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まさしく混乱(バベル)ですね「諸星大二郎ナンセンスギャグ短編集」珍
2010/03/31 [Wed]09:46
「珍」と「妙」をセットで買ってしまった。

結果的にギャグになってしまう作品は「栞と紙魚子」でも読んだことがあるけど、短編ギャグだとまた違う。
怒々山博士はギャグのために生み出されたキャラだしなぁ。顔からして、
星新一が好きな人は楽しめるのではないか。ちょっと違うか。もっとズレてるし、秩序がない。

ドジから「ど次元」みたいなダジャレ、だまし絵のようなネタがあって、まさにカオス。
でもそのカオスにしても、よくも見事に混ざってる風景。ただのぐにゃぐにゃとかじゃない。
どっからどうみてもバラバラの、ぐちゃぐちゃで、意外とスカッとしている。そんな空間。

最後の「無題」にいたっては、前代未聞のカオティックギャグ。
スジがありそうでつながらない。アイデアや場面のメモかと思いきや、単体で「未完」って、これどうやったら完成なのという。
普通に考えれば商業出版に載るものでなく、もちろんここが初掲載。

レアな意味での「珍」作が載っている。

諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・珍の巻諸星大二郎 ナンセンスギャグ漫画集・珍の巻
(2010/03/06)
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その一票を投じてくれ「鈴木先生」(武富健治)9
2010/03/30 [Tue]09:33
立会演説会から投票、開票へと生徒会選挙は進む。

作者が西に語らせているのは、投票行動そのものへの疑問。
なにしろ西は生徒会選挙のために出て来た人物だからな。
毎回、テーマごとに熱く語り訴える人物は、作者の代弁者なんだと思う。
(それに対して答えが確定できてるから描けるんだろうな)

だから、本心では、漫画や生徒会でない選挙にも一言あるだろう。
公正に見える手続きに沿えばいいということではなく、そこにある欠点、裏に隠される事象。
そこまで気を配っているシステムはもちろんあるのだが、
「とりあえずそうしておく」と「常に柔軟に変化させる」はまったく違う折衷案だからな。

で、実際の選挙結果を見れば、西に流された層もそこそこいそうに思える。
それでいいんだよな。
大事なのは変化し行動し訴えることで、選挙を「ダメなシステムだ」と断じているだけじゃいけないわけだし。


で、続くエピソードは文化祭。演劇部とクラス劇で早くももめていて、そこに足子まで出て来てしまう。
あれだけ理屈で語り、考え抜いて行動した選挙の話のあとに、理屈が通じない足子先生が出てくるとは。
油断できないぜ!

演劇そのものについても語られそうで、楽しみだ。

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昔のこととかはどうでもいい!「ゲキトウ」(島本和彦)
2010/03/29 [Mon]09:19
1巻が出たっきりになっていた、「逆境ナイン」の続編漫画。
ついにの完結編なんだが、それでも未完。

プロになって、ペナント争いまでしていて、でも逃げてしまって、
トライアウトで10年ぶりに復帰しようとしている。
野球の試合どころではない、人生の逆境から物語は始まる。

本の軸はトライアウトの紅白試合なんだけど、アストロ球団が一試合完全燃焼のごとく4イニング全力投球。
逆境そのものを背負って投げる魔球(?)もかっこいいんだが、いかんせん漫画ではその根拠たる「年輪」が語られつくしていないのでただのギャグだ。
(男球にも根拠はなかったが、年輪サウザンドにはもっと理屈や描写が必要だと思う)

携帯ゲームに耽る息子へのメッセージも届いてないしな。
ノムさんのコメントの方が響いているくらい。


「吼えペン」で、続編を描こうにも作者の中からキャラが抜けてしまっている…
というようなセリフがあったと思うんだけど、
それはまさに「ゲキトウ」のことかと思っていた。
でも、あとがきでは「また不屈闘志を描きたい」とあるから、気持ちはある、らしい。
父子についても描き足りないと。

中断の経緯はいろいろあるのかもしれないが……、
少なくともこの本は、ファン向けのコレクターズアイテムで、漫画としては惜しい状態。
もっと寝かせて、いきなりメジャーに挑戦する……いや、それは予想できすぎる。
宇宙人の襲来に備える不屈、地球を壊す火山群発を投球で止める不屈。
これくらいはやってもらわないと!

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(2010/03/13)
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グラマー金髪美女なんか連れて「マップスネクストシート」(長谷川裕一)9
2010/03/28 [Sun]09:08
地球での騒動をまとめて、白銀の支配者のもとに行ってみたら…
という、行く先々で謎と解決とアクションが待ち受ける宇宙冒険漫画。

テンポ速い。スケールでかい。
超絶に強かったエラルードがめっためたにやられているんだもの。
出てくる面々もただの異形な生物とか人とかじゃなくて、個性的。
ユニバース。

主人公と伝承族、伝承族と白銀の支配者、主人公と地球側。
で、主人公と元主人公。これは親子対決でもあるか。
ちゃんと父親を超えてほしいものだが、実際の親でなくて前作の主人公だな。
ゲンは自分の意思や自覚によりかかってたけど、
ナユタはどんな思いで宇宙をまるっとコケにしたような事態に向き合うのかしら。

対立軸はこんなもんかなって、流されっぱなしで読んでると楽しめないのよね。
でも「ともあれズザンガディクス!」って大きく進めちゃう優しさもある。

集中してついていこう……

マップス ネクストシート 9 (フレックスコミックス)マップス ネクストシート 9 (フレックスコミックス)
(2010/03/15)
長谷川 裕一

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星になんな「泣く男」(山田芳裕)
2010/03/27 [Sat]09:33
古書店で購入。

短編集はいくつか読んでるけど、「へうげもの」ファンに勧めやすい一冊だ。
昔の作品だから絵は粗いんだけど、目指し掘り下げるところは同じ。
随所に顔芸も入っている。いちいち拾って読んでしまう。
これ、「へうげもの」で読み慣れてるからかなぁ。
読む順番が逆だったら、アクにまみれて味がわからなかったかもしれない。

ギターフェチの木田、筋トレしてたら妙なところに辿り着いた木下。
どちらも一生懸命でがむしゃらで、笑えるんだけど笑ってはいけない。
いや、笑ってくれてもいいけど……というかっこいい姿をさらしている。

しかし「ウルトラ伴」については……ま、あれも生命の爆発であるからして、ね。

絵的にもかっこいいのは、「円錐剣」。
コマ割りもちょっと円錐になってるんだぜ。いかす。

泣く男―山田芳裕短編集 (双葉文庫 や 17-2 名作シリーズ)泣く男―山田芳裕短編集 (双葉文庫 や 17-2 名作シリーズ)
(2007/04)
山田 芳裕

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槍を持って闘う時代が終わった「週刊マンガ日本史 徳川家康」
2010/03/26 [Fri]10:13
戦国時代最後を飾るのはもちろん家康。
漫画は氷栗優。なんといっても、この家康が狸顔でははない。
これまでの号で、脇役でもなんだかだ狸顔で描かれていたのに、いきなり顎の細い、いかめしい老将として描かれている。
付録の人物カード(藤原カムイ)とあわせて、歴史上の人物の肖像なんてわからないものだということだね。


渋き老将・家康が見すえるのは戦のない時代。
幼い頃の描写はないけれど、戦乱期ゆえに生い立ちに苦労があったことが伏線なのかもしれないが、戦国時代ではどこの武家でもそんなんだったのではないか。
勝てば主人公、だな。

「戦がないと食うにも困る地獄の亡者どもめ」と家康は戦国武将を吐き捨てていて、
それと戦バカの真田幸村が好対照に出てくる。いい敵役だなぁ。
しかし、紹介されている幸村の肖像画がひどくブザイクで、やっぱり負けたからかと思ってしまった。

河合敦さんのコラムでは、家康が源氏を名乗るまでのうさんくささが語られている。
漫画では野心家の面が描かれてなかっただけに、いいバランスの号だ。
次の24号は徳川家光。

付録の人物カードは「山田長政」「徳川秀忠」「伊達政宗」「天草四郎」「春日局」「宮本武蔵」「中江藤樹」「柳生三厳(柳生十兵衛)」「徳川家光」

紹介されている資料は山岡荘八原作・横山光輝漫画など。大坂の陣だけで本ができるんだな。

新装版 徳川家康(1) (講談社漫画文庫)新装版 徳川家康(1) (講談社漫画文庫)
(2010/01/08)
横山 光輝

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徳川家康 (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記)徳川家康 (おもしろくてやくにたつ子どもの伝記)
(1999/02)
西本 鶏介

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大坂城炎上―ついに決着、徳川・豊臣の対決 (ものがたり日本 歴史の事件簿)大坂城炎上―ついに決着、徳川・豊臣の対決 (ものがたり日本 歴史の事件簿)
(2006/12)
小西 聖一

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ってお父さんと話しててさー「毎日かあさん」(西原理恵子)6
2010/03/21 [Sun]09:51
無闇に何しろコレするなと言わない、包容力のある育児漫画。
「うろうろドサ編」として、息子と娘を連れてアジア旅行にも行く。
父親の足跡を感じさせるためでもあるんだが、わかってるのかわかってないのか。わかるってなんだよ、ってことか。

アジア旅行で虫食ってる合間に、普通の遊びや勉強や悩みやバカ体験が混在して、豊かな幼少時代が読んでて楽しい。
男はバカで女はイジワル。
いい面ばかり見せないし、悪いものに対して逃げたり遠ざけたりしない。
促し、見守り、尻を叩く母。
これで「子どもはみんなナントカ!」みたいなうさん臭い説教や講義をしないところが気持ちいいよ。

で、育児ドタバタ漫画ってだけでも十分以上に面白いと。
息子の自立も近いのか? と思いつつ、なんか一生ぶん続きそうだな。
お母さん、頑張って。

毎日かあさん 6 うろうろドサ編毎日かあさん 6 うろうろドサ編
(2010/02/26)
西原 理恵子

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穴を大きくすれば「ホムンクルス」(山本英夫)12
2010/03/20 [Sat]09:01
トレパネーションをきっかけに、目を背けていた自分を見つめ直すことができた。
……トレパネーションはきっかけで、本質は自分にあったのに、名越はまた穴にこだわる。

お前まだそこかよ! と、ちょっと前の停滞したジリジリ感を一気にぶつけたくなる展開。
そこで穴にこだわったら、なにも変わらないだろう。
11巻でこだわりそうな雰囲気もあったのだが、それにしても、もっともがけよ。

トイレで全裸の名越の背中はすでに普通でない空気も帯びているようで、実はごく普通の身体だ。
漫画、フィクションだと身体はきれいにすっきり描かれてしまいがちだけど、名越のは生々しい。
普通に痩せてて、だから病的。

セルフの衝動については、もっとさりげなく行動してもよかったかなー。
本や資料を見て、伊藤と問答してって段階で、読めてしまう。それしかないよなと。

いずれにしても、穴にこだわる名越は自分の過去から直接向き合うことを避けた。
痛みをこらえたけど、根本的に手を抜いた。
このしっぺ返しはでかいだろうな。


で、キーになりそうなのがスタイル抜群だけど顔が地味目の女性。
伊藤にも見えてるから実在はするようだ。

ホムンクルス 12 (ビッグ コミックス)ホムンクルス 12 (ビッグ コミックス)
(2010/02/27)
山本 英夫

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戦うはずだった「バクマン。」(小畑健・大場つぐみ)7
2010/03/19 [Fri]09:19
ジャンプ漫画業界漫画。作品内漫画の連載が終了して第2章へ。

編集部内にもハズレがいるという、キツい現実を描いていく。
関わってる職場を舞台に漫画を描いて、「ハズレがいる」って堂々と描く。思えばすごいことだ。
漫画家も厳しい競争にさらされているが、編集部内の出世、仕事の競争もあり、ハズレと断定されることもある、と。
漫画家漫画では編集部側は呑気なサラリーマンとか、勝手なこと言って原稿取りにくるだけとか、極端にはそういう立場で描かれそうなところ、仕事人として編集者を描いている。
用意した資料段ボールの数で、三浦さんも評価されちゃってる。

それでいて漫画業界全体でなくジャンプ編集部、週刊少年ジャンプに絞っていて、濃くなってるんだよな。
話が大きくになりすぎない。

といっても、小豆と結婚というゴールが大甘に延期されたので、実際はジャンプにこだわる必要はない。
でもジャンプは出てしまうと戻って来られない(?)から、出るわけにはいかないよな。
勝ち続けるのもなんだが、これまでのような「早く連載!アニメ化!」の牽引力がない。

あ、そこで「三浦さんはハズレだ!」の焦りがエンジンになってるのか。
長い目で考えると、三浦さんはハズレじゃないかもよ…? 試行錯誤の時期には適切だったってことになるかも。

ともあれ、いちばん幸せそうなのは平丸先生かな。
編集部ともいい関係だし、目先の楽しみも得ている。脇役だから内面が浅いにしても。

バクマン。 7 (ジャンプコミックス)バクマン。 7 (ジャンプコミックス)
(2010/03/04)
大場 つぐみ

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国家の大事を考える者は「週刊マンガ日本史 石田三成」
2010/03/18 [Thu]09:02
秀吉に続いて三成。次はもちろん家康。天下統一リレーで、この時代は人気も知名度もあるのね。
漫画は源義経も描いた大島やすいち。

信長に対する光秀のように、王者をサポートする真面目な役人気質の人として三成が描かれている。
実直だし、(現代から見れば)現実的なアイデアを提案するし、偉人ではないか。

でも真面目だからこそ、人望や運に恵まれなかった。
政治は個人の能力じゃなくて、全体を動かすなにやらのパワーが要るんだなぁ。
リーダーに必要なスペックの幸運と親しみやすさが欠けていた。

万民を救おうとする大真面目な政治姿勢とか、
難病に苦しむ大谷吉継との友情とか。
最後に成功していれば何本ものドラマの主人公となったに違いないのに。
(今は再評価の時期なのか)

というわけで、非常に学習漫画らしい内容だった。
作り手も真面目になるよな。三成を調べてたら。


付録の人物カードは「島津義弘」「直江兼続」「ウィリアムズ.アダムズ」「支倉常長」「上杉景勝」「ヤン・ヨーステン」「北政所」「毛利輝元」「俵屋宗達」

直江兼続はやっぱり男前。
ヤン・ヨーステンから八重洲という地名が付けられたとは…。
鎖国前のこの時代の海外交易事情も面白そう。

掲載されている関連資料も面白そうで、三成、愛されてる。
関ヶ原の合戦―歴史を変えた日本の合戦 (コミック版日本の歴史)関ヶ原の合戦―歴史を変えた日本の合戦 (コミック版日本の歴史)
(2008/03)
すぎた とおる加来 耕三

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石田三成 (学研M文庫 (え-5-6))石田三成 (学研M文庫 (え-5-6))
(2006/01)
江宮 隆之

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三成伝説―現代に残る石田三成の足跡三成伝説―現代に残る石田三成の足跡
(2009/10)
オンライン三成会

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お祖父さまはキングオブテツ「月館の殺人」(佐々木倫子・綾辻行人)上下
2010/03/17 [Wed]09:36
テツ道ミステリ漫画を読む。
鉄道に詳しくない女性が主人公で、テツに囲まれた状況が舞台なので、用語なんかの解説は豊富。
用語も「鉄子の旅」を読んでいればわかりそうなものが多い。

ミステリだけに内容について振り返りにくいのだけど、原作者もあとがきに記すように、佐々木倫子のタッチありきで成立している。
テツオタたちは、最初「ちょっと不思議で」「共通点がみつからない」男性集団として登場する。
でもそれぞれダイヤや写真などにこだわるテツであり、徐々に趣味や異常な(面白い)言動が露に。

この「一見ふつうの人」を描けるのは佐々木倫子の技なんじゃないか。変人を描かせたら天下一品。
実際、テツも隠れる必要がなくなった世の中だけど、全身でテツオタですと表現している人は少ないと思うし。
「テツじゃない!」と主張する精神的なところもテツらしい。
あの間とシリアスな顔と、宙に浮かぶ例のタイポありきの「テツがいる奇妙さ」。

「そういうものなの!」と主張し、テツのルールに厳しい姿は、十蔵氏の末期のセリフにも現れるし、
なによりトリックの土台が「鉄道に乗ったことがない」主人公の設定によりかかっている。
空海の目線を共有し、テツと幻夜に囲まれた状況を体感できるから成立するギミックだよなぁ。
これ、小説で読んだら「なわけねぇよ」と思うかもしれない。

面白いなー。
IKKI鉄道漫画の関連で「阿房列車」も読もうかしら。

月館の殺人 上巻 新装版 (IKKI COMIX)月館の殺人 上巻 新装版 (IKKI COMIX)
(2009/01/30)
綾辻 行人

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月館の殺人 下巻 新装版 (IKKI COMIX)月館の殺人 下巻 新装版 (IKKI COMIX)
(2009/01/30)
綾辻 行人

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その行く先を知るは降りしきる雪「紅い部屋」(上村一夫)
2010/03/13 [Sat]09:05
「上村一夫 晩年傑作短編集 1980-1985」という冠のついた短編集。
表題作の「紅い部屋」と「一葉裏日誌」はまさに最晩年の作品。

「一葉裏日誌」は持ってないから、ここで読めてよかったと思いつつも、
でもつまみ読みでなく通しで3巻読みたくなる…。短編集ってそんなもんよね。

色恋にレズビアンとか貧乏とか女郎屋とか、ドブと酒の匂いがして土にまみれた場所を、生き生きと描くんだよな。
80年代にしてもポップな雰囲気ではなかったと想像するが、それだけに時代っぽさを浅はかに背負うことなく、明治や昭和を描き残せたんだろう。

お話にしても、無駄に入り組まず、それでいてじっとりとしみこむ重さがある。
必要以上に饒舌でもないのに趣のあるセリフと、キレのある動きで深く読めるのよね。
長く読まれる、受け入れられるってのは、こういう重みからか。

「白い夏」とペア刊行されているので、品切れにならないうちにそっちも読まなきゃ。
「白い夏」は1970-1972の初期作品集だそうで、絵や見せ方、語り口の違いを楽しめそう。
(意外と変わらないのかな)

紅い部屋―上村一夫晩年傑作短編集1980-1985紅い部屋―上村一夫晩年傑作短編集1980-1985
(2009/10)
上村 一夫

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束の間の黄金時代を「週刊マンガ日本史 豊臣秀吉」
2010/03/12 [Fri]09:05
信長、光秀に続いて秀吉。
漫画は納都花丸で、やはり光秀討伐後に、小田原と奥州を平らげて天下人になるところ。
表紙の秀吉がもう半分、猿。

小田原征伐がメインなので、家康よりも伊達政宗が重要な役どころなんだけど、
家康、利休をモブ扱いにざっくり描いて伊達がイケメンだ。需要を見越したバランスか?

立身出世編と天下統一編、没落編の3部に秀吉伝を分けるなら真ん中部分を描いてある。
陽気な性格だが孤独な策略家としての面が出ていて、子ども向けの人物漫画としてまとまりがいい。
源頼朝の像と対話して、自らの半生を自分で評価している様は、漫画でなくても没落フラグを握りしめているようなもの。
戦国時代でなければありえなかった天下取りだが、前代未聞の出世なのは確か。
最後まで出自のコンプレックスはあったのかもなぁ。


付録の人物カードは
「加藤清正」「伊東マンショ」「角倉了以(すみのくらりょうい)」「高山右近」「真田幸村」「淀殿」「豊臣秀頼」「古田織部」「徳川家康」
伊東マンショって天正遣欧使節、か。この少年たちも漫画になりそう……って、キリスト教関係の文献でありそうね。

掲載されてる関連情報は長浜城、大阪城、小田原城。
関連書籍はもちろん「太閤記」。でもいろんな太閤記があるんだなぁ。

太閤記 (これだけは読みたいわたしの古典)太閤記 (これだけは読みたいわたしの古典)
(2009/02)
古田 足日

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川を治め水と戦った武将たち―武田信玄・豊臣秀吉・加藤清正 (土木の歴史絵本)川を治め水と戦った武将たち―武田信玄・豊臣秀吉・加藤清正 (土木の歴史絵本)
(2004/07)
かこ さとし

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豊臣秀吉―戦国の世を統一した天下人 (学集漫画 日本の伝記)豊臣秀吉―戦国の世を統一した天下人 (学集漫画 日本の伝記)
(1988/02)
柳川 創造久松 文雄

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ゴキブリがでないので快適です「へたれチキン」(川崎タカオ)
2010/03/11 [Thu]09:23
「きまぐれな輝き」に続けて、読んでみる。
面白いな~。へたれギャグ。とことんへたれている。
読んでいて「やっぱり」「またかよ」な感覚も、へたれギャグの一部だ。
いつもへたれだな、という。
いつも2円しか持ってないし。

気弱なニワトリが主人公なんだけど、ぜんぜんイライラしない。
想像だけで二周くらい考えて行動せずに終わる、周囲にとっては無風のへたれぶりだからカワイイのだな。

友達の小保井(しょぼい)くんはじめ、コンビニでもラーメン屋でもイジワルされる。
へたれに付け込まれてるんだけど、その状況も不思議と不愉快さがないんだよなぁ。
イジメっぽい表現はあまり好きじゃないんだけど、イタズラがささやかなのと、
へたれチキンの「受け」がうまいからだと思う。
こんなささやかなイタズラで大きく楽しませてくれるなんて、お得なチキンじゃないか。

愛されるへたれなんだなぁ。みんなチキンのこと好きなんだよ。
激辛ラーメンのオヤジにしても、店をうっちゃって激辛を仕込むんだから。

へたれチキンはこの愛あるいたずらに鍛えられて、いつかバーの紳士のような落ち着きを備えるに違いない。
地震が来ても身じろぎせず、でも粗相をしてしまう親近感を示し、
粗相しても、ダンディーさは失わない。そんな紳士に。

へたれチキンへたれチキン
(2004/07)
川崎 タカオ

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夜が明ける「天顕祭」(白井弓子)
2010/03/10 [Wed]09:59
新作「ウームズ」の話題を耳にして、じゃあ一冊完結の前作から読んでみようと購入。
古書店で見つけたのだけど、同人誌で文化庁メディア芸術祭漫画部門の受賞作だたのか。

読んでみたら、もとは同人誌だとか文化庁とか、気にせずに読めた方がよかったな。
なんの前振りも要らなくて、面白い。絵も洒落てる。ちょっと込み入ってるけど。

汚い戦争とかフカシとか、背景があって、
そこにオロチとクシナダ姫の伝承がのっかって、
さらに鳶職の主人公・真中とヒロインの木島咲の物語が絡む。

ヒロインが実はクシナダ姫に選ばれていて、お祭りで捧げられてしまう流れから人物と伝承、背景が絡んでいくんだけど、
実に自然というか、真中は真中のまま、木島を思うわけだ。
世界を救うとか、街を助けるとか、客観的に残酷な習慣なんて止めようぜって大きく出るんじゃなくて、
木島が大事な仲間だから(もちろん恋心もある)、行動する。

等身大の立ち位置がかっこいいなぁ。

逆に伝承を守るんだという側の人物も狂信的でなく、実に自然に焦り恐れ、祭りを重んじていて、
本当にオロチだのスサノオだのって世界が、夢の中のような気もする。
夢と現の行き来で惑わせてくれる展開が、一個人と伝承世界の距離としていい。

世界がまとまっていて、すごく「これを描く」ことが最初から最後まで一貫されているような、完成度というとパーフェクトくさくて違うんだけど、統一感、塊の創作欲なのか。

こういう作品が編集者なしで生まれてしまうのか……。
例外的な才能だろうけど、同人誌の環境、市場があるのが日本なのかな。
漫画編集者の人は、この作品を読んで直すとか指示するところがあるのかないのか。
(素人には気づきにくい欠点や改善点があるものなの?)

天顕祭 (New COMICS)天顕祭 (New COMICS)
(2008/07/26)
白井 弓子

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右か左か「週刊マンガ日本史 明智光秀」
2010/03/06 [Sat]09:44
織田信長に続いて明智光秀。

漫画は片山誠。光秀かっこいいし、人情あるし、真面目だし、愛妻家。
妻の凞子もかわいくて献身的で、魅力的である。
全うな人物、夫婦だったからこそ、信長の狂気と相容れなかったという悲劇。
そして三日天下が追い打ちをかける。

前号の信長と対になる話なので、全50号のシリーズとしてはもったいなく思う配分なのだけど、いい漫画だなぁ。
カラーがどぎつくない絵も見やすいし、わかりやすい。学習漫画かくあるべし。
日本史で随一の裏切りキャラだけに、漫画でのギャップはよかった。

解説部分では光秀に人望がなかったとか、外国人宣教師に「腹黒い」と評されたことが載っている。
味方が少なかったのは軍事力の問題だろうし、そこはてっぺんを獲るだけで天下統一はできなくて当然。
真面目な働き者だったかもしれないが、てっぺん気質の人ではなかったのか。
戦上手という人物像もあるんだけど、支配は別口。

外国人宣教師に腹黒いと言われるのは、信長がキリスト教を受け入れてたからだろうなぁ。

次号は秀吉。ボリュームのメインは光秀討伐の後から?


付録の人物カードは「豊臣秀吉」「李舜臣」「前田利家」「長宗我部元親」「細川ガラシャ」「石田三成」「小早川秀秋」「長谷川等伯」「出雲阿国」

細川ガラシャは戦国時代の女性として不幸まっしぐらだ。
出雲阿国の漫画、読みたいな。神谷悠「阿国花舞鬼譚」というのがあるらしい。

紹介されている関連資料に「国盗り物語」もあり、人間ドラマあり。
キャラ違いの秀吉と光秀で出世争いをしたという見方もあるのかぁ。

明智光秀 (講談社 火の鳥伝記文庫)明智光秀 (講談社 火の鳥伝記文庫)
(1991/12/20)
浜野 卓也

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国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)国盗り物語〈第3巻〉織田信長〈前編〉 (新潮文庫)
(1971/12)
司馬 遼太郎

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明智光秀~神に愛されなかった男~ [DVD]明智光秀~神に愛されなかった男~ [DVD]
(2007/06/08)
唐沢寿明柳葉敏郎

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見えない商品を王様に売りに行く「限界集落温泉」(鈴木みそ)1
2010/03/04 [Thu]09:43
「銭」に続いて、限界集落の温泉宿を舞台にした町おこし漫画が始まっていたようだ。

再生事業の勝手仕掛け人はゲームクリエイター、シンボルはネットアイドル、支えるのはネットアイドルを追いかけてきたギークたち。
ネット回線は細いが、やるだけやればなんとかなる。
モノに情報をのせれば別の価値になる。意味を変えるウソの技術でぎこちなくも華麗に物語は進む。

出てくる面々は濃い人ばかりで、取材と実体験に基づいた展開には隙がなくて、濃厚すぎるかも。そこは濃い口が作風だ。
モデラーもいるから、きっと土産物を作ってくれるだろう。伝統の素材を使った美少女グッズとか。

オタクで町おこしといえば「らきすた」なんだろうけど、その例は踏まえて、新しく仕掛けることになるだろうな。
なにしろ「逃げちゃだめだ」が共通語になっているほど、現実を土台にした世界だからして。

こんなにうまくいくはずがないという思いは、2巻以降で受け止めてもらえそうだ。
主人公も逃げてばかりでは収まらない。

描くべきキャラに代理店やネット系企業、マスコミなんかも加わりそうだが、ウンチク的な描写が濃い目になるだろうなぁ。
そこに期待。

限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)限界集落温泉 1巻 (BEAM COMIX)
(2010/02/25)
鈴木みそ

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目の前で紙糞になっていく「まんが極道」(唐沢なをき)4
2010/03/03 [Wed]09:01
漫画家・漫画業界漫画でダークサイドを掘り続ける。
作中世界で、人物や作中漫画が入り組んできた。「あぶらげくん」ってパチンコにもなったんだーというか。

創作衝動と承認欲求とコダワリとカネと仁義が飛び交う、まさに魔境の様相である。
実作者には漫画業界はこう見えるのか!(フィクションです)


「ヌイグルメン!」について取材を受けた苦い実体験もネタにして、まさに身を切る作品だ。
冒頭の第37話「どうしてもデビューできないくん」は、主人公がいつもの「なをさん」なんだよな。
そこからも考えてしまうけど、まぁ、漫画ですから。
漫画になっている時点で、作者の中では消化できてるんだと思う。

普通でない人間ばかりが出てくる漫画なんだけど、芸術的狂気による歪みと、実力不足での堕落と、不運も重なっての墜落と、事情はいろいろ。
なにもないけど声だけはデカい人もいて、思えばコミックビームを読んでる濃い目の漫画ファンが相手なんだけどいいのか。

いろんな人が出てくるが、メッセージは一貫していて、「自分の創作意欲に忠実に」「受け手をナメない」ことは絶対。
そう読んでいたら、最後にテキストで書いてあって、少し残念だった。念のため、だったんだろうけど、漫画で伝えてほしかったなぁ。

まんが極道 4 (BEAM COMIX)まんが極道 4 (BEAM COMIX)
(2010/02/25)
唐沢なをき

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神体は予自身じゃ「週刊マンガ日本史 織田信長」
2010/03/02 [Tue]10:38
Dr.コトーの山田貴敏が描く織田信長。

信長の話だと、おおうつけ時代から始まるんだけど、漫画では桶狭間の戦いから天下布武までをぎゅっと描いている。
桶狭間の豪雨がまた上手い。Dr.コトーはまともに読んだことないけど、雨の中、嵐の中でってシーンは覚えてるものな。緊迫感と疲労感。

天下布武の朱印状を出して天下統一した信長が、安土城を建てさせて神となろうとする。
コラムでは茶の湯を政治利用し、茶器に領地と同等の価値を加えたのも信長だとある。
権利やブランドを付与できるんだから、信長はまさに神というか、上位の存在だよな。

漫画は信長の神宣言で終わるので、次号の明智光秀編に続く形か。
本能寺の変しか印象にないけど、戦国時代の農村なんかも解説してくれないかしらー。


付録の人物カードは「明智光秀」「柴田勝家」「織田市」「大友宗麟」「加納永徳」「千利休」「石川五右衛門」「豊臣英次」「足利義昭」

柴田勝家の顔がダルマのような上下逆にもできる騙し絵のようでヤバイ。
石川五右衛門って安土桃山時代の人だったか。ゲームの「がんばれゴエモン」で通行手形が出てくるから、てっきり江戸時代かと思うよね。

関連資料としては以下が掲載されている。
コミックはポプラ社だし、資料に基づいたものかしら。城の本はいろいろあるけど、城に天守を乗っけたのも信長の安土城からだとか。
スポット情報も安土城関連。消失して図面も明らかでないから、ロマンあるネタだ。

織田信長 (講談社 火の鳥伝記文庫)織田信長 (講談社 火の鳥伝記文庫)
(1983/05/03)
鈴木 俊平

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戦国人物伝 織田信長 (コミック版日本の歴史)戦国人物伝 織田信長 (コミック版日本の歴史)
(2007/11)
すぎた とおる早川 大介

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日本の城 ―透視&断面イラスト日本の城 ―透視&断面イラスト
(2009/05/21)
香川 元太郎(かがわ げんたろう)西ヶ谷 恭弘(にしがや やすひろ)

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