太郎

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