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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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保留ボタ~~ン「すーちゃん」「結婚しなくていいですか」(益田ミリ)
2008/08/30 [Sat]10:35
35歳の独身女性(カフェ店員→店長)が、人生の正しさを巡って悶悶する漫画。
続編は「結婚しなくていいですか」がメインタイトルで、サブに「すーちゃんの明日」。
絵本形式のタイトルづけで、今後も続くのかしら。それこそ結婚して、出産して、子育てして介護して、死ぬまで続いたりして。

仕事も生活もいろいろあるけど、ヨガで「汗かいたね~」、御飯が「おいしかったね~」でスッキリ。姉さん、人生に騙されてるよ!と思うが、こんなもんだ。

すーちゃんたちは、人生の正しさにこだわる。恋愛して結婚し、出産して、仕事は辞めて迷惑かけずに老いる。
それが正しいのかどうかを自問する。正しくなくてもいいやと思えど、その正しさを体験してないのは「もったいない」だったり、正しい人は「うまくやってる」だったり。「いい人になりたい」と思ったり。
探すべき、寄り添うべき自分の人生はあるのに、完成形なんてないのに、世間的な「正しさ」が迫るのだよな。
それは「きゅうくつ」だ。

近代社会で個人は解放されて、多様性を手に入れたような気がするが(いきなり大きく出るな~)、社会からの「正しさ」圧力はたいして変わらない。
それほど自由を謳歌できないよなー。身分制度があった時代がいいってことはないんだけど。
老後のことなんて考えたって無駄なんだよ。今の老人が勝ち逃げだとかはあるけど、要は付け焼刃の政策を前に、自分の世代に優しい時代が続くといいねとしか思えない。
ツケを回すなら自分の後によろしくというのは、80年で終える人生から考えたら当然だ。そりゃ自分以外に押し付けたい。そこを倫理で縛ろうにも「世代」だものな。俺関係ないしって誰だって思うよ。個人では。

うあ、話がそれた。

5年に一冊くらいのペースで出たら面白いな。そこはリアルに時代と足並みをそろえねばなるまいて。
今「無事に老人ホームに入れました」の話を書かれても、実際に30年、40年後とは違う未来があるんだろうな、ってだけだ。それは夢。リアルすーちゃんの40代、50代、60代を読み続けたいような。
いや、読んで安心できるかは知らんけど。

そうだ。
すーちゃんたちは靴をそろえない。いや、自分も揃えないし、自分の妻も揃えないんだけど。
くつを「カタッ」「コトリ」と脱ぎ散らすコマ、頻繁に出てくるんだよな。女性らしさがないってことかしら。
自分ちに帰ってきたんだから、らしさなんて要りませんってことだよね。そこで世間から解放されている。

すーちゃんすーちゃん
(2006/04)
益田 ミリ

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結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日結婚しなくていいですか。―すーちゃんの明日
(2008/01)
益田 ミリ

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阿呆よナヒヒヒヒッ!!「へうげもの」(山田芳裕)7
2008/08/29 [Fri]09:02
戦国欲望漫画の新刊を読む。やー、織部の名も東北まで轟きましたか。笑える。
板や竹を背負ってるのも「数寄」だと思われるんだろうか。あの辺までいくとやったもん勝ちか?

天下統一を狙ってるのは秀吉と家康で、織部は数寄の頂点を、利休はわびの普及をと、それぞれ見ているものが違う。
会社組織で、社長と幹部と平社員で欲望が違うのといっしょかも。

武士はサラリーマンなんだよな。
実力や家柄的に社長にはなれそうにないから、個人的な欲望を出世欲のエンジンとする。
茶の湯は会席。上司の茶は断れない。戦は出張。そこでの業務内容は個人的にどうでもいい。で、同僚と温泉につかって上司の愚痴、と。
生意気な新顔が目立ってきたら、だまして恥をかかせてやろうってのは、なんと子どもじみたことよ。
まるでリーマンじゃねぇか。なにこれ。武士道どこ? そのままだとするとジャパニーズビジネスマンはやはりサムライなのかという逆の成立が。わはは。

しかし、退社しようにも変な名前と役職を与えられて飼い殺しって会社もたまったもんじゃないな。

利休も老いて、わびさびや数寄が背負っちゃう「わがまま」の業に織部は耐えられるのか。個人的な趣味のつもりでも、それが仕事になっちゃうと、どうなの?

へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)へうげもの 7服 (7) (モーニングKC)
(2008/08/22)
山田 芳裕

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フルーツ缶をやる「あたらしい朝」(黒田硫黄)1
2008/08/28 [Thu]19:38
待望の新作、第一巻。寡作なうえに体調が悪いそうな。

ドイツの若者がブラブラしてて、大金と戦争を前にウロウロする漫画。
主人公は賢しくて小器用っぽいエリックと、純粋なゆえにバカなミッケル。んで女の子。
ミッケルが軸なので、漫画全体があっかるいのだ。絵は相変わらず黒いが、明るいんだよ。
まったくバカ万歳だ。エリックか女の子が主役だったらさ、普通の冒険漫画になってたぜ、きっと。

ミッケルは大金を手にしてもなにをするでもない。野望がない。
家を買おうとか、女の子と幸せになろうとか、そのくらい。
苦しいことがあると「俺実は金持ちなんだ」という、自分の努力でもないことを自慢したりして、なんとも小さな男。そこがいい。自然で面白い。漫画的ではないというか。
エリックと再会しても「すげえ分捕ったぜ」だもの。金持ちなんだから兵役での活躍は気にしてないはずなのに、そこで戦果アピール。どっちやねん。

大金と小さな個人のギャップが丁寧にねっとり出ている。じわじわ来るのよね、こういうの。

しかし、船の爆発に巻き込まれてフルーツ缶でねぎらわれてはかなわんなー。
一缶食っていいってのは、ごちそうだろうけども。こういうところにも、勝ちまくってる戦争(大局)の勢いと、現場(個人)のみみっちさが出てて、面白いなぁ。

さて、金を失ったかもしれないし、船も燃えてしまったミッケルはどうなるのか。
なんもないまま日本に着いてしまって、自分探しの始まり始まり。

船や制服、当時の世相なんかは資料に基づいたリアル描写だろうけど、なんだか今どきの若者らしい。

あたらしい朝 1 (1) (アフタヌーンKC)あたらしい朝 1 (1) (アフタヌーンKC)
(2008/08/22)
黒田 硫黄

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やっぱ半端ねぇな「シグルイ」11(山口貴由・南條範夫)
2008/08/25 [Mon]22:19
静かな11巻。話は進まない(ことで状況を積んでいる)。藤木も静かだし清玄にいたっては不在なほどに静か。ゴンザがいないとこんなに静かなのか、この漫画。
表紙も静かで、これは10巻と対になってるのな。

その静けさを破るのは原作の別エピソード「蝦蟇剣法」の人たち。見物人だった舟木一伝斉がここでメインに。あごを砕かれた人ってだけじゃなかった。
原作小説でもひどい書かれようだったけど、絵で見ると蝦蟇の醜悪さは一層ひどい。ここでやたらに心は純粋とかせず、狂いとして描くのがシグルイよな。原作ではちょっと悲劇的だったような記憶があるが。
ていうか千加の一部はあんなことになってなかったと思うが、読み返すのもなんだな。

この調子で別決闘の親子代理の勘違い話も挟まってきたりして。でもあれはちょっと滑稽話なんだよな。


で本筋。藤木は雪千代を斬って静かに復活。
もはや家も体面も腕も(気分的には)命も失って、諦めたり絶望したりは完了。もう戦うことしか残ってない。なにかのために戦うってんじゃなくて、もう決闘そのものしか残ってないのではないか。
清玄の方も目的は達したと思うから、純粋に決闘することしか残ってない。

純度100%の決闘に向けての静けさか。
という気分で読んでるとまんじりとした進行も楽しめるんだけど、本心は早く早くと思うのであった。

シグルイ 11 (11) (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 11 (11) (チャンピオンREDコミックス)
(2008/08/20)
南條 範夫

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かわいかったんだよ「シマシマ」(山崎紗也夏)1
2008/08/21 [Thu]23:32
沖さやか、山崎さやか、んで、山崎紗也夏。名前が変われば絵も変わる。線も細いし女性向けとされる漫画のように見えるが、掲載誌はモーニングだ。モーニングなら違和感ないのな。

バツイチ美女が「添い寝屋」ビジネスを立ち上げて、というもの。筒井康隆の「パプリカ」をソフトに現実的にしたような。こういう架空の(あるの?ひょっとしてと思っちゃうが)ビジネスを題材にしたら、漫画はファンタジーになりそうだがそこはもう、ほかが細かいから現実に着地する。そうなると眠れない女性たちが生の存在になるので、添い寝屋も生のぬくもりが出てきて、もう気持ちよく入れる。
この流れなら読者が男性とか女性向けとか、関係ないない。

あとがきにもあるが、出てくる男子は平成男子。性欲の旺盛さを出さないし(満たされてるからか)、熱血でもないし、バカでもない。明るくて計算が上手。生命力がしたたかだ。
こんなイイ男ばっかりいるかよ、と思った矢先にマシュが出てくる展開に隙もない。ガイたちに反発しそうな女性や男性をマシュで掬う! 鉄壁じゃないか。

シオさんは気分が「落ちる」パターンを自覚してたり、独りを克服しようと頑張ったり、ヤルとかヤラナイとかで悶々したり、山崎さやか作品らしく、女性が隠しそうなところをつるっと出してくるから、男性読者は「ほーーう?」と読むのだよな。

これはまた面白い連載が始まった。
「はるか17」は少女のファンタジーだけど、今度は大人の女性の現実だ。
「東京家族」好きな自分としてはなお、楽しみな感じ。

シマシマ 1 (1) (モーニングKC)シマシマ 1 (1) (モーニングKC)
(2008/07/23)
山崎 紗也夏

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おくめんのなさでもあって「ゆうきまさみのもっとはてしない物語」(ゆうきまさみ)
2008/08/19 [Tue]11:49
ニュータイプ連載のエッセイ漫画の単行本。前の「もっと」なし「はてもの」も読んだはずだ。
そこでウマに例えて特撮フィギュアのリアル再現について語ってたのが印象的。

その印象をフックに、高いなーと思いつつも「もっと」をAmazonで購入。箱入りのカラー印刷で連載スペースを活かした横長判だから、なんだか高くなって当然なのか。部数が少ないから高く売るために特殊で豪華にしたのか。
ま、いいや。

連載は1996年から2006年。ワールドカップ2.5回分。
エッセイ漫画なので、作中のゆうきまさみはネタ枯れや過労、老化に苦しみ、南の島へ出かけ、自作や絵や、ほかの漫画、特撮について日記的に語る。
ついでにサッカーや政治なんかも語る。

ネタとしてはもう、エッセイど真ん中で、奇妙な体験だらけでもないし、ハイテンションに「こんなことがあったー!」と喜怒哀楽しない。なにしろ喜んだりしてても「実際はこんなではなかったが」と自分でトーンを落ち着かせるのだ。

これは漫画家としてつい物語や盛り上がり、ネタを調理しそうになるところを、照れている。テンションを上げることに照れている。だから書いてあることはもう、普通だ。でも普通で自然だから、なんだか「話が合う人といっしょにいる」感じになる。そうそう、そう思ってたとか、自分のモヤモヤはその感覚だったか、という。
漫画のうまい人が日常を語ると、合点がいって気持ちいいのだな。だからネガティブなコメントでも、反発は覚えない。「そういうこともあるな」と、自然に受け取れる。作者が構えてないから読み手も「へぇ」で済む。
だって、数独やmixiやるんだぜ。で、それをネタに入れる。なんという平凡な。自意識、気位が高い人だと、そんな普通の趣味は明かさないのでは。

しかしアニメはじめ映像作品の話題がさほどないのだけど、ニュータイプ読者はどう読んでるんだろう。ネタになる作品は変われど、読者層は変わらないのかしら。あって当たり前の漫画コラム。これって新聞の4コマと同じ?

と、南国の作者のようにのほほんと読んだ自分のゆうきまさみ歴はといえば、「パトレイバー」と「土ワイ」か。なんか、読もうと思うと長期連載になってて追いつきにくいんだよー。バーディー読むならどこからがいいの? リニューアル作からでいいの? と。
面白いに決まってるから、いつ読んでもいいんだよという気もあるのはいいわけだが。

ゆうきまさみのもっとはてしない物語ゆうきまさみのもっとはてしない物語
(2008/07/25)
ゆうき まさみ

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オモロイ方に足を踏み出すしかない「吉祥寺モホ面」(土田世紀)
2008/08/18 [Mon]11:03
いやまさか単行本化されるとは。エニックスの「コミックバウンド」に創刊号から休刊号(5号)まで掲載されてた幻の連載!

読んでみて超感動の名作というわけではないのだが、ラストの圧巻ぶりは読んでみないとわからない。その瞬間の面白さは断言できる。
そもそも主人公や状況の設定からして不定形で成り行き任せのようで、それが時代の閉塞感、絶望感、不安感だったとかいい出せばカッコいいけど、ただ打ち合わせも目標も課題も設定されてなかっただけのような。あればいい漫画ってわけでもないけどさ。描きっぱなし感を笑うには、掲載誌のスピード休刊自体を笑う勢いでなければ。

だって加筆として掲載されてる番外編が「ズドーンやりたかっただけです」って本人が言う脱力作品だもの。
つげ義春の「噂の武士」と「沼」をムリクリに足したパロディをだ、わざわざ書き足して単行本にする。連載から8年越しで力が抜けまくっていて、すがすがしい。描き始めたからにはという意識はあったと思うけど、顛末について言い訳も修正もしない作者のカッコよさよ・・・・。

これを読んでると「彼の生き方」だけ浮いてるのよな。世間的な印象では逆じゃなかろうか。熱く泣かせてくれる期待感、あると思うけど。

というわけで貴重な一冊。こういうマイナー作品ほど、ネットで読めるからOKってことにはならないと思う。タイトルやキーワードで検索して、たどりつけないものな。結局埋もれてしまう。


コミックバウンドは2000年ごろか。「風奔る」のスピードコミックやコミックアルファ(現在フラッパー)、キューティーコミックなんかも98-2000年ごろだったはず。漫画の景気が良かったというか、出版で漫画くらいしか景気が良くないと思われてた時代じゃなかろうか。漫画で当てれば楽になる的な。

吉祥寺モホ面 (GAコミックス 土田世紀単行本未収録作品集 1)吉祥寺モホ面 (GAコミックス 土田世紀単行本未収録作品集 1)
(2008/08/16)
土田 世紀

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オレの方が最低だろうが!!「デトロイト・メタル・シティ(若杉公徳)6
2008/08/15 [Fri]11:22
実写映画で音楽はどうだったのかなーというのを知らぬままに6巻を購入。
デスメタルの音を想像しながら読んでるから、実際に音が付くと、読み方が変わりそう。音楽としては聴けたもんじゃなくあってほしいけど。

メイクをとったら、ステージを降りたらただのおっさんだった・・・というのはラッパーでやったことだけど、テクニックと天然のサイテーぶりで勝つとは、さすがⅠ世。天然最強の法則なのか。
根岸くんの才能は実にもったいないようでいて、使われ方は正しいんだろう。社長の慧眼。
ジャックを倒してからどうなるかと思ったけど、しっかり盛り上がるのな。いつかはメジャーになってアワアワみたいな展開だろうか。迷惑、最低な行為がネタとして受け入れられたりして。
クラウザー伝説としてはアイドル化してファンに殺されるところで満了かも。

和田くんの間違いメールは古典的なギャグなんだけど、5分後、5時間後の流れがたまらなく面白い。あわてた言い訳、追加の媚び、開き直ってウソ。下ネタやハイテンション展開で笑ってきたけど、こういう秘かなジワジワギャグもいいなぁ。「大人力講座」とかで最悪の対処法として挙げられるべきもの。


デトロイト・メタル・シティ 6 (6) (ジェッツコミックス)デトロイト・メタル・シティ 6 (6) (ジェッツコミックス)
(2008/08/08)
若杉 公徳

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11人インテル!「電脳なをさん スティーブ・ジョブス編(週刊アスキー増刊)」(唐沢なをき)
2008/08/14 [Thu]09:53
週刊アスキー増刊として出ていた。Amazonでは取り扱いがないのか。お盆で本誌が一回休むための代打的な感じだが、永久保存版だろう、このクオリティは。

毎号読んでる週アスのうち、楽しみな連載のひとつ。特集記事を活用するほどデジタルでITな生活ではないので、週アスの楽しみはニュースと連載だ。
「電脳なをさん」はIT業界をネタに、パロディ漫画で描くという二重の縛りで、オチは下ネタでまとめがちなんだけど、レベルが高い。パロディ漫画にしても、筒井康隆まで出てくる幅の広さ。

毎週読んでれば毎度おなじみなんだけど、まとめて読むとバリエーションに驚く。普通はショート作品の連載って、くどくなって読み通しにくいものなんだけど。
ジョブス伝、アップル伝として流れもあるからで、巻末に「電脳なをさんで読むアップル史」なんていうコラムが付いているほど。
「信者の愛情の上に立てられた不安定な会社」「鼻持ちならないCM」「いつまでたってもシェア3%(いまはちょい上がったか)」「(Winが動くなんて)ジョブスを退治しにいく」とか、批判しつつもよく見てネタにしている。大好きなんだよな、マックが、ジョブスが。結局Winはエロ用、というオチで切り返しているし。

iPodも新型が出るたびにiポッド刑事が騒ぐし、(音量訴訟のときも騒いでた)もっと数はあるんだよな。今回はジョブス、アップルの大筋に沿ってる編集で、セレクトした担当者のこだわりとセンスにも拍手。普通の単行本の方は買ってなくてすいませんというか、この感じで「まっく道」編とか(単体で出したら訴えられそうだが)、総集編的に読みたいなー。

ニュースをわかりやすく、小ネタも拾い方で笑えるぜという制作方針は週アスそのものだよな。アスキー文化というか。

新・電脳なをさん (1)新・電脳なをさん (1)
(2004/03)
唐沢 なをき

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処刑されるべきです「プルートゥ」(浦沢直樹・手塚治虫)6
2008/08/12 [Tue]09:32
どうなってたんだっけ、で読み返すお楽しみを提供するテクニックがたまらない。
ロボットが感情、心を持つことがテーマで、ゲジヒトやヘレナはじめ、ロボットの精神的進化が目立ってきたのだけど、一方でアブラーは人間の心を持ったままロボットになってしまった。
じゃ、両者の違いってどうなのよ。いよいよ。
ロボットは壊せばいいから、処刑の対象になるのも人間らしいような。

自分が何であるか思い込んでる部分と、願っている部分と、他者に求められてる部分があり、人間らしかったり怪物だったりするってのはあれか、「モンスター」に沿うところもあるのか。読んでて人物にシンクロしてると、いっしょになって勘違いしてしまう展開もな。

ロボットの性能が進化するとモンスター。ゲジヒトはモンスターなのに記憶を消されていて人間らしく進化していくって、じゃあアブラーは記憶そのままにロボット化。
逆の立場のまま、人間とロボットの境目がごっちゃになっていく。どっちも不完全というか、割り切った取り扱い説明(いわゆるキャラの設定のような、な)がない、理解しがたさを伝えてくる構成はすごいな。
わかりあえないことがわかる。

場所の移動や突然の攻撃、戦闘なんかは相変わらず(浦沢的というか長崎的なのか)超時空っぽい運びで、ドラマのためにサクサクと舞台が用意されて、次へ、と。
いよいよアトムがひとコマも出てこなくて、安定飛行だけども、そんなに長くなってほしくない気もするのであった。サクサクでも伝わるからさ。

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(2008/07/30)
浦沢 直樹

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せーのっ!レズビア~~ン!「ギャラクシー銀座」(長尾謙一郎)2
2008/08/11 [Mon]13:51
絵が怖いよ。なんてギャグ漫画だ。照明があたってなさすぎる。登場人物はみんな日陰者じゃないか。
怖い怖い。よく考えたらコレで笑えるのも不思議だが、面白い。こんな笑いのツボがあったのか。ヘソにおシャブが入ってしまうような意外な感じ。奇妙だけど気持ちいい。

サクセスだのプレーオプレーオだの、ポーウにフーワフーワ!だの、脈絡のない言葉が呪文のように襲ってくる。
読んでる方としては同調するわけにはいかないので、犬のように(自主的に?)爆発して、その場にオチをつけないとと思う。
オチやらフリやら、キャラやらネタやらに縛られてるのもうすら寒い老人漫才なんだけどさ。でも五重塔に一変する芸はなかなかできないと思うが。

さて、ギャラクシーな風景も出てきたし、タケちゃんは外に出るし、世界はいろいろはみ出したまま閉じようとしているのかも。
ハリス漆原がとっても気になるが、彼は孤独なままでいいよ。

そうだ、みんな孤独だよなー。狂った思考にそれぞれ逃げ込んでいる。ああ、それが竹やぶか。みんな竹やぶに飛び込んじゃった人達ってことだな。

ギャラクシー銀座 2 (2) (ビッグコミックススペシャル)ギャラクシー銀座 2 (2) (ビッグコミックススペシャル)
(2008/07)
長尾 謙一郎

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後味の悪さを金に換えたんだ「闇金ウシジマくん」(真鍋昇平)12
2008/08/05 [Tue]09:42
ドッキドキのサラリーマンくん編完結。それこそ「営業マンでよかったな」というハメられかたもあったんだけど、小堀の生活はサラリーマンとしてのセーフティネットが救った。
休職できて家族がいてってのはいいな。

日頃から一生懸命仕事してたらかなんだけど、まともな人がわりあい報われるのも珍しい。本人は「一生懸命が報われない社会でも」と言ってるが。

セーフティネットがあるから、心を壊す寸前で一生懸命働いていられる。そういう社会でいいのだ、というのはそもそもワーカホリック前提なのかもしれない。
手を抜いても許される、壊れる前に助けてくれる、自分で主張すれば休める。
どのくらいの社会がいいんだろう。最後のは社会と個人が対等でよさそうなんだけど、その運動のコストは誰かが負わなくちゃいけない。それこそ休日に看護婦が街頭デモしなくちゃいけない。
壊れても助けてくれるくらいの社会で、思考を止め気味のまま「はい!」とこわばった笑顔でいるのが実は楽なんだろうか。ホント?

後味の悪さを金に換えてるのはサラリーマンもいっしょ。
いろんなものが金に変わると、いったんニュートラルになる。カネはカネでしかない。キレイも汚いもない。
労働の成果やストレスをなにかモノで報われたら、えらくグッタリした社会になるよな。カネだからいいんだ。そしてきっと、振込だからよりいっそう、後味の悪さは薄くなるんだ。
それでいいんだよな。


あ、最後のタクシードライバーくんは、人間性をギリギリで捨てなかった例。12巻は優しいな。

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