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政略のためなら人の心をふみにじる「天上の虹」(里中満智子)4
2009/03/31 [Tue]09:30
戦後処理。まずは入り組んだキャラクターの親戚関係について整理されていて、読みやすい。
大海人の妻が総登場して、誰の娘などと説明が入り、ついで、少女漫画として性格も描写される。
なんとなく呑気でバカっぽいオオヌが「そこがかわいい」と明言されたりして、読んでいる方としては助かった。
この女性のかきわけにおいて、「あさきゆめみし」とは読みやすさが段違いだよな。


大海人が政治家になっていくのに対して、讃良が見事にアイデンティティクライシス。

やっぱり私は女よ! でも愛されてないから政治家の妻よ! そして草壁の母よ!
なんて言ってたら「それ父ちゃん(中大兄)と一緒じゃん」と自爆する。
この自己否定のループはきっついな。そりゃ寝込むよ。
しかも、漫画的にドス黒い顔して「草壁のために!」「邪魔はさせない!」とかやってたらいいんだけど、素直にアドバイスしてるつもりなのに受け取る相手は「讃良さんは草壁ばっかだから」「怖い」なんて思ってるという。
自覚的じゃないだけに重たい。
漫画として、この重たさが面白いところだというか、里中満智子漫画の真骨頂が、こういう女性の危うさだったよな。

で、やっぱり高市は成長できなかった。
というか、十市についても、翻弄された身の哀れに甘んじすぎだ。結局、大友も高市も手玉に取ったように思える。
そうなってもなにもできないってのが、この時代の女性なのかもしれない。
でも作中では額田が歌を通じて男の社会に釘を刺してるし、讃良の政治参加もあって、どうも十市の無力さが気になる。
歌のひとつでも残して、高市への思いを告げるなり、いっそ大友への惜別を明示するなり、したほうがよかった。残ってないってことは、表現する才覚がなかったのか、失われたのか。

人麻呂が言うように、残された歌の印象で語り継がれる人物像が変わる。
誰かがどこかで捏造する可能性もあるけど、いつの時代でも言いたいことは記しておくべきなんだろうな。


天上の虹―持統天皇物語 (4) (講談社漫画文庫)天上の虹―持統天皇物語 (4) (講談社漫画文庫)
(2000/03)
里中 満智子

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あなたの志を実現するために「天上の虹」(里中満智子)3
2009/03/30 [Mon]13:20
中大兄政権が終了し、なし崩し的に大海人、大友の対立へ。

男とか女とか、親とかって面と、政治家の面が個人の中で拮抗しちゃうのは本作でよくあること。
政治家として辣腕を振るえば身内から冷たいといわれ、身内に甘くなれば周囲から頼りないといわれる。
大海人も、政治的に後退すると妻の讃良が喜ぶ。どっちもとることはできないのね。
讃良は吉野で女のピークを迎える。この後は政治家、皇后、母としての人生しか残されていない。
流産は記録に残ってたんだろうか。

壬申の乱は、美濃の方面から援軍がきて回り込んだ大海人の勝利。
途中で天照も味方につけているが、まさかあんだけの芝居で通じたんだろうか。
その後に勝ってしまったからこそだ。
皇族の神秘性は神話が編纂されてからの後天的なものだろう。あの時点では、伝統ある豪族の最大勢力でしかない。
なにかと地方豪族がうるさそうだし。そんな時代に「神が降りてきた」なんてなぁ。
大海人は危険な賭けに勝って、きっと己の運にも自信を持っていったに違いない。

一方で大友、近江朝廷はほぼなにもできないまま負ける。
負けかたについてもダサくて、最後には一回しか使えない「橋の罠」を部下が自慢げに示すという、人材難もうかがえる負け方。
十市の裏切りを確認できたのは幸いだが、確認せざるを得ない時点でかわいそうだ。
しかし高市にしても、少女漫画的に愛を貫きすぎて、言っては悪いが成長しない。あんた、一生トオチがトオチがで終わる気かと。
大友が最後の最後で成長を見せた(作者の愛だな)のと反して、高市には課題が積み残されたよな。


やっぱ個々人の能力や人格によらない法治は必然なんだよな。一代しかもたない政権では困るという。
その地ならしは各国、各文化で行われてきたことなんだろう。

戦争は後処理の方が大変だ、という4巻に続く。

天上の虹―持統天皇物語 (3) (講談社漫画文庫)天上の虹―持統天皇物語 (3) (講談社漫画文庫)
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神など信じないぞ「天上の虹」(里中満智子)2
2009/03/26 [Thu]10:25
読み返しの印象としては、こんなに展開遅かったっけ、だ。
壬申の乱が見せ所なので、その前に天智天皇の即位があるのだけど、
その段階で高市と十市と大友、草壁と大津、大田と讃良の対立軸を見せて処理して深めて。
掘り下げてるなぁ。昼ドラのような。セットや衣装の予算があれば昼ドラで天上の虹、どうだろうか。

さておき、文庫2巻の見どころは「野守は見ずや」のかけあいなんだけど、
ひと味違って面白いのは大田の死に際して大海人が口走る「神など信じない」だよな。
後に古事記をまとめようって人が言うと、重みが違う。それを踏まえての描写だろうけど。
瑞穂だの高天原だのに祈ったけどダメだった。仏教も教養でしかない。
そんな時代なのね。

中大兄はもちろん、讃良も高市も孤独になっていく。
讃良も大海人も中大兄といっしょで、リアリストになっていく。
読んでいると主人公で美人のはずの讃良がまるっきりモテずに見えてくる。
モテずの女性は、気を利かせてもダメという・・・・。かわいそう。

そんな主要人物総孤独の中で、人としていきいきとしているのは額田と人麻呂だったりして、歌は人をすくうのだなぁ。
しかも、教養主義的な歌でなく、心をおおらかに歌うことができると、強い。
歌って、要は伝える、言う、表に出すってことで、奥ゆかしいとか慮る精神がこの時代にもあったと思えば、かなりの発散手段だったのではないか。
讃良も歌ができれば、救われたかもしれない。

あとで陰口は言われても、その場の心にはみな、圧倒されるという。規範よりも心の時代なのかも。なにしろ法律もあいまいな時代だろうしな。


それにしても人麻呂の怪しさよ。読み返しなのにびっくりだ。

天上の虹―持統天皇物語 (2) (講談社漫画文庫)天上の虹―持統天皇物語 (2) (講談社漫画文庫)
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愛されたがりやさんね「天上の虹」(里中満智子)1
2009/03/25 [Wed]09:20
手持ちの歴史漫画を再読する流れ。「火の鳥」の太陽編を読もうかと思ったんだが、その前に正史をおさらい。
「天上の虹」がどんだけ正史かはわからないが、特殊なキャラやイベントを足し引きはしてないだろう。

っても、参考文献が知りたい漫画ではある。文庫版だけど、載ってないんだよな。歌(万葉集)についてだけ。
有馬が狂うのが白稚5年10月とか、バッチリ書いてあるのだし。総合的に解釈して描いた、ということか。
もちろん作者の動機が「万葉集の世界」にあるのだから、歌の隙間を思いだけでつないだ漫画でも問題ない。


一巻は大化の改新からスタート。中大兄がイケイケを開始。
教科書的には傲慢な蘇我氏を皇族がこらしめたようなニュアンスで習ったような。
クーデター政権に近いはずなんだが、血統によって権力が正当化されるのは、どこの国でもいっしょだな。
その後の徴税やら戦争やらで、中大兄が国をまとめていった功績もデカい。
なんだかだ、ヤリ手の政治家なんだよな。私欲、私怨で起こしたクーデターでないだけに、ツッコミ方が難しい。
おそるべきボスにふさわしいポジションだ。
(なにしろ主人公の父)

そして、この時代の女性は讃良も含めてまだまだ受身。そういう時代。
トレンディドラマか昼ドラのように嫉妬に燃えるかしら、この時代に。
でも、逆に恋人と妻、母、たまに歌しか、やることなかった女性も多かろう。

(女性がシャーマン的な政治をやってたヤマタイ国を男の腕力&権力政治に変えたのが大和朝廷、という面もあるみたいだし、政治には表立って参加しにくいはず。それこそ天皇でもなければ)

なので、女性が恋愛に燃えるのは当然。そこに最大のアイデンティティがあるのだから。
むしろ現在よりも恋愛は重要だったんじゃないか。人生で。

なんて考えつつ、読み進めていこう。讃良が政治家になっていく過程が、現代の女性漫画として読めるところだったよね。


文庫版6巻を再読したら、どこまで読んだか忘れてしまっているコミックス14巻以降で追いかけよう。
てか、買わずに待つのはよろしくない。

そのうえで「女帝の手記」「長屋王」もな。これも昔、読んだはずなんだが。

天上の虹―持統天皇物語 (1) (講談社漫画文庫)天上の虹―持統天皇物語 (1) (講談社漫画文庫)
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里中 満智子

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仮面を脱ぎますよ「マップス ネクストシート」(長谷川裕一)6
2009/03/24 [Tue]09:26
前作を引き継いで、
「実は同じくらい強大な存在がいる」
「実は主人公の存在が厄介」
という展開。

そりゃ、役者を揃えて「もう一度みんなで戦おう」ってんじゃ盛り上がらない。
再会した勇者のパーティは、敵味方に分かれるのが王道だ。
女の子のために、侍的な精神を守って、不器用ながらに意地を貫く。
そりゃね。長谷川裕一の漫画で、あの手のピンチに陥ってもさ、心配しない。
ガッハじゃないけど「脱出して生きてる」だろうとは思う。それでこその作風。
(ガッハのセリフは回り込んでいるようで、読者にお約束を思い出させちゃうトリガーだよな)
・・・・なんて王道なんだろう。

その手の悲運には立ち向かうのがマップスだからな。王様ほか、やっぱちょっとおかしい。主人公側について見ちゃうにしても。
特にニュウ・エイブなんて仮面つけて出てくるからさ、逆にナユタ側以外が「××族に作られた」捏造の存在じゃないのとか思ったよ。
あ、ありうるかな。そうなると、ようやく理解しあってなんとかしよとしたところで、旧勇者チームが自己犠牲を選ぶというドラマにもなるじゃないか。

てか、本編のなりゆき勇者様とカリオ先生はまだ出てこないのか。
そりゃ、引っ張るのはわかるけどさ。もう6巻だよ。
最初は外伝気分で「3-4巻でまとまるかな」だったのが、これ、長期連載の構えじゃないか。
前作と同じくらいのボリュームになるのか、ひょっとして。
前作は、なんだかだ連載しながら膨らんだ部分があったと思うけど、今回のは最初から膨張するスケールがでかくない?
ま、付き合います。


しかし「シグルイ」に続けて「マップス」読んでいると、どっちも
「おもむろに脱ぐ」
のは一緒なのだなと思った。

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(2009/03/11)
長谷川 裕一

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おかげさまで輝いてみえまする「シグルイ」(山口貴由)12
2009/03/23 [Mon]10:05
そういえば最初に骨子術を使った清玄の過去が語られる。そんで例によってモテる。
なぜか藩から付けられた護衛も女剣士で、さくっと抱かれる。(なんなのアレは)


藤木と清玄が対戦しないことにより、張りつめたテンションが維持されている。
抜かないことで最強となる居合のような、とか言うとそれらしすぎる。
だからこそ、いくと対面した三重がさらりと抜き、藤木が制してからの剣劇がかっこいいのであって、もはや作者の思うつぼだ。

心技体で、欠落を抱え、渇望している者の方が強い世界なので、テンションを高めつつも欠落を掘り下げていく。
藤木も清玄も、十分に欠けた。ガッタガタに欠けている。
両者をボロボロに削っていく展開だな。
残るは女、愛だったりするけど、その欠落は藤木の方が上だ。
振り子は今、藤木の側。次は清玄。その振り子が止まった時に対決だな。


カバー折り返しの三重フィギュア、いいな。裸なのになぜかエロくない。もっとごつくてもいいか。
この漫画はちゃんと服を着ていないシーンが絵的にも演出的にも多い。あまつさえ皮膚まで脱ぐ。
だから、作中イメージを抽出したフィギュアが裸像となるのは必然だな、ってそんなわけない。

シグルイ 12 (12) (チャンピオンREDコミックス)シグルイ 12 (12) (チャンピオンREDコミックス)
(2009/03/19)
南條 範夫山口 貴由

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征服者ニニギのことを「火の鳥 黎明編」(手塚治虫)
2009/03/19 [Thu]12:04
古代史漫画として「火の鳥」を読み返す。

ヒミコの弟がスサノオで、高天原族のニニギ(神武天皇)に征服されてしまう。ヤマタイ国が畿内だとして、東征が後半のストーリーベース。
人物の名前や立ち位置、ヒナクの「1000人の子どもを産むわ」あたりの意気込みはそのまんまイザナミだったりして、古事記にならう部分も多い。

「火の鳥」はわりとしゃべらず、人間たちにあまりかかわらない。最後にちょっと語りかけるが、基本的には見てもいない。

しかしなんとまぁ、ニニギの憎らしいこと。
しかしヒミコ、ヤマタイ国にしてもクマソを滅ぼした側であり、戦争、征服、支配、反逆のエンドレスな愚かしさがそのままのテーマ。
それでも、猿田彦やヒナクの子供たちが次世代(「ヤマト編」)へ受け継がれていく。
因縁を溜めに溜めた展開のはずなのに、その思いは果たされない。残酷な物語だが、個々人のうっぷんを晴らし、短い人の一生で「よかったね」とする漫画ではないのよな。

征服者のニニギにしても、ちょい先「ヤマト編」の子孫はダメな大王だし、「太陽編」では仏教勢力に攻め込まれる側。
てか、その時点では地元の精霊がヤマトの代表で、人間は退場している。

手塚って、じゃなくて「火の鳥」って、人間を信用しないというか、通常だともちろん人間に立ち位置、視点が含まれてしまう人間の創作行為から、必死に人間性を疑問視しようともがいている。
その自己言及も人間なんだけどな。


火の鳥 1 黎明編 (1) (朝日ソノラマコミックス)火の鳥 1 黎明編 (1) (朝日ソノラマコミックス)
(2003/04/01)
手塚 治虫

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ぐろうりやのぜずさま!「海竜祭の夜」(諸星大二郎)
2009/03/17 [Tue]09:45
手元にあった「妖怪ハンター」も読む。

稗田礼二郎の行く先に神話的な現象があり、それに巻き込まれて解説するという形式で、短編ならどんだけでも描けるパターンではないか。

名探偵のように事件や悩みを解決することはなくて、むしろ作用することで状況の異質さが明らかになってしまってはいないか。
稗田センセイ、ほっといてあげたらいいのに。
妖怪ハンターのタイトルはあまり好みではないそうで、そりゃハンティングはしてない。見てるだけだ。

とある島に奇妙な風習が、という平家物語の流れから、知恵の実じゃなくて生命の実を食べた人間が、というキリスト教の原点をも取り入れられる。
どっちもいける「田舎の風景」の包容力はすごい。
なんだかだ文明的でありつつ、各地に風習が残り、神話も受け継がれているのよな。その混ざったままでOKなのは日本ならではかも。
混ざってしまった末の現代というか。

森や山の中、岩の裂け目は天然のブラックボックス。
その奥で何が行われているかは見えない。わからない。だから語られる。想像や言い伝えが混ざる。
そんな妄想遊びのような物語。
ええと、読んだほかにエピソードはあるんだろうか。


読んでいると稗田礼二郎がスマートで知的な人物に思えるのだが、あの髪形を真似してはいけないな。もちろん生き方も。
稗田本人の奇妙さ、絵柄のボワボワ感、引用される神話のゴッタ煮具合。
すべてが「作者の好きなまま」なのかも。自然体のシリーズかもしれない。

海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)海竜祭の夜―妖怪ハンター (Jump super ace)
(1988/07)
諸星 大二郎

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大事なのは神話の構造的な枠「マッドメン」(諸星大二郎)1-2
2009/03/16 [Mon]09:34
「ユリイカ」の諸星大二郎特集に導かれて読む。手元にあったのは少年チャンピオンコミックスの全2巻。
「マッドメン」は版で違うところがあるようだ。

ニューギニアを舞台に、現代日本人も、伝統的生活を営むガワン族も、神話に導かれて生かされるという話。
土偶がキーアイテムとして出てきて日本古代との関連性がヒントになってるので、アイテムを投げながらの呪的逃走でイザナギ、イザナミを思い、ならナミコはその流れで女神を継ぐのかとか、飲み込めて読んだ。

あと、相似形の神話が環太平洋、シルクロード的配置で分布するってのは宗像教授も言ってたな~とか。
おお、古代史漫画を読んできた成果が! と自分で自分を振り返る。

で、コドワたちは、そういった世界的に「よくある」枠組みを拒否する。
そりゃ、自分たちの伝統を踏みにじってきた文明の源流が自分たちの伝統と相似だと知ったら、どっちにも与せないだろう。

神話は、それまでの権威や力や伝統を新しい価値観で押さえつけるために「神」(人とは遠い存在)に持ち上げて「流れはあるけど、現体制には直接カンケーないからね」としてしまうものだから、
ガワン族の側が伝統に縛られている限り、(日本の)文明の侵攻は免れえない。
(この辺、神話の構造、流れすら汲まないキリスト教の勢力は完全な異物となっている)

伝統を理解したら、構造に取り込まれる。
そこで、逃げる。逃げた姿は、「きっと幸せに・・・」という想像でしかなくて、抽象的だ。もう見ることも考えることからも遠く、別の体系の世界へ行けたんかね。

それにしても、どこにでもついていけるナミコの適応力には驚くべきなんだが、思えばナミコが何を考えているのかって、よくわからない。
コドワにこだわっている根拠は兄妹だからということだが、後半はどうにも神話的な構造のために動かされている受動態じゃないかな。

となれば、コドワはナミコの受け身に導かれた(なんだか?)ってことで、やっぱ神話は女性がさりげなく作るんだよ。
なんてね。

マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))マッドメン (1) (創美社コミック文庫 (M-1-1))
(2006/07)
諸星 大二郎

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邪道じゃ一番にはなれない「バクマン。」(小畑健)2
2009/03/12 [Thu]09:01
ジャンプ漫画家を目指す漫画。

面白い漫画、いい漫画なんていう、漠然としたもののの描き方ではなく、ジャンプでの勝ち方、連載枠を得ることが目標。
ライバルは天然の「ほっといても描いちゃう」人で、主人公は計算で恋愛や夢のために描いてる人。
博打打ちか漫画家かという二項が出てきた1巻に続いて、新しい対比が。わかりやすい。

セリフも多いしアクションもないけど、見吉を増やして会話のペースを変えたり、恋愛要素を動かしたり。
読みやすいなー。こんだけ地味なのに。

ジャンプの雑誌名が実名だから(編集者は匿名だろうけど、同姓の人が人事異動で入ってきたらややこしそうだ)、赤裸々に思えるけど、これ、本当でも誇張でも、入り混じっててもいいんだよな。
「バクマン。」読んで漫画の持ち込みしようって子どもには真実100%かもしれないが(いまどきピュアか?)、ジャンプ漫画家になる野望を持たない漫画好き読者には、一種独特のルールに従う文系バトル漫画なんだな、やっぱり。
で、そのノリは実は古典的な熱血だ。計算ばかりでなく、汗もかくし体力も使うし、恋愛も我慢する。
大人には「漫画業界の裏側!」で、子どもには「熱血漫画!」の売り方なんじゃなかろうか。逆?


熱血漫画なんだから、一度は挫折すべきだ。もっと大きく。
それこそ、大学進学と漫画を天秤にかけるような。
あと、「なに描いていいかわかんない」「ネタがない」スランプとかな。その苦しみの描写に期待。
なにしろタイムスケジュールが18歳までに設定されてるし。

バクマン。 2 (2) (ジャンプコミックス)バクマン。 2 (2) (ジャンプコミックス)
(2009/03/04)
大場 つぐみ小畑 健

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エコー・ザ・中年「吉田戦車 (文藝別冊 KAWADE夢ムック)」
2009/03/11 [Wed]09:33
裏表紙の「豪華!参加執筆陣!!」で明らかなように、吉田戦車は愛されている。
漫画家仲間の輪に作品のジャンルは関係ないだろうけど、交流し、愛や羨望を集める世代の広いこと。
人を集めるだけなら力技でなんとかあるかもしれないが、それぞれの寄稿に愛と羨望が詰まっている。

なんで渋江譲二まで? と思ったら日記でわかるが「仮面ライダー響鬼」つながり。でも載ってるからには、やはりファンなんだよ。そこで義理だけで出ない。好きだから、語りたいからってのがある。
いい本だな。面白いし、ぬくもりがある。


吉田戦車が「響鬼」(前半)が面白いと日記に書いていると、「俺も俺も!」と言いたくなる。
吉田戦車も好きなんだぜ、吉田戦車がこういってたよ、というのは、世代にもよるかもしれないが、結構な説得力を持っているのではないか。

収録された日記(ウェブに載ってたもの)では、スポーツや買い物や、テレビ番組について、気ままなコメントが載っている。
思いのきっっけは、わりとどうでもいいことだったり、起こした行動もひとつひとつ取り出すと取り立てて奇矯ではないんだけど、逐一、気持ちが正直なんだな。
うそや誇張でなく、そのまんまのことで、ざくっと簡潔に、読み手にとっては唐突に「でさ、」と話が始まることと、実際に些末なことに対して自分の思いをしっかりさせている。

この雰囲気があれか、いしかわじゅん寄稿内の「オヤジ臭」か。
とりあえず、全作品までは読んでないのだけど、最新のから遡って読みつぶしていきたい。


そうだ。ゆうきまさみ寄稿にあるように、自分も火星田マチ子が大好き。かわいい。
抱き枕とまではいわないが、大きめの軟体フィギュアがあれば欲しいぞ。

吉田戦車 (文藝別冊 KAWADE夢ムック)吉田戦車 (文藝別冊 KAWADE夢ムック)
(2009/02)
不明

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思わぬところからごほうび「鉄子の旅 プラス」(菊池直恵)
2009/03/10 [Tue]10:07
普通に6巻まで読んでいた、最近のテツブームを象徴する漫画の追加版。

07年の鉄道ブームにアニメやドラマでもテツが吹き荒れて、終わっていた「鉄子」もじわじわと続いていたらしい。
今年も0系新幹線やブルートレインのネタがあったけど、横見さんはどうしてたんだろうか。
なんて、自分が思っているのも「鉄子」のおかげ。
鉄道趣味のかんどころがわかる漫画として画期的だったんではないか。影ながらの影響の面で。

「たびてつ友の会」はちょっと時代がずれてしまったが、惜しいことをしたな。
あの「鉄でいいじゃないか!」のぬくもりは、オタクがまだ日陰だったころの叫びだよなぁ。

ともあれ、その「最近の鉄」も落ち着いてきたし(定着したか)、いいころあいではないか。


「最近のテツの象徴」というのは、一般的な、テツに興味がない人が「テツって?」と踏み入れている状態。

ただ濃いだけでもないし、やたらとテツがいいというマンセー漫画じゃない。
その正直なところと、絵の丁寧さ、旅のいいところだけをダイジェストで読める構成。
いいバランスだ。
でもそのバランスを維持するためにキクチさんは常にブーブー言わねばならず、横見さんは(リアルなんだろうけど)ハテンションの奇人でありつづける。
出くわす風景は「あっと驚く絶景」「マニアにしかわからない条件がすごい」など、初心者にわかりやすい驚きを提供しようとすると、パターン化はさすがに感じる面がある。
で、キクチさんがちょっとテツになって、ま、マニアじゃなくてもわかる良さはあるよね、という丸い収まり。

これ以上続けるなら、キクチさんがテツになるしかない。

キクチさんの次回作は、何のエッセイになるんだろう。
男っぽう性格からして、結婚妊娠出産が似合わなさそうとか、妙に近しく考えてしまうのは実録漫画として面白かったからだな。


鉄子の旅 プラス (IKKI COMIX)鉄子の旅 プラス (IKKI COMIX)
(2009/02/25)
菊池 直恵

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この戦いが終われば「プルートゥ」(浦沢直樹)7
2009/03/09 [Mon]09:50
予定通りにエプシロンが破れ、プルートゥの内面がチラ見され、ボラーが姿をうかがわせる。

わかりやすいようでいて、わかりにくい漫画だ。

要するに世界への復讐心からアブラーが地上最強のロボットを作る。それは破壊力の意味でのプルートゥと、最高の人工知能を持つゴジのアレ。
天馬博士はマッドだから普通に協力するんだけど、心はアトムにあり、それらと対峙するのはパワーアップしたアトムの予定。
素性の知れたプルートゥなど、ボラー戦の前の露払いにもならないだろう。
入り組んでいるようでいて、原作通りのロボット対決漫画には違いない。

そうだよな、それでいいんだよな。

深まっているのはずっと、ロボットの人格やコントローラブルで危険なモンスター性について。
その掘り起こしは人間にも跳ね返ってくる。「おまえもそうだろ」として。
そこをくどくどとキャラに語らせず、シーンやせりふの断片で見せるから、スピード感を増しつつも感情が濃くなっている不思議。
その形式はそのままミステリー部分の仕掛けにも使える。
読ませ方がうまいってか、ズルイ域の作品。横綱の相撲。


あのクマのぬいぐるみはどこに行ったんだよ。

PLUTO 7 (ビッグコミックス)PLUTO 7 (ビッグコミックス)
(2009/02/27)
浦沢 直樹

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自由には代償が伴うのだ「ペルセポリス2 マルジ、故郷に帰る」
2009/03/06 [Fri]09:57
昔ペルシャ、今イランの私小説的漫画。2巻ではヨーロッパに留学。
自国とヨーロッパの文化、伝統的宗教と自由を求める感性、親離れしていく自分など、アイデンティティを揺るがせつつマルジが成長していく青春ものだ。

イラン戦争の悲惨さについては、とうのマルジが海外にいるために切迫感はない。その体験の欠落も大きな要素なんだけど、ちょっと離れて読むと、自意識ブレブレのイタイ女の子がいるな、という印象にもなる。
少女のころのマルジは預言者や革命の英雄にあこがれ、行動を起こしていく主役だったが、ヨーロッパでは周りに流され、恋に嘆き悩んでいるただの女の子になっている。

そこで悩み考えたことが大学入試の国家試験に生きていたりして、マルジなりの成長を感じさせるのだが、途中が淡々としているだけに、ただ悶々としてただけかい、と思わなくもない。
そこは作風というか、私小説風だとすると「このとき私は~~」「この悩みがきっかけで~~」的な過剰演出はしなかったってことだろう。


にしても、宗教や伝統で押し殺したつもりでも、若者は自由を求めて集い、踊る。特に親米でもないだろうに、これはもう文化というより本能レベルの反体制衝動なんだな。
抑圧されるから反発する。作用と反作用。

マルジの悶々は無駄ではない。世界は少しずつ変わりうるのだという希望も垣間見えて、めでたし。。。。ではないんだよな。現実なんだから作品の最後のページは今につながっているわけで。

ペルセポリスII マルジ、故郷に帰るペルセポリスII マルジ、故郷に帰る
(2005/06/13)
マルジャン・サトラピ

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なんだか世界がおかすうぃ~~「ギャラクシー銀座」(長尾謙一郎)4
2009/03/05 [Thu]09:39
最終巻。突き抜けたうえでの完結とまとめたい。きっちりと収めるところは収めたんじゃないか。

ひきこもりパンク野郎の竹ちゃんの自立が軸になってるのは、家庭や母親がときに常識とかけ離れた狂気をはらんで息子を支配しがちだから。
やっぱり実に筋が通っている漫画だ。

ハリス漆原は肉体を鍛えて世界を語っても、ゲイであって女性とは向き合わない。

話として取り残されたのはニューファラオの面々だが、彼らはきっと、竹やぶの秘密を共有する女性社会から逃げていたんだな。最初から。
女性の味方のホストのような立場で、実はね。

3巻で感じた女性の狂気は本物だった。女たちはイメ~ジで宇宙(ギャラクシー)を支配している。あ、ギャラクシー的なものに女たちが操られていて、男が犠牲になってるのか。
そういう侵略漫画か。
男性側の守り社会からはじかれたり、女性側の狂気に踏み込んだりすると、もう動物になって痴呆化するしかない。
てか、女性から見ると男性はすべて動物なのかもな。竹やぶの光景からして。

という、解釈ゲームを誰かとしたくなる漫画。あれはどういう意味だとか、これとこれは関連してるとか。
作者の中では、絶対にすべて、整合している。実はすべて仕組まれている漫画なんだ。誰かの、銀河の意思なんだ。
でなくちゃ、こんな漫画、おそろしすぎる。

でね、すべての狂気は笑いに通じる。
一歩、踏み外して読むと、最高に笑える面も持っているスレスレ感。
すごいところをドライブしたもんだ。

ギャラクシー銀座 4 (ビッグコミックススペシャル)ギャラクシー銀座 4 (ビッグコミックススペシャル)
(2009/02/27)
長尾 謙一郎

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戦い続けていくしか「あずみ」(小山ゆう)48
2009/03/04 [Wed]09:22
第一部だけど、完結。続編の幕末編はすでに連載中。

朽木とか、あの素早い奴もあっけなく倒されてしまった。
柳生宗矩に勝ったあたりでタイマン史上最強であり、数々のハンディ戦をくぐり抜けてきたあずみにとって、真っ向から挑んでしまう2人の愚かさよ。「あずみ」30巻以降だけでも読んで、もうちょっと策を練れよと思った。


豪山の顛末で、ああ、この漫画は最後まで変わらなかったな、貫いたんだなとじんわり思う。
少女は最後まで無垢であり、汚れ役は敵側や支配者層への哀れみの目線でクリア。
だって私、悪くないもんという、ある意味で大バカな主人公を全うした。
それまで抱えていた、自分のために多くの人が死んだとか、仕事や大義のためとはいえ、たくさんの人を殺してきたという思いに、自分で決着をつけていない。
第一部にしても完結なんだから、片付けなければならない思いだったのではないか。

家光の世代からは政権も落ち着いてるような気がするが、定期的に御三家が跡目争いでガタガタやるんだから、いつの時代もあずみのような刺客は必要だということだ。
そんな使役と血にまみれた人生を送るのもしんどい。

そのしんどさをもって、完とする。
一生モノの業を笑顔で背負った強さこそ、あずみなのだな。そういうことだな。

あずみ 48 (ビッグコミックス)あずみ 48 (ビッグコミックス)
(2009/02/27)
小山 ゆう

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預言者になりたかった「ペルセポリス1 イランの少女マルジ」
2009/03/03 [Tue]09:49
アレクサンドロスを読んで、ペルシャって絨毯やなんかで知ってるけど今はイランだし、アラブでどんな位置づけなんだろうという疑問から読んでみる。
ちゃんと歴史の本を読め、とも思うけどさ、これがきっかけで、ね。

コマ割は9分割ベースで、一ページの大ゴマがたまに出てくるくらいの単調さ。読んでいる方としては基礎知識がないことも手伝って、逐一内容を追っていけて助かる面もある。
なにより、絵が独特のモノトーンで、版画のようにひとコマずつ置いてある重みがある。
これだと一般的な漫画のコマ割では描けないから、ひっくるめて作風ってことだ。

絵柄はかわいいし、人物へのシニカルな視点や自己への言及、世界や歴史や戦争への反応が素直で強烈で面白い。この子、正直やわー。言いたい放題だ。わはは。表現者はこうでなくては。


冒頭の、7世紀にアラブに侵略されたところから自国の認識が始まっている。
そこが歴史の始まりだなんて、すでに悲劇だ。
宗教的な価値観で国中の意思統一が図られ、生活が不自由、不自然になっていく様は、日本でも戦争末期の厳しい頃はそうだったようだから、似ている。
この場合の自然、自由ってのはもちろん西側的な価値観なんだけど、マルジは裕福な家庭で育ち、ヨーロッパに亡命留学もできてるくらいだから、そういう視点になる。

マルジが特別だから偏っている、と見るのを止めてしまってはなおさらに意味がない。
こうして漫画になって、翻訳されて日本に届く表現は、マルジの生い立ちがあればこそ。そこを否定しちゃえば「見えないものは知らない」ことで済んでしまう。

厳格で伝統的で、ときにルナティックとかそういう印象でアラブってか中東全体をイメージしているが、こういう普通の女性が生きていたんだと、当たり前なんだが。

これを読んだ上で、イラク、アラブ側の話も読んでみたいなーと思いながら2巻へ。

ペルセポリスI イランの少女マルジペルセポリスI イランの少女マルジ
(2005/06/13)
マルジャン・サトラピ

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誰よりも勇敢なマケドニア生まれの青年「アレクサンドロス―世界帝国への夢」(安彦良和)
2009/03/02 [Mon]09:29
「ヒストリエ」の副読になるかもと思い、読んでみる。エウメネスは一瞬しか出てこず、重要な歴史家はカッリステネスだ。そして回想するのはリュシマコス。

歴史漫画としてはダイジェスト型(ってそんな分類あるのか)なので、人名や地名は割合、省略されずに出てきていると思われる。基礎知識がないと、「いまどの辺?」みたいな感じで東征の雰囲気がつかみにくい。
世界地図を見ながら読むのがお勧め。世界史の教科書とか。

アレクサンドロスの若気の至りが極まる人となり、リュシマコスはじめ従士たちの葛藤は非常に人間くさくて、漫画だけで楽しめる。
ちょっと前まで同級生だったのに王子だからリーダーになり、英雄になり、王になり、覇者となる。
従士は友情や愛情(同性愛者だったって説もあるし)でついていくし、傭兵の職業兵士も勝ち馬だから乗る。さらに鼓舞がうまい。
ま、その分、よく反抗もされる。そこがドラマなんだが、実は無力な主人公は安彦漫画のお約束だ。

よっぽど漫画っぽい過剰なキャラ立ちなんだけど、思えばそこまで人を引き付ける伝説的な何かって、薄いんだよな。マジで戦争に勝てるってだけの人。
俺は神に選ばれたぞ的な、精神面での演出をしない。自分の運命に酔っている人として描かれている。
だから異民族の扱いがはっきりしないし、おかしなことをやるとすぐに突っ込まれる。
世界をすべてマケドニアにするとか、俺色に染めるとか、富を集めるってことじゃない。服従させることを重視してるってのは、自己満足だろう。そんなの、壮大な自分探しではないか。
それじゃ世界を支配しても、管理コストがバカにならんぜ、ってのは現代の凡人の感想だ。



「ユリイカ」の安彦良和特集号で指摘されていたが、普通の漫画は主人公が右から左に進む(ページの流れがそうだから)のに、「アレクサンドロス」では左から右へ進む。
これは東へ進軍している感覚からだろう、ということだった。
そこでも指摘されていたが、通常の逆方向へ進むためにアレクサンドロス軍が苦しそうに見えて、思わぬ演出効果となっている。
マケドニアを振り返るときは左の方向をむく。つまり主人公として普通の向きはそっちだったのにな、という感覚。
読みながらその指摘を思い出して、なるほど確かにな、と思った。知らずに読んで、気づいたかな。うーむ。

完全版 アレクサンドロス―世界帝国への夢完全版 アレクサンドロス―世界帝国への夢
(2008/03)
安彦 良和

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