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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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あくまでもスマートかつ渋く「きまぐれな輝き」(川崎タカオ)
2010/02/26 [Fri]09:04
表紙から出オチの感もあるが、面白かった。
基本的にはダンディー、ジェントルを装いつつ、または装っているからこそ滑稽になってしまう男の哀愁ギャグ。
その象徴がバードガイで、親分を主役にもっと読みたいぜ。

おおひなたごうに通じる、似たジャンルの笑いだが、ダンディーを気取りきれない苦しみに味がある。
(おおひなたごうの場合は、最初から滑稽だとしてダンディーしている、のではないか)

収録作品だと「自称探偵」のわびしさや、「紳士同盟」のダサさがいい。
最後の「さらば変わった友よ」もいいんだけど、ギャップで笑う、楽しむスタイルは共通なので、さすがに飽きる部分もあるんだよな。
ギャグ漫画のつらいところなんだが、だんだんキレ味が鈍く感じる中で、単行本としてはアンカーの重責を担うわけだから。

で、巻末の本秀康・スージー甘金・川崎タカオの対談によれば、なんとギャグ的な面白さを出したのはリトルモアの「へたれチキン」の方なんだそうな。
なんということだ。こちらは漫画としての形式を踏まえているらしい。

破壊力に期待して「へたれチキン」も読もうかな。

きまぐれな輝ききまぐれな輝き
(2007/11)
川崎 タカオ

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へたれチキンへたれチキン
(2004/07)
川崎 タカオ

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以前一人でことごとを行っていたとき「センセイの鞄」(谷口ジロー・川上弘美)1
2010/02/25 [Thu]09:28
もうそろそろ2巻が出るころなんだが、ずっと前に読んで放置していたんだっけ。

帯には
谷口ジローいわく「ほとんど小説のままに」、
川上弘美いわく「あらためて、いや、はじめてほんとうに、知ったような心地です」
とあって、どっちやねんと思うのだけど、それだけ読みの幅がある作品ということか。

原作は読んでないのだけれど、川上弘美の作品だと「ハヅキさんのこと」を読んだことがある。
それだけで判断するのもなんだが、どうも「イイオンナ」が出てきてうさんくさいな~という思いはある。
こう、そんなうまい具合の女性がいて、ちょうど小説になっちゃいそうな人間関係を築くなんてなぁという。小説なんだからそりゃそう書いてあるんだが、おっさん読者としては「イイオンナ」願望を満たすわけでもないので、よくわからなかった。

しかしまぁ、谷口ジローの漫画で読むとだ。ちょうどいいじゃないか。
センセイのジェントル感、枯れ具合がいやらしくなく、月子さんの美人度と不器用さ(モテなさ)のバランスがよく、「女性が思い描いたちょっとステキなカンケイ」ではなく読める。

特に月子さんの裸が面白い。自宅でひとり、全裸で冷蔵庫を開ける姿は、美人なのにややガッカリ感のあるスタイルで、漫画の人物としては生々しい。若くもなくちょっと崩れた感じ。
ここに女性ファッション誌のような幻想はない。

ああ、きれいでも若くはないのだなぁ、と。一片の哀愁を帯びる。
それを踏まえると、月子さんの孤独と自立を行き来する心理がひしひしと伝わってくる。
泣いてしまう月子さんがただ甘えているのでなく、切実にさびしいのかと思える。

というわけで、静かに続きを待っている。

センセイの鞄 1 (アクションコミックス)センセイの鞄 1 (アクションコミックス)
(2009/09/30)
川上 弘美

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わたし木登り大好き「枇杷の樹の下で」(ユズキカズ)
2010/02/24 [Wed]09:06
絵柄の雰囲気に惹かれて読む。緻密なんだけど揺れというかブレのある線っていいよね。

あとがきでは「庭と植物が出てくる作品集」として編集されたとあるが、もうひとつ少女、女の子も出てくる。
もう一冊の方を読んでみないとわからないが、女の子はいうまでもなく出てくる要素なのかもしれない。

絵柄からの期待感どおり、だるそうな女の子と庭が出てくる。
だるそうだと感じてしまうのは、作中がまったくハレを描かないからで、友達が遊びに来ようが海へ行こうが映画を見ようが、マイペースなんである。
マクワウリを放りながらとか、気持ちよくて放尿するとか、なんとも開放されている……なんてかな、見られている意識が低い人たちが出てくる。
足の組み方も、後ろ姿も、寝転がり方もおおざっぱ。ケンカの仕方も。
でも思えば子どものころって感情がぶわっと襲ってきてそのまま動くよなぁ。

カメラも覗き見っぽい。覗き見なんだね、視点が。
見知らぬ少女と、開放的な庭の様子を、観察する。エロくはないんだけど、手の届かなさにモヤモヤする。田舎っぽい風景とこの距離はいい具合。

(最後に収録されてる「ヘチマ娘危機一髪」で、主人公が覗き見する側になるんだけど、それまでの読み心地とは違ってわりと「普通」に近くなっているんだよな)

表題作の「枇杷の樹の下で」と「黄金時代」は、あれよと幻覚症状のような事態にもなってしまって、そこも面白い。
距離をおいて覗き見しているんだから、正確に事態を捉えている気分で読んでいる。でも作中は幻覚のようだ。
ということは自分が幻覚を見ている。その感じ。

機会があればまた読みたい作家。まとめて読むと飽きてしまいそうで、もったいないね。

枇杷の樹の下で枇杷の樹の下で
(2001/09)
ユズキ カズ

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鳩はオリーブの葉をくわえて「アステロイド・マイナーズ」(あさりよしとお)1
2010/02/23 [Tue]09:20
コミックリュウで連載されていた宇宙開発漫画。
収録されている3編「小惑星での資源採掘」「小惑星に向かうためのステーション建設」「小惑星での生活」だ。

清潔感と統一感のあるスペースコロニーで暮らす未来生活漫画とか、恒星間移動もラクラクのスペオペとか、地球外生命体との神秘的なコンタクトではなく、小惑星で限られた資源をやりくりしながらやっとこ暮らす。
地味なフィクションではあるが「まんがサイエンス」の作者だけに立脚点も視点も展望も根拠があり、重力を坂道に見立てるなどの解説もわかりやすい。
子どもでも読めるし、理系ワナビーというかサイエンスな話が好きな大人にちょうどいい。

というか、宇宙には重力も水も酸素も大気もないけれど、水が採掘できればとりあえずなんとかできるという、現実的な宇宙暮らしについては、学研の「宇宙暮らしのススメ」での取材や見識を踏まえた内容。
漫画雑誌のない学研、ネタを他社に預けてしまってないか。読者としては喜ばしい作品リレーなんだけど。


1話目の小惑星の資源採掘は単身赴任なんだけど、ひとりはつらい。
夫婦や男女住み込みだと、子どもができたら困る(事前に処置する手もあるか)。
どんなによくできたチームでも、4年は怖い。
となるとロボットが適切なのかなぁ。時間がかかったとしても。

「アステロイド・マイナーズ」は刊行に時間がかかりそうだけど(月刊誌だし、取材必要だし、描き下ろしも多くなりそう?)、じっくり続いてほしいなー。

自分が好んで読んでることもあるが、宇宙漫画って多いよね。

アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)アステロイド・マイナーズ 1 (リュウコミックス)
(2010/02/13)
あさり よしとお

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宇宙暮らしのススメ宇宙暮らしのススメ
(2009/07)
野田 篤司

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時計の針は少しずつ「海街diary 陽のあたる坂道」(吉田秋生)3
2010/02/21 [Sun]09:35
素敵な漫画だなぁ。
こんなドラマだらけで、ともすれば胸焼けしそうなのに、人物の配置が自然だからしっくり深みを楽しめる。

家と父の実家と、病院と呑み屋とサッカークラブ。
土地に根付いた人物たちだから、漫画のためにとおりすぎるのでなく、自然な巡り合わせとなる。
セリフやシナリオで「偶然」を描くんじゃなくて、全体で、だ。素敵だ。

帯には「すずと幸、それぞれの恋にひとつの決着が…」とあり、核の部分には恋愛があるんだけど、うわっつらの色恋の下地に生活があり、日常があって、そこの感情からドラマを紡ぐ。
(って、3巻にもなってからの感想でもないか)

すずと幸の顔はよく似ている。お互いを見るたびに父の血を感じてしまうかも。
主人公はこの2人なんだけど、3巻のMVPは風太だよなぁ。可能性を見つける才能。
漠然とやってきてしまう、時に恐ろしい未来じゃなくて、自分の中に秘められて、自分で見つけて育てる可能性。
後者が強力なメッセージだよな。

ってほら、こうテキストで「可能性」なんて置いてあってもうさんくさい。
なにを書いても安い感想になりそうだ。いい漫画。

海街diary / 3 / 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)海街diary / 3 / 陽のあたる坂道 (flowers コミックス)
(2010/02/10)
吉田 秋生

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ワタシヲマモッテ「マザー・コスモス」(杉山実)
2010/02/20 [Sat]09:57
「創世記」と一緒に買った青林工藝舎の漫画。

機械が発掘される終末後の世界。巨人(ロボット)に乗って冒険する少年。遺跡から現れた謎の少女。
世界を制御する巨大なエネルギー……。
80年代のロボットアニメか、ファイナルファンタジー(4~6くらい)のような世界と舞台で、演出もセリフ回しもその路線でイカシている。

メカデザインが独特にかっこいい。モノクロでスクリーントーンも使ってないため、油ギッシュでボルトがきしんでそうな味がある。

父を探す少年が、母の愛と再会して、親も親で子離れできてメデタシの物語については、
スケールがデカくなって主人公の少年がおいてかれるところも含め、
細部でどうにも「どこかで見た」演出や展開を感じてしまうが……王道といえば王道。踏み固められた道。

思えば青林工藝舎の漫画なのに王道ってどういうことだ!(笑)
トバシ気味の絵と世界設定で突っ走ってるところが「らしい」のか。

巻末にも世界設定が記され、バードマンたちだけで一本描けそうだし、
漫画の構成よりも先に世界の創造があったと思われる、作者思い入れを感じる舞台だ。
漫画に限らずキャラクターデザインも手がけるアーティストだからかな、作者が。

マザー・コスモスマザー・コスモス
(2005/11)
杉山 実

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ただの生首だったのです「創世記」(星園すみれ子)
2010/02/19 [Fri]09:35
新規開拓だと思ってタイトル&ジャケで買う。青林工藝社舎だし、冒険にはいいところ。

表題作の『創世記」は、巻末の米澤嘉博の解説どおり、パロディなんだけど語りかけるものでなく、事象をすり替えて楽しんでいる模様。だから安心して笑える。
叙情的なところで、ふいに生首の放物線が出てくるのだから。

表紙の絵柄どおりに、メルヘンだけどどこか生気のない(自我が弱そう)少女たちが、なんだかだ暗黒の世界に落ちていく短編集だ。
暗黒の世界といっても少女を汚すものでなく、残酷な天幕の中や深淵だ。

ダークな世界だけど、暗くはない。黒い。
「テヲレマ館」のように少女の人間関係の黒さが似合うのだが、似合いすぎるんだろうな。きっと。
それでは物足りない。
むしろ「創世記」のように、ざっくりデカイ視点だと、作風の暗黒ぶりが浮き立つってことか。

創世記創世記
(2006/05)
星園 すみれ子

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国を豊かにするためには「週刊マンガ日本史 武田信玄」
2010/02/17 [Wed]09:51
ここから戦国大名ラッシュの週刊マンガ日本史。先陣を切るのは武田晴信(信玄)。

漫画は「戦国BASARA2」のコミカライズも描いた(と本書に紹介がある)久織ちまき。
表紙の一枚絵、人物、合戦シーンのどれもきれいで、カラー漫画がうまいなぁ。
つい極彩色になりそうなのに、ゴテゴテに感じない。

解説部分では軍隊の整備や知略にも秀で、治水や法令によって国造りで手腕を発揮していたそうだが、漫画ではそこはカット。地味だし、やはり謙信との一騎打ちを描かねばならぬ。

暴君として描写される父親を追放して甲斐国の実権を握り、信濃国へと攻め込む。
優しい晴信が鬼となったのは国のためなのだが、漫画で読むと義は上杉政虎(謙信)の方にある。
越後の側は、関東管領の官職を拝命しているんだよな。どう考えても信玄が悪役。
強くてかっこいいのも信玄なんだが、そのイメージを強くするのは風林火山のキャッチコピーかも……。


付録の人物カードは「毛利元就」「北条氏康」「武田信玄」「朝倉義景」「浅井長政」「上杉謙信」「種子島時尭」「武田勝頼」「織田信長」。

毛利元就も物語になりやすいんだけど、やっぱり歴史のメインストリームではないということかしら。
種子島くんの脇役顔はちょっとかわいそうだ(笑)。ポルトガル人が鉄砲を持って漂着したというごっつあん人物だからしょうがない?

紹介されている関連書籍は戦国時代全体に通じるものもある。
次号から織田信長、明智光秀、豊臣秀吉、石田三成、徳川家康と続くのだけど、いわゆる群雄割拠の時代の象徴として今号は信玄ということか。
武田信玄―風林火山の旗風 (講談社 火の鳥伝記文庫)武田信玄―風林火山の旗風 (講談社 火の鳥伝記文庫)
(1986/06/15)
木暮 正夫

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戦国大名の大常識 (これだけは知っておきたい)戦国大名の大常識 (これだけは知っておきたい)
(2006/02)
小和田 哲男

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戦国の城を歩く (ちくま学芸文庫)戦国の城を歩く (ちくま学芸文庫)
(2009/08/10)
千田 嘉博

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苦しみをさらっていった「同棲時代」(上村一夫)3-4
2010/02/16 [Tue]09:39
乱れる今日子の心は分裂したまま、遠くにいってしまう。

次郎は愛を信じていたんだよな。結婚を先延ばしにしている姿は夢見がちかもしれないが、イラストレーターとしてやっていっている自信も培っている。
そこで今日子が実家の方を向いて「(自分たちの関係を)わかってもらえないのはくやしい」と、結婚を意識すれば「いったい何だ」と思ってもしかたない。

義父を連れて来た結婚という制度や女となった母を嫌って、「のほほんと」を選択したのは今日子なのに。
今日子がその結婚に縛られ、押しつぶされていく。
もちろん妊娠、出産を背負う女性が結婚を意識するのは当然だが、次郎の人生をあまりにも思いやっていない。

結婚にまつわるすべての重圧と苦しみをひとりで勝手に背負ってしまう今日子と、それを救えなかった次郎。
どちらも悪くない。ただ悲しいだけだ。
あえてなにが悪いかといえば、同棲の後ろめたさや「男の甲斐性」は相当に重たかったであろう1972-73年の時代か。

のほほんと若さを費やさせなかったのも、2人の若さなんだよな。

同棲時代―Complete edition (中) (fukkan.com)同棲時代―Complete edition (中) (fukkan.com)
(2005/08)
上村 一夫

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同棲時代―Complete edition (下) (fukkan.com)同棲時代―Complete edition (下) (fukkan.com)
(2005/09)
上村 一夫

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同棲時代 (3) (双葉文庫―名作シリーズ)同棲時代 (4) (双葉文庫―名作シリーズ)

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のほほんと生きてゆこうね「同棲時代」(上村一夫)1-2
2010/02/15 [Mon]09:11
「ヘイ!マスター」きっかけの再読。持ってるのは双葉文庫の全4巻のもの。

同棲しているのは今日子22才、次郎23才。
最初の単行本が1972~73年。今は同棲というか外泊やプチ家出なんかもカジュアルなように(主にメディアのおかげで)感じられるが、当時は「いけないこと」だったろう。

今日子は実家の義父と、女の臭いがする母を嫌って上京し、結婚という制度自体に嫌気を持っているようだ。
1-2巻は特に今日子視点でテンションが練り上げられていくこともあり、次郎はなんだか呑気な若者という印象になる。
職業もイラストレーターという、当時にしてみれば不安定でテキトウに思われそうなもの。

一方で今日子の心は焦って分裂していくんだよな。
「のほほんと生きてゆこうね」と言いつつ、結婚できない状況に焦り、心乱れる。
結婚や性欲を取り外して、愛だけを抱くのは難しい。
しかも、今日子が求めるのは「私のための次郎の愛」だ。漫画では「次郎のための私の愛」の発露は、薄いように見える。
「次郎と一緒に美しく死ねたら、あたしはそれで満足なの」とは、なんという身勝手な愛だろう。
それは愛なのか。
次郎は仕事で身を立てて、今日子と一緒になる気持ちでいる。言葉は少ないが、準備も努力もしている。
別れか結婚かと持ち出されてから、続くエピソードでは次郎の仕事がらみのものが増えているんだぜ。

結婚や性欲を取り外しても、愛だけは残る。そのはずだったのに。

同棲時代―Complete edition (上) (fukkan.com)同棲時代―Complete edition (上) (fukkan.com)
(2005/06)
上村 一夫

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同棲時代―Complete edition (中) (fukkan.com)同棲時代―Complete edition (中) (fukkan.com)
(2005/08)
上村 一夫

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同棲時代 (1) (双葉文庫―名作シリーズ)同棲時代 (2) (双葉文庫―名作シリーズ)

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目的はキリスト教の布教である「週刊マンガ日本史 ザビエル」
2010/02/12 [Fri]20:34
次号から戦国大名ラリーになるのだが、その前にザビエル。

なんとまぁ、実在を疑いたくなるほどの出来上がった人物像じゃないか。いや、さすがに実在はしたろうけど、伝説っぽくありすぎるだろ。
貧しく生きるとか一生独身とか、結果的にそうだったってことを持ち上げたようにも思えるし、日本人のパートナーがヤジローまたはアンジロウで「アンジェロ」と呼ぶとか。
(明記されていないがエンジェルと出会ってサビエルが喜んでるニュアンスを下敷きにしたの?)

死んでも腕が腐らなくて聖人認定とかさー。
普通にすごい宣教師だったと思うのだが、盛り付けが派手すぎてうさんくさいぞ。

でも、漫画としては面白く読めた。
漫画は三好直人。舞台を日本でなくマラッカに置いて、いざ布教へというシーンを描く。
実際、日本に来てから将軍や天皇に会おうとして会えないところもドラマになると思うけど、あえて「日本人がキリスト教に触れた瞬間」を濃く描いてある。内面がメイン。
歴史漫画はこういうのでもいいかも。史実を知るためには他の手段がある。


付録の人物カードは「雪舟」「北条早雲」「ヤジロー」「大内義隆」「フランシスコ・サビエル」「斎藤道三」「狩野元信」「王直」「今川義元」

今川義元が出てくると戦国時代だな。しかし、ヤジローって実在したのか? 殺人、逃亡、改心ってのもできすぎてるんだよなぁ。

紹介されている関連資料は歴史人物のザビエル、宣教師のザビエルの本と、世界の宗教入門。
宗教入門、面白そうだ。

フランシスコ・ザビエル―日本にはじめてキリストを伝えた人 (パウロ文庫)
徹底大研究 日本の歴史人物シリーズ〈10〉フランシスコ・ザビエル (徹底大研究日本の歴史人物シリーズ (10))徹底大研究 日本の歴史人物シリーズ〈10〉フランシスコ・ザビエル (徹底大研究日本の歴史人物シリーズ (10))
(2004/03)
岸野 久

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世界の宗教入門 (「知」のビジュアル百科)

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みんな妖怪ですよッ!!「水木しげるの遠野物語」(水木しげる)
2010/02/11 [Thu]09:19
御大、米寿にして新作を描く。原作は柳田國男の遠野物語。
いつでも描けたような気もするし、作者を不老不死と仮定するとこの先でもいいのだが、2010年は遠野物語100周年なんだそうな。

原作は読んだことないのだけど、聞いたままの説話集というのは知ってる。
ザシキワラシ、山神、ヤマハハ、河童、雪女、オシラサマら、遠野の神々や霊的な事象、人ではないものとの付き合いが描いてある。

説話らしく「こういうことがありました」でさくっと終わったところに、時折(わりと頻繁に)水木しげる自身が作中に登場して感想を添えるだけ。
短いものは短いまま。一コマで解説されていたりもする。
外国人だったんじゃないかとか、自然現象に名前をつけたのでは、教訓のためだとか、無理に解明しない。
神々、妖怪の仕業であると受け入れる。
御犬や山神はもう、どうしようもない。逆にまったくの幸運もある。
幸不幸について、行いがいいとか、無垢であるとか、その辺が関係ないのも面白い。

このあっけなく、無力感すらある世界は「考え込んでもなぁ…」という自然への畏敬となっているし、実に水木しげる作品らしい。
作中で遠野物語が作家活動の参考になったことも言っているけれど、神々や妖怪の事象から、接し方も影響受けてるのではないかと。
この調子でぜひ「遠野物語拾遺集」も描いていただきたい。
なにしろ前世を想起してしまうほどお気に入りなんだから。


しかし、柳田國男邸を移築した喜談書屋(緑蔭小舎遠野)の豪華さに、我に返るもであった。
充実した設備で、ぜひ妖怪会議を! って実際に民俗学の社交場になってるんだろうな、きっと。

水木しげるの遠野物語 (ビッグ コミックス〔スペシャル)水木しげるの遠野物語 (ビッグ コミックス〔スペシャル)
(2010/01/29)
水木 しげる

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死んだんですよーーッ「筋子」(菅野修)
2010/02/10 [Wed]09:59
ちょっと前に読んでいて、衝撃的だった作品を改めて。
あらためて感想を残そうとして、こと細かくは無理だ。

子どもを亡くした夫婦が交互に回想や妄想を織りなすという、大筋は読める。
母方の系図の呪いやら、父の側のカネについての屈折が子どもの死に重なり、少なくとも絵や言葉で描写されている世界はズレて狂っていく。

なぜ死んだのか、なぜ殺したのか。思えばミステリーでもドラマでもないんだから、死そのものを扱う際に原因はあいまいでもいい。なんらかで死んだ。そこに母が関わっていた。
その死を取り返そうとする無茶と傲慢が人間の業で、命を巡る呪いは系図をさかのぼって明らかになる。

ってことだという気はするんだが、かすかにたどっていたイメージもクライマックスになるとさらにあいまいになる。
だいたい電車が死後の世界への入り口なのに、駅につげ義春をさくっと居させてしまうのは不謹慎なわけで、おそらく単純に「死」すらも生命や人生の消滅や終わりじゃないんだろうな。

失われたものや命はそのまま帰ってこない。執着してしまう人の業。

これ描いてる人が平日はサラリーマンだなんて、どんなバランスだよ。

怖い。

筋子筋子
(2009/11)
菅野 修

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ぜんぶなつかしくて「ちいさなのんちゃん すくすくマーチ」(永野のりこ)
2010/02/10 [Wed]09:14
実はよく読んでる(読んでた、か)作者なんだけど、ログするのは初めてなのか、とここで知る。
子育て漫画も、振り返ればよく読んでいる。

連載は産経新聞(1995~1998年)で、アスペクト版の単行本が1999年。そこから抜粋、修正、加筆したと奥付にある。
いまやアニソン歌手の娘さんが20代として、10年ちょっと前は作中で出てくる「大きくなったのんちゃん」のとおりに中学生か。

アニソン歌手になっていく過程が緻密にオタオタしく描かれているわけでもなく、そういったエピソードがあれども主流ではなくて、面白いお母さんとかわいい子どもの話。

子育て漫画だから、子どもがこんなことした、子どもと一緒に何した、子どもがどうなったという話になるんだけど、「ちいさなのんちゃん」の場合は、子どもを通じてお母さん(作者)が遠いところに思いを馳せることの多いこと。
テンパったりズッコケたり、笑いを生むボケ役がお母さんで、むしろのんちゃんは安定して元気なツッコミ役だ。

はかなくさみしく、おぼろげで貴重な存在として子どもを見ている。
成長していく姿を思い出しながら描くんだし、子どもを相手にしていると時間の重みを強く感じるんだろうなぁ。

旦那さんがあまり出てこないのが男性読者としては複雑な気持ちでもある。

読み返したくなってくるなー。「電波オデッセイ」でも引っ張りだすか。

ちいさなのんちゃん すくすくマーチ (BEAM COMIX) (ビームコミックス)ちいさなのんちゃん すくすくマーチ (BEAM COMIX) (ビームコミックス)
(2010/01/29)
永野のりこ

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Little Non THE BESTLittle Non THE BEST
(2009/11/25)
Little Non

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一度できてしまえばもうおしまいね「ヘイ!マスター」(上村一夫・関川夏央)
2010/02/09 [Tue]09:06
「坊っちゃんの時代」の関川夏央からの流れで、古書店で発掘。

表題作の「ヘイ!マスター」は増刊ビッグコミック掲載作。
オカマ、ゲイのマスターが探偵として夜の街を行くという、脈絡はないが雰囲気はある設定。
昼ドラとか2時間ドラマにできそうな風合いだ。
事件もすっごく驚くようなものでなく、人情にホロリ。これはもう時代性。

男女のもつれが事件の核にあるんだけど、オカマゆえに当事者からは遠く離れ、だからこその哀愁がある。
そして決定的に、このマスターが目元こそパッチリだけど小太りの中年なのだ。
リリカルに抒情したところで不格好である面白みがきいてる。
(いや、カッコいいとこあるんだけどさ、造作的には不格好)

面白い雰囲気なんだけど、フツッと終わっている感じ。でも掘り下げる設定でもなさそうだからなぁ。


深みというか凄味があるのは「焦土の塔」の方。
近代麻雀オリジナル掲載作だから、なんだかだ麻雀をしなくてはいけないのだけど、戦後の焼け跡で若者が集い、人生を賭けて、かつ、目的や成果に固執せず散会する潔さ。かっこいい。
和了る寸前の高揚感を強く掲げるミミの美しさよ。

上村一夫作品らしい、ザワザワした空気ときりっとした個人と、語りつくせない思いが出ている。

上村一夫はちょっと前に固め読みしていて(復刻が盛んだったころね)、あまりに一気読みしすぎて個々の作品の印象が薄いのであった。
「同棲時代」「関東平野」「凍鶴」を読み返そう。
もうちょっと思いを固定しておかないと、もったいないからね。

ヘイ!マスター (ちくま文庫)ヘイ!マスター (ちくま文庫)
(1999/07)
上村 一夫関川 夏央

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ヘイマスター (アクションコミックス)ヘイマスター (アクションコミックス)
(1988/02)
上村 一夫関川 夏央

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犬には犬の世界があって「ビッグ作家 究極の短編集 白土三平」(白土三平)
2010/02/08 [Mon]09:01
古書店でサルベージ。大家のビッグコミック作品から編む作品集で、自分はほかに水木しげるも持ってたはず。石ノ森章太郎もか?

メッセージ性や世界の捉え方はどうあれ、形式では忍者漫画で有名な作者なので、収録作品も忍者ものが多い。
「忍法秘話」から「スカルの死」のように、忍術おそるべしな作品も収録しているけれど、忍術の技を軸に戦闘シーンを描きつつ、技だけで人生はたちゆかないペーソスがあるのは、期待どおり。
「遠当」なんて、達人が群衆にボコられてエンドだよ。
解説まで入れて忍術、力の仕組みを明らかにしつつ、さくっと転ばせる。

で、「究極の」と冠した短編集だけに、現れる作者の個性ってなんだろう。
簡単すぎる言葉だけど、「どう生きるか」かな。生きるためにもがくこと。
それは他人を犠牲にすりことかもしれないけど、人は生きねばならない。一生懸命じゃないことに冷たい。
クールでもハードボイルドでも熱血でもないけど、かっこいい生き様であるな。

しかし、一生懸命のつもりが犬には通じてなかったという「野犬」も収録してるんだよなぁ。
もがく人間にも傲慢さの指摘を忘れない。
長編で読まないといけない作家性だと思った。さくっと指摘されると戸惑う。じっくり向き合いたい人生観だ。

白土三平―ビッグ作家究極の短編集 (ビッグコミックススペシャル)白土三平―ビッグ作家究極の短編集 (ビッグコミックススペシャル)
(1998/02)
白土 三平

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可愛さに溺れるということはない「ベビーブーム」(横山裕一)
2010/02/07 [Sun]09:22
判もタッチも変わった新刊を読む。あれ、講談社の「アウトドアー」は読んでなかった。
オールカラーだけど実質2色? 巻末の解説ページはスミも使ってるから3色か。
数冊に1冊の割合で封入されているという、ラフカットの断片は入っていなかった。残念。

いつもは定規やコンパスで描いたような直線や曲線できっちり構成された面なのだけど、今回は表紙のとおりにやわらかいというか、手作業のように描いてある。
ラフカットの展示を見たことがあるけど、ラフカットよりはもちろんすっきりしていて(線が選択されていて)、手を抜いたとか勢いで描いたわけではなさそう。
でも微妙なはみ出しってさ、どこまで計算なんだろう。

内容といえば、ひよこ(ふわっとしたキャラ)と、鳥っぽい人(黒丸の中心部がとんがった顔のキャラ)を中心に、シチュエーションで動きと顛末を見せる、いつものもの。
(新幹線顔とか、炎のように揺らめいた目とか、いつもの人物たちもひよこの仲間として小さくなっ出てくる)
セリフはなくなって、動きと効果音だけ。むしろ効果音や動きの効果線で画面が大きく占められる。動いたものがコマにどんと出てくるし。

「掃除」なら場所を変えてザクザク作業が進み、「ボール」だとだんだん動きがエスカレートしていく。
このスピード感。「ひろば」のテンション上げぶりはすごい。
「サラブレッド」なんて、動きだけでああもカッコよくなってしまうのか。暴れてただけだぜ。
「学校」では、繰り返しで同じテンポを味あわせ、最後にちょっとだけリズムを変えるし、過去作でも言われてるけど漫画のような音楽だよね。

タッチの好みは、作者としてどっちなんだろう。
過去作のような、そぎ落としたはずなのに好みやおかしさが出てしまう絵も好きだけど、ひよこの可愛さは今回の手書きっぽさあってのことだしな。

「ひよこ」の可愛さは格別なんだよ。不器用だけど快活。子どものおかしさ、可愛さそのもの。
鳥っぽい人のぬいぐるみはどこかで見かけたことがあるので、ぜひひよこもグッズにしてほしい。ペアだったら欲しい。

ベビーブーム (CUE COMICS)ベビーブーム (CUE COMICS)
(2009/10/07)
横山 裕一

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その先の楽園へ「闇金ウシジマくん」(真鍋昌平)17
2010/02/06 [Sat]09:56
読者モデルをやっていたはずなのに借金まみれで覚醒剤のプッシャーになり、あげく騙されて文字通り風呂に沈められている。
あきれるほかないのだが、どうしてか目が離せない「楽園くん」の完結編。

おかしいなーヤバイなーと思いつつプッシャーの才能があるとかお前の持ってくるクスリは質がいいとか褒められると浮かれて続けてしまう。
リスクの背負い方も下手で、すぐに悪い噂が広まる。
なんで自分の彼女(っぽい存在)を売るかね。遊び方も下手だ。うまくても周囲が迷惑するんだが。

欲望が勝手に暴走してカネに困るのは自分のせい。でも、欲望の元になる流行や、承認欲求なんかをうまいこと突っついてくるのは大人たち。
手際のいいハブリーナやウシジマに対して、どこだかわからん地平をボンヤリ目指してる子どもたちが不利なのは当たり前。
救済も結局、母親が関わっている。
16巻では楽園クンの中田はとことんバカに見えたけど、こうなるともう大人の責任かもな……と思う部分もある。
10代の子どもがいて原宿あたりをウロウロしてたら不安でたまらん漫画だろうな。


しかし、展開がヒドすぎてギャグになってしまう部分も救いではある。
パピコの豹変ぶりとか。あそこまで変わった彼女に遠目でよく気づいたよな。
そして最後まで楽園ぶりを守ったG10(ゴト)くんは、言動が一致している人物ではあった。意味はわかんないけど(笑)。
リスクをとって、若いうちに楽しく生きる。ダメだったらどうでもいいじゃない、みたいな。
あくせく働くことと、生きるために抵抗するのは、同じくカッコわるいこととして禁則だったのかもな、ゴトくんにとって。
(そのわりには詐欺には一生懸命だったようだが…。やっぱアホかな)
最後は特定ができないように歯も指もヤラれたんだろうなぁ。

思えば、結末については作品中で前後している。中田もキミノリも墜落したという話の後に、ページをめくれば笑顔んの2人だ。
時系列で「この笑顔の後に…」ということだとすると、漫画の中の時間を笑顔で止めたのは作者の優しさかなぁ。
それとも、絶望一歩手前でキープする、サド的な措置か?

闇金ウシジマくん 17 (ビッグコミックス) (ビッグ コミックス)闇金ウシジマくん 17 (ビッグコミックス) (ビッグ コミックス)
(2010/01/29)
真鍋 昌平

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心の強さで描くもの「週刊マンガ日本史 雪舟」
2010/02/05 [Fri]09:01
創刊号の卑弥呼を担当した藤原カムイが再登板。

書画、水墨画の大家である雪舟の人物伝を、ワク線はすべて、さらに回想シーンを筆で描いている。
天橋立図の模写(だよな?)もあって、藤原カムイが画力を振るうための16号だな。
絵の重みも人物の深みも全然違うぞ。
申し訳ないが、もう全部、漫画担当が藤原カムイだったらいいのにと思ってしまった。
(あまり内面に入り込んだ漫画で歴史学習の情報量が減ってもなんだが。卑弥呼、雪舟なんかとの組み合わせは良いよね)

禅宗と水墨画の世界観が重なってたそうだが、鎌倉時代には仏教から宗派がわかれていった中で、内面と向き合う禅宗がブレイクしたのはなんでだろう。
他力本願(お経を唱えればいいとかね)でなく、終末思想でもなく、自分と向き合う。
都の東山文化は花盛りだったし、わりと余裕がある時代だったのかな。気候がよかったとか、農業が落ち着いてたとか。

でなきゃ、己に向き合ってなんかいられないような。
豊かになってたからカウンターで水墨画とかの「わび」、地味路線がウケたんだろうし……。なんてね。

で、気になるのは解説部分の「目からウロコの歴史塾」。
雪舟の絵、わりとパクリならぬインスパイアなんじゃねって指摘は目からウロコというか、できればウロコうけたままでいたかったぞ!
絵の内容でなくテクニックが国宝級ということで、いいんじゃないかな!


人物カードは「コシャマイン」「山名宗全」「細川勝元」「一休宗純」「太田道灌」「足利義政」「足利義視」「日野富子」「蓮如」。

山名宗全&細川勝元、足利義視、日野富子と「応仁の乱はわたしたちが原因です」メンバーが揃っている。
蓮如は本願寺教団の立役者か……。戦国の準備ができすぎてるな。カードの顔も実にふてぶてしい。
コシャマイン(コサマイヌ)のカードから、日本が古くからの単一民族国家だなんて幻想に注意しようと思った。

紹介されている関連書籍は雪舟本人と作品の本。本物は山口県の毛利博物館とかで見られるんだそうな。

雪舟―戦乱の時代、水墨画の世界 (NHKにんげん日本史)雪舟―戦乱の時代、水墨画の世界 (NHKにんげん日本史)
(2004/09)
小西 聖一酒寄 雅志

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雪舟 (新潮日本美術文庫)雪舟 (新潮日本美術文庫)
(1996/12)
日本アートセンター

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雪舟の「山水長巻」―風景絵巻の世界で遊ぼう (アートセレクション)雪舟の「山水長巻」―風景絵巻の世界で遊ぼう (アートセレクション)
(2001/09)
島尾 新

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ありえないことではない!「アスカ@未来系」(島本和彦)2
2010/02/04 [Thu]09:36
時空圧なる力を使って、やや遠回しに戦うバトルマンガ。
一巻では説明されていなかった背景や力の理屈が語られている。一巻では謎を引きにして、2巻からはバトルに集中させる構成なんだろうか。

1巻で感じた「このノリについていけるのか?」という不安感は拭えないものの、キャラが増えてボスも見えて、バトルの面白さがちょっとわかってくる。

でも背景の説明が濃いわりに、アスカの性格が微妙につかめないし、愛果の高い身体能力もどっかいっちゃうし、どこか、着地があやふやなんだよなぁ。
誰のどんな姿勢に共感しておけばよいものか。

考えすぎの漫画のような気もする。その、考えすぎた勢いのスベリ加減は、なんだか「吼えペン」内の作品らしくもあるんだけどね。

アスカ@未来系 2 (サンデーGXコミックス)アスカ@未来系 2 (サンデーGXコミックス)
(2010/01/19)
島本 和彦

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とにかくコングラッチレーション「キン肉マン」(ゆでたまご)37
2010/02/03 [Wed]09:33
22年ぶりの最新刊。
ジャンプコミックスが同体裁で残ってるから最新刊になるわけで、老舗レーベルならでは。

二世のヒットから29周年を経て再燃した人気もすっかり定着してる。
連載終了後に発表していた短編を集めたもので、「二世」への橋渡しにもなっている。

連載終了後の話なので、キン肉マンはキン肉大王(になるところ)であり、
ズッコケてるようでいて強くてカッコいい面も周知だったりする。
過去にさかのぼって「思いつきの無茶苦茶殺法で予測不能だ」と賞賛されてもいる。
そこはご愛嬌だよな。理屈なくダメで、頑張って48の殺人技(殺人ってすげぇな、思えば)を習得したんだから。

どれも初めて読むんだけど、ウォーズマンの出生については驚愕しないわけがない。
ロボ超人として生まれた理由は父によるのだが、後天的な要素が遺伝するとは……。
この程度の不思議でひっかかっていてはキン肉マンは読めないというメッセージとして受け取った。

読んでいると懐かしいテンションが甦って来て、読み返したくなるんだよなぁ。
と思ったら、まんまと復刻BOXが出ているのな。
罠かこれは! 愛蔵版じゃなくてジャンプコミックスで読みたい気分になるよ、そりゃ。

二世も最初だけ読んでいたのだけど、新超人のデコレーション過剰な姿に参ってしまった。
シンプルがいい、超人は。
最近は新旧世代入りまじりで展開してるらしいのでちょっと気になるけど……またも長期連載なんだよな。

2世を読んでる人は、オリジナル世代なのかしら。
それとも、新規読者なのかしら。

キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)キン肉マン 37 (ジャンプコミックス)
(2010/01/29)
ゆでたまご

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JUMP COMICS キン肉マン 復刻BOX“伝説”JUMP COMICS キン肉マン 復刻BOX“伝説”
(2010/08/20)
ゆでたまご

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オデサッサ作戦の開始だな「トニーたけざきのガンダム漫画Ⅲ」(トニーたけざき)
2010/02/01 [Mon]09:59
田中圭一と手塚治虫の勢いだが、本家と同じ雑誌に載っている脅威のパロディ漫画に新刊が出た。
(本家を同じ雑誌じゃなければ問題が大きすぎるわけだが)
もともと煙や陰影、テカりなんかのタッチが似ているのかしら。
スミでざっくり陰を落とすとか、単色のボワンで周囲の雰囲気を作るとか。

ともあれ、ガンダムネタと安彦良和タッチの両方がわからないとサッパリ楽しめないので、読む人を選ぶはず。
オデサッサ作戦にしても、場の緊張感やセリフまでわかっていてこその笑い。

シャアやセイラ周りや「デギンの杖」はともかく、「美しすぎる少年兵E」までネタになる。
忘れられているからこそなんだけど、掘り返すところがすごい。
「リアルロボットオタ」とかな。

TV版検証シリーズとして「いきます」やセイラのあめと鞭、ランバ・ラル白兵戦のデータは、
これだけガンダム情報の本があふれている中でも貴重な資料(徒労感もあるが)でもあるような、ないような。
基本はファン、視聴者の目線で、過剰なリスペクトもエグすぎるいじりもしていないところがいい塩梅。
(そこが関西っぽいのか?)

しかし、ガンダムの手にあるポッチがランバ・ラルの墓だったとはなぁ。わはは。
4巻も楽しみ。って、いつになるんだろう。

トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)トニーたけざきのガンダム漫画 III (角川コミックス・エース 113-3)
(2010/01/21)
トニー たけざき

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