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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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全記録にするためのフォーマット作成を思案中。
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不正は許さん「週刊マンガ日本史 大塩平八郎」
2010/05/21 [Fri]09:15
緩やかに腐っていく幕府政治を象徴する、奉行所の与力による暴動。クーデター、デモ。
漫画岩田やすてる。
暑苦しくていい人物像だ。スマートな漫画が多いからね。大塩の場合は暑苦しくないと。

しかしこの号でいちばん笑ったのは、水野忠邦の風刺画。手には小判、尻尾が水野家の家紋、腹にはトゲとか…。
描き方がこなれてなさすぎ。ダイレクト。


表紙に「魚は骨までバリバリ! 不正を許さぬ熱血漢」とキャッチフレーズが付けられているが、
魚をバリバリやってるシーンがないんだよな。
解説部分には、熱く語っているうちに魚の骨まで噛み砕いてしまうエピソードが紹介されている。


賄賂を受け取って不正三昧の腐敗政治に鉄槌を下した人物像は、ヒーローものの主人公のような正義。真っ当。
でも真っ向から不正に立ち向かっても腐敗構造まで踏み込めず、乱を起こすわけだが、その過程でも私財をなげうち、施しをしつつ、準備を進める。
乱の前に妻を田舎に逃がし、いざ決起となったら自分の家から焼いていく覚悟。
やれることをやったうえでの決起なんだよね。そこも真面目。

歴史ものの主人公としてできすぎてる。いろんな小説にもなってるけど、逆に真っ当すぎて題材になりにくいんじゃないかなぁ。
紹介されてる関連資料には小説とかフィクションもないのよね。

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NHK「その時歴史が動いた」取材班、

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杉田玄白(解体新書、蘭学事始)、伊能忠敬(測量)、司馬江漢(絵師)、
塙保紀一(国学者)、上杉鷹山(米沢藩、改革)、大田南畝(作家、寝惚先生)、
雷電為右衛門(大関)、大槻玄沢(蘭方医)、小林一茶(俳人)。

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吐き直しは不可能です「ハルシオンランチ」(沙村広明)1
2010/05/17 [Mon]09:12
「シスタージェネレーター」と合わせて読んだので、てっきり短編かと思ったら1巻じゃないか。
暴食ギャグ漫画。

シリアスな顔してマヌケで不条理な状況に追い込まれる面白さ、おかしさはさすが。
やっぱり、自分の画力、絵の個性をわかっていて、それをかっこいいほうにも笑える方にも使う。二重に上手い。

美少女エイリアンが暴食し、嘔吐したらクリーチャーが出てくるってのは、どこ狙いの誰の趣味なんだ。
異常事態なのだけど、ノリと画面構成でツっと出されると受け入れるしかない。
ふうむ、こういうものかと。気付くと笑う。

「シスタージェネレーター」でも言動の端々に時事小ネタがはさまれていて、
軽口の妙味は「むげにん」では使えないからコッチで、かと。
「ぽしんタン」とかね。

展開は読めない。窒素がどうとか、ウンチクもあるけど信用してはいけないぞ(笑)。
その理屈がギャグなんだから。

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さあ海に帰ろう「私家版魚類図譜」(諸星大二郎)
2010/05/16 [Sun]09:44
「私家版鳥類図譜」(読みログ)に続く、サカナ短編集。

「鳥類図譜」でも、人間社会を隔絶した鳥の世界、鳥の常識が出ていたし、「魚類図譜」でも同じく。
でも、海、それも深海に“潜む”魚類だからか、より神秘的で別世界の生命力があふれている。
隠れる、逃げる、自立している、地上よりも実は豊穣で進んでいる……。
そんな魚の世界。

人魚ものももちろんあるのだが、童話とか神話のようなものじゃなくて、深海に実はいて……という作り込み。
でも、ちゃんと幻想しているし、最後まで理解できない壁があって、人間側の常識を押し付けない。
距離感があるのがいいね。


「魚の学校」と「魚の夢を見る男」で、学生とサラリーマンの現実逃避をそれぞれ描いてるけど、
どっちにしても、外の世界の常識、術を身につけることで上手くやろうぜという、
ゆったりした考え方そのものが好きなんだな。

この調子で昆虫図譜はどうだろう? 読みたい。

私家版魚類図譜 (KCデラックス)私家版魚類図譜 (KCデラックス)
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諸星 大二郎

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やっぱり現実だ……「アイアムアヒーロー」(花沢健吾)2
2010/05/15 [Sat]09:50
カラーで、てっこ襲撃シーンから始まる。
人物は漫画顔なんだけど、風景やインテリアだけ妙に小汚くリアル、生っぽく描き込んであるのが効いてる。
(この風景とか線の感じ、ウシジマくんのリアリティのようだな)

なるほど、2巻まで読まざるをえない。新作をこういう引きで描けるのも作者の実績ありきなんじゃないだろうか。
もしくは1巻分のネームが上がってたとか。

という、どうでもいいことを考えてしまうのは、てっこの部屋で「さすが12チャン」からテレビに向かって2ページ一人ごちてしまったり、
部屋を丁寧に片付けてから、ほっとコタツに入ってしまう、そんな感じ。
オタクらしい事務処理能力の高さが現実を忘れさせるというか、現実を見つめるにしても妄想と対話してからという、理性。
その理性が歯を回収する伏線になっているよね。

秀雄くんの落ち着きは、現実逃避の練習、準備ができていたからだろう。
日々、己の中の恐怖や違和感、化け物と闘ってきた、その成果が出ているのかもしれない。
(銃を持ってるのは偶然だが、無理がなくて上手い)

秀雄の妄想は、漫画で成功しててっこと幸せになる方向にも育っていたけど、
現実化したのは化け物のほうだった。
悲しさ、不条理、報われなさ、外された感。
こういった感触を抱きながら、パニックアクションが続く。

丁寧だし、深みもあるし、ドキドキワクワクで引っ張る。

作者の漫画力を見直したのだった。「ボーイスオンザラン」読んでなくて惜しいことをしたかな。

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やばい。来た。「アイアムアヒーロー」(花沢健吾)1
2010/05/14 [Fri]09:36
話題になってるので、遅ればせながら読む。

ダメ気味の青年と厳しい現実、イタイとこあるけど優しい彼女。
ライバルは何かと“ホンモノ”臭いヒット漫画家。

「ルサンチマン」(読みログ)で納得のいかなかった要素を見ているようで、あまりいい予感の出だしではなかったのだけど、
それ(前作までのイメージ?)を踏まえての劇作なんだな。

この作品は1巻の最後で急カーブを切るので、ネタばれを避けようとすると感想を書きにくい。
でも、まだ完結してないし、思うところもあるので、手放しで「とにかく読もう!」とも言えないのよな。


ともあれ、妄想でヌルめの現実を過ごしていたダメ気味の青年が
(これって漫画読んでる人たちだよな)
妄想すらしていなかった不条理な現実に突き落とされる。
(漫画や想像の範囲で世界は働きかけて来ない)

ダメ男が頑張る話じゃなくて、ダメ男を叱咤するためのピンチ、なのか。
「希望は戦争」?

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緯度一度の距離を測りに「週刊マンガ日本史 伊能忠敬」
2010/05/13 [Thu]09:33
歩いて地図を作ったド根性の人。
漫画は緒里たばさ。

濃すぎでも薄味でもなく、カラーでもくどくないし、情報も物語もしっかり。
商人として成功し、引退後に年下の師匠について測量を学んで大事業に挑むという、
明確なエピソードの人なので、描きやすいのかな。
「学習漫画にフィットしてる」感は杉田玄白でも同じくだね。
幕府の「御用」を掲げることはできてたものの、予算は足りないし外様の協力は冷ややかという壁もあり。

歩幅で測量ってのはアナログの極みだし、シニアにウケそうな人物である。
後半の測量では人足も増えてるし、機材も潤沢だったようだけど、
やっぱり一歩ずつ歩いたイメージだよな。実際に歩いてるわけだし。

でも歩幅を同じくする訓練を経て、誤差が出ないようにしていたにしても、
正確な地図が描けてるのが不思議だ。傾斜もあろうに。
いろんな技術を総動員して、大事業の前に相当な準備をしていたと思われる。
その準備段階の方もいいなぁ。(想像で感心)


関連資料に天体観測の本が入っているのが面白い。空、宇宙を見るのは地球を見ることなんだなぁ。

星空への招待―星を見よう宇宙を知ろう!星空への招待―星を見よう宇宙を知ろう!
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天と地を測った男 (くもんの児童文学)天と地を測った男 (くもんの児童文学)
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付録の人物カードは
円山応挙(画家、足のない幽霊)、ラクスマン(ロシア軍人、エカテリーナ2世、根室来航)、工藤平助(医者、経世家)、
本居宣長(国学者、古事記伝)、前野良沢(解体新書)、志筑忠雄(蘭学者、暦象新書)、
喜多川歌麿(浮世絵師)、レザノフ(ロシア人、アレクサンドル1世、長崎来航)、上田秋成(国学者、雨月物語)

ロシアからの来航者が2名。次号は大塩平八郎で、その次はペリーだもんな。

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パパは私のお尻の下で「シスタージェネレーター」(沙村広明)
2010/05/12 [Wed]09:48
「無限の住人」作者の短編集。むげにんの方は読もうと思いつつ巻数に躊躇しているのに対し、短編集ならばと手を出す。

「久誓院家最大のショウ」「エメラルド」は傑作短編漫画だし、
「制服は脱げない」「ブリギットの晩餐」「シズルキネマ」における、きれいで都合が良くて気持ちいい表現、思いへの屈託も描いていて、どれも面白い。

特に「エメラルド」のかっこよさったら、すごいぜ。
粋な面々がケレンたっぷりに見せる。名作短編!


基本的には、きれいな女の子を描ける技術をフル活用して、欲望に媚びすぎない漫画を描く。
(こう書くとつまらなさそうだな…)

薄幸そうな顔してるんだよな、みんな。そこで父性をくすぐられるんだけど、そこにサドっぽい、メチャメチャになってしまってほしいという思いがセットになっていく。
これ、そういう気質がなくても、読んでて「そう期待してたでしょ?」って言われたゾクゾク感があるんだよな。

シナリオの面白さや、展開や理屈の納得感、絵のきれいさ。
だけじゃない。感覚に訴える仕掛けがある。どこにってんじゃなくて全体に。
この短編集に限らずね。


で、表紙のインカム女子とタイトルのシスタージェネレーターって、作中でまるっと出て来ないんだけど、まぁそういうこともあるか。

シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)
(2009/09/23)
沙村 広明

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利用しているのは僕です「ブラックジャックによろしく」(佐藤秀峰)8
2010/05/11 [Tue]09:32
移植編がクライマックスへ。

患者と病気があって、医者と治療法がある。
そこまで揃っていて治療するのかしないのか。
医者と関係者はどう関わるべきなのか。


考えてみれば簡単なことなんだけど、考えてみるほど「生体間移植」の定義や、前例なるものの壁が出てくる。
結果的には、最初に感じた通りに「治療するのが普通」だったとしても、
もろもろの考えや壁を経て、治療に辿り着いたかどうかは大違いだ。

考えて、壁にぶつかっても横に逸れずに向き合って乗り越えた斉藤先生は強い。
問題があることはわかる、知っているけれど、という強さ。
自分の中の医者としての欲求とか、恋愛かもしれない気持ちも理解している。
だから落ち着いている。

ギリギリなところで患者を見捨てない展開は、斉藤先生の準備あってこそだね。

……しかし、漫画としては少々、じっくりすぎる気もする……。

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人間ってやっぱすごいな「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子)24
2010/05/10 [Mon]09:00
完結したと思ったところに番外編が刊行される。
映画もやってるから、そりゃなんか出したいだろうな。
でも通巻の「#24」で出るとはなぁ。「外伝1」よりも24巻の方が売れるよね。


オペラ編であり、かつR☆Sオケ的な学内の小規模実験的公演。
ヨーロッパ編はひたすらに努力、向上で音楽ってなんだ、音楽で生きることってなんだと、
(ギャグを交えつつも)真剣にやってたので、なんだか懐かしくホッとする話。
自分はヨーロッパ編の方がギリギリヒリヒリ感があって好きなんだけど、読者によっては学園編も人気があるそうだから、バランスのいい番外編なのかも。
声楽、デブをネタにしたオペラあるあるが面白くて、やろうと思えばオペラ編で違う漫画が描けそうだ。

本編も、最後の最後まで描ききらなかった終わり方が良かったのだけど、
24巻もオペラの最後の最後まで描いてない。そこがいい。
漫画では練習で人物を描いて、公演そのものはめでたしめでたしの略、でもいいと思う。
音はCDやDVDでしか聴こえて来ないんだし。

いや、今後に本編の正真正銘の最後が描かれるかもしれないし、オペラ編が25巻に続いてもいいんだけど。
どうなんだろう。25巻、出るんかいな。

のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)のだめカンタービレ(24) (講談社コミックスキス)
(2010/04/26)
二ノ宮 知子

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皆同じ骨、同じ臓腑「週刊マンガ日本史 杉田玄白」
2010/05/09 [Sun]09:27
江戸時代パート、文化人知識人シリーズは医学の杉田玄白。

ターヘルアナトミアを入手し、腑分けに立ち会って正確さに感動し、翻訳して近代医学を日本に持ち込んだ人、という教科書の情報がメイン。
老玄白の回想という形式になっているけど、前野良沢を使う手もあったよね…。

六田登のタッチはときにコミカルで、ときに情熱的で、なかなか風合いがいいなぁ。
ある意味で奇人であり、医学に対してマニアックというかファナティックな思いがある人だと思うけど、
その知的な衝動から、腑分け後の「絵合わせではござらんか!」の衝撃、翻訳への着手という流れがいい。
学習漫画ベースなんだけど、人物伝らしい肉付けになっている。
(という上から目線もどうなんだか。学習漫画なんだし)


関連資料も医学関連。業績が明確に残っててわかりやすいよね。
本人の「蘭学事始」も翻訳版があるし、
前野良沢を書いた「冬の鷹」は、六田登も推薦だそうな。

杉田玄白―蘭学のとびらを開いた一冊の書物 (NHKにんげん日本史)杉田玄白―蘭学のとびらを開いた一冊の書物 (NHKにんげん日本史)
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冬の鷹 (新潮文庫)冬の鷹 (新潮文庫)
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付録の人物カードにも文化人が多い。
青木昆陽(学者、さつまいも)、賀茂真淵(国学者。宣長の師匠)、鈴木春信(錦絵、美人画)、
池大雅(文人画)、平賀源内(科学者、戯作者、プロデューサー)、与謝蕪村(俳人、画家)、
田沼意次(家治時代の老中)、林子平(経世家)、東洲斎写楽(正体不明の浮世絵師)

写楽の顔を書かずに示すカードイラストが上手い。
ちょんまげのオッサンという面々をここまで描き分けるのは、さすが藤原カムイ。



ちょっとログをしそびれていたら次の号が出そう、と思ってたら連休でスキップ。なんとか追いつかれていないぞ。

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描きたいものが描かせてもらえない「バクマン。」(小畑健・大場つぐみ)8
2010/05/08 [Sat]09:16
ジャンプ漫画家漫画、いやジャンプ編集部漫画。
「描きたいもの」とか「デート気分で仕事」など、人間らしい部分が出てくる。
しかし、漫画制作においてはどちらもノイズで、ジャンプ作家におけるプロ根性がどういうものかわかる。


連載を勝ち取ってヒットさせるという、究極の決着がないバトルをしているわけだが、
折り返して新作で挑戦していくし、新人作家は出てくるし、このめまぐるしさがジャンプなんだろうな。

しかしスーパーキャラがどんどん出てくるし、結婚が安い。
実在のジャンプとシンクロさせている部分に無理が出て来ないか。
今後はパラレルワールド化していくのかな…。


中井さんの気持ちは、確かに少年誌、少年ジャンプでは唾棄されるものである。
これが「まんが極道」だと同人誌やケータイコミックでヒットしてガハハとなるんだが、
この漫画ではジャンプ以外の漫画業界は出て来ない。ジャンプから去るものは世界から退場だ。

もっといえばジャンプを支える読者の顔は伺えない。アンケートという匿名集団の声として作品や編集部を動かすけれど、
具体的にどんなファンレター、意見、反応があったのかは描かれない。
数百万部の媒体だと、そういう思いの総体を受け止める方が自然なんだろうな。
多様な思いの集まりをいかにまとめた「意見」「反応」として受け取るかという能力も必要なのかも。

バクマン。 8 (ジャンプコミックス)バクマン。 8 (ジャンプコミックス)
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小畑 健

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