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読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
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Author:mangalog
自由業。07/03/23以前のものはストックからのもの。
全記録にするためのフォーマット作成を思案中。
カテゴリを作者名にしてみたらなんだか冗長なことに。

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戦死よりまし!?「芋虫)(丸尾末広・江戸川乱歩)
2010/06/30 [Wed]09:50
「パノラマ島綺譚」に続く、乱歩原作の丸尾漫画。
相性の良さは、そりゃあもう。

話としてはシンプルで、冒頭付近で最大のショックが襲ってくる。
あとは、そのデカいショックを受け入れて、ありものとして理解する。
歪んだ(って見方もどうなんだ)現実を受け入れて、自分もなにがなにやら。
狂っているのか生きているのか…。
というのはもう、漫画に絶好の世界。
イメージと懊悩。

思い描いてしまった禁忌を克明に、と。バナナのくだりとか。


そこで気になるのは実写映画なんだけど、エグすぎまいか。
CGでどうって世界でもなし、この、湧き出るイメージと懊悩をどう見せるんだ。
寺島しのぶなら、現実と幻想くらい行き来するかなぁ。


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さすが現実すごいぜ「アイアムアヒーロー」(花沢健吾)3
2010/06/29 [Tue]09:42
1巻でのドッキリ、2巻での展開を受けて、3巻は緊迫感のある車内からスタート。

「意味不明な状況」から「理屈がわかるけど身体的に痛いし怖い」ときて、
その間を描写するように別種の怖さをおいてくる。

上手いんだけど、そこはもう予想してたぜ!
という強がりもあるんだが、差し引いても樹海の孤独シーンがいい。
英雄にしかわからない理屈をくどくどとコネて、延々と内にこもる。
1時間経ったと思ったら5分。圏外、バッテリーの安堵感も目減り。
スケールの小ささがいい。状況は大変なのだが、人は人で個人でしかない。

比呂美ちゃんもそうなのだが、外が大変になればなるほど、
外から拒絶されて、自分の内を鍛えてきた人が強い。
(強くあれ、と作者が幸運を用意している)

そこの思いは受け取った。

で、長~く続いちゃいそうなところだけが不安である。


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(2010/05/28)
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すっごい自信あるんですよ「トコトコ節」(いましろたかし)
2010/06/28 [Mon]09:35
ちょっと前に古書店で入手していたもの。
復刻版にすらちょいプレミア値がついてるんだなぁ。これは普通の価格だったけど。

短編集で、どうにもならないこともないユルい現実を、情けなく生きる男たちの物語がいっぱい。
今の季節のような、暑い時期に読むといいかもしれない。
汗臭い。

千葉のような、憎まれない生き方もいいかもしれない。
誰とも競わず、焦らず。
なりゆきで大麻もやっちゃうけど、大きく踏み外すような度胸もチャンスもない。

なんて、情緒的に考えてしまいそうになるけど、ベースはもう、「なんてことない」感。
考えすぎるほどもなく、ダラダラしている。

「ああサマータイム」なんて、海岸で排泄したらひょんなことに、という一発ギャグを仕込んでも、
なんだかカメラがロングでゆったりしてるんだよ。
オオゴトにならず、世間もそれで動揺しない。
ああ、海岸でバカがなんかやってるなと、遠巻き。

この浮いてる感がまたいいんだね。


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サムライの時代の終わり「週刊マンガ日本史 土方歳三」
2010/06/27 [Sun]09:10
この号も、坂本竜馬と同じくちょっと探して入手。
女性人気がわかりやすい人物であり、かつ漫画が碧也ぴんくという、新書館の人だから、だろうか。

漫画は戊辰戦争からの大詰め、函館戦争が舞台。
函館に新政府を作るというか、フランスとは現政権として関係があった。
解説部分でも触れられてるけど、明治維新は無血革命ではなかったと。がっつり戦争している。

漫画の部分は、土方歳三のドラマに尽きる。
(付け人ともホワワンとした雰囲気もあり、おいしいシーンもしっかり)
最後まで退かない。ただそれだけ。戦上手でもあるけれど、自分の志に部下を巻き込んだともいえる。
このリーダーシップ論は後付けでいくらでも言える、言われるところだろうけど、当時はそりゃ、サムライだからな。
最後までサムライをまっとうできる生き方は、部下からも望まれていたんじゃないか。

次号は木戸孝允。桂小五郎。
政治の時代へときりかわって、でもすぐに西郷隆盛なんだよな。まだ内戦は続く。


付録の人物カードは
土方歳三(新撰組)、大村益次郎(近代軍隊)、山内豊信(土佐藩主)、
江藤新平(佐賀の乱)、木戸孝允(五箇条の誓文)、和宮(家茂の妻)、
西郷隆盛(西南戦争)、桐野利秋(西南戦争)、ハリス(日米修好通商条約)。


関連資料には大河ドラマもあるだろうとは思ってたけど、スペシャルドラマの方があげられている。


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八百八町どうやら事もねぇ「週刊マンガ日本史 勝海舟」
2010/06/26 [Sat]09:56
間が空いてしまった。

このシリーズを読もうと思ったきっかけの、安彦良和による勝海舟の号。
フルカラー漫画、歴史漫画といえば安彦良和だ。

べらんめぇ調の基本イメージを元に、若く血気盛んな勝を振り返る老後から語る。
短いページにぎゅっと要素を入れるのに回想は便利なんだなぁと思うのだけど、
場面転換の自然さというか、さりげない所作も細やかでいい。そこはさすがの情緒。
つまずいてヒヤリから、竜馬を幻視するとか、キャラ出しも惜しまず。ページ数がちょっと多く感じるほどの余韻。

勝海舟ってのは名脇役で地味なんだけど、これで長編だったらどうなるか、とはやはり考える。
幕末から明治まで、客観的に語れる素材だけどなぁ。合戦も薄いし、長編漫画には向かないか。


付録の人物カードは、
高島秋帆(高島流砲術)、シーボルト(医師、「日本」)、孝明天皇(公武合体支持)、
高杉晋作(奇兵隊)、坂本竜馬(薩長連合)、中岡慎太郎(陸援隊)、
相楽総三(赤報隊)、近藤勇(新撰組)、沖田総司(新撰組)。

関連資料には漫画伝記、絵本など。小説はないんだっけ? やっぱ名脇役なのか。


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そのうちに世界の話でも「週刊マンガ日本誌 坂本竜馬」
2010/06/12 [Sat]09:29
いつも買ってる書店で発売日に見当たらなかったけど、特異に売れてるんだろうか。
ペリーに続いて、開国、政変を代表する存在が今号の人物。

漫画は佐々倉コウで、奥付けを見るとシナリオは電撃ネットワークのギュウゾウ。
意外なんだけど、竜馬または幕末好きだったのか。


エピソードはいくらもあるので、漫画では薩長連合や船中八策を回想に収め、おおらかで豪快な性格や、慕われる人柄の描写もある。
で、人物の好感度が上がり切ったところで、暗殺。
そのザックリ感もいいのよね。

暗殺した犯人について、解説でも諸説が紹介されている。
新撰組や幕府側が手を下したなら、英雄を切った悪としてクローズアップされるだろうから、
新政府側じゃないかと思うんだが、どうなんだろ。

関連資料には、ながいのりあきの竜馬漫画も紹介されている。

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付録の人物カードは、
二宮尊徳(農村復興)、阿部正弘(日米和親条約)、ペリー(日米和親条約)、
島津斉彬(薩摩藩、慶喜擁立)、歌川広重(浮世絵、東海道五十三次)、吉田松陰(松下村塾)、
井伊直弼(安政の大獄、桜田門外の変)、徳川斉昭(水戸藩主)、緒方洪庵(適塾)。



次号は勝海舟。漫画は安彦良和。

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埋もれてる人の中にも「生活」(福満しげゆき)
2010/06/07 [Mon]09:06
続刊を出さずに「完全版」が出るのは……という不満は「ゲキトウ」でも抱いたのだけど、刊行されるだけマシということで。
細かいコマ割りから、大胆に見せる構成へ。描いてるうちに作者のタッチも変わっている。そりゃ、講談社から出るよ!


生活防衛の定義をぐわっと歪めた、バトル漫画。
主人公はじめ、身体能力の高い人はたくさん出てくるのだが、それがまるで生活力につながらない。
自分の身を守るのが精一杯で、いざ集団や組織を相手にすれば歯が立たない。
ましてや都心部に打って出るなんて考えられない。
超能力なんてないし、オバさんや「橋の下の人」が唐突に強かったりする。油断できない。
(狭い世界にスーパーキャラがひしめいてるのはヤンキー漫画のようだな)

この無力感に絶望するんでなく、見つめて受け入れて対策するのが次のステップの強さなんだな。
で、正義はいつのまにか暴力に転じていると。
作者の十八番、「はみ出しもの視点」ゆえの冷静と諦観。

下着ドロ単独犯の時代が「帰る場所」のように挿入される。
自分が「はみ出している」から狙われる、という自覚もあって、それでも行きていく。

ものすごく強く行動的で用意周到で、覚悟ができている。
で、全体はバカなバトルだ。

面白い……。けど、やっぱり2巻を出してほしかった。
特装版のフィギュアが「妻」ってのも、納得いかないんだよなぁ。なので、買ったのは通常版。
おまけ漫画で理由が語られてるらしいけども。


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死に体の素材が自らの手の中で「ヒストリエ」(岩明均)6
2010/06/06 [Sun]09:35
アレクサンドロスの少年期がメイン。
カリスマ性があり、剛胆で、運命的なものにも導かれる。まさに王。

一方でエウメネスは、知恵を生かして馬術や玩具、兵器開発の現場で活躍していきそう。
安定している。

面白い。面白いのだが、この漫画というかこの巻の面白さは説明しにくい。
盛り上がりといえばパルパトロスのところだ。
そこは確かにドラマチックだが、「静かな演劇」のようでもある。

うまいことやってるエウメネスに感情移入できるのは、技術の面白さや価値に基づいた文明寄りの視点なんだけど、
それを超越した「素材としての凄み」がアレクサンドロスにはある。
このペアは確かに面白くなりそうだ。
だけど、この巻だけ読んでみると緩急もなにもないのであった。
連載が安定しているからか……。余裕がある。
きっと、あとで通しで読んだら気にならないんだろう。


どうせ静かに進むんなら、とウンチク漫画にならないところも憎い(笑)。
将棋の起源は、もっと読みたいんだけど、そういう漫画じゃないよってことで。


ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC)
(2010/05/21)
岩明 均

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わかりました☆このみ!「ハトよめ」(ハグキ)8
2010/06/05 [Sat]09:22
W杯を楽しみにしてそうな、サッカー好き丸出しのハグキ先生にエール。
買うときも「7巻買ったっけ?」なので、読みログつけてて本当によかった!

酷フォルムのこと、すっかり忘れていた。なんだっけこれ、という。
過去の巻にどんなギャグがあったか忘れてるんだよな。

読んだ直後の今は「なしてさ!」「フザ・ケルナ!」「ハトスピン」「すごいカニね」など、
一発ごとのネタを覚えていて、思い出しては楽しめるんだけど、いつの間にか脳裏から薄れていく。
次の巻を読むころにはまた忘れてるんだろうな。
潔い。

きっと、「ハトよめ」笑いの根幹である「成立しない会話」の面白さは覚えるとか、ちょっと思い出して笑うようなものじゃないからだよ。
ちょっとずつ会話が崩壊していくスリルある笑いとか、スルーして突っ込まないとか、破壊力のある一言ギャグじゃない脱臼ギャグの方が本領。

なので、ここでの読みログもたいして意味がない。わはは。
どうせ忘れる。それでいい。

いやもう、もっと読まれるべきギャグだよ! 本当に。
ゆくゆくは10巻記念で大ブレイクしてほしい。(どんだけ先だよ)



ハトのおよめさん(8) (アフタヌーンKCデラックス)ハトのおよめさん(8) (アフタヌーンKCデラックス)
(2010/03/23)
ハグキ

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アメリカが日本を開国させたという事実「週刊マンガ日本史 ペリー」
2010/06/04 [Fri]09:34
黒船来航。大塩平八郎、ジョン万次郎を経てペリーだと、当時の流れがわかりやすい。
漫画は高山しのぶ。人物は普通なんだけど、背景がすごい。
CGバリバリなんだけど、アニメの巌窟王のような…。


思えば、黒船から開国までのくだりは日本人視点で語られがちなところ、
ペリー、アメリカ側がどんな思惑で開国を迫ったかも踏まえて解説されている。
ただ押しに押されての開国でなく、大慌てでも交渉している。
譲歩させてる部分もあり、漫画では最後にペリーがリップサービス。

ちょっと呑気なころもあるが、開国交渉の漫画だからシメは気持ちよくいきたいのもわかる。

次号から竜馬、勝海舟。黒船を受けた側の登場。


付録の人物カードは
渡辺崋山(蘭学)、平田篤胤(国学、尊王攘夷)、間宮林蔵(樺太調査)、
滝沢馬琴(南総里見八犬伝)、葛飾北斎(富嶽三十六景)、高野長英(蘭学)、
水野忠邦(天保の改革)、江川太郎左衛門(砲術)、遠山金四郎(江戸町奉行)。


関連資料として、下田の遊覧船サスケハナも紹介されている。
これ、まさか蒸気船ではないよな。外観はペリーの船を再現しているけど。


人物日本の歴史・日本を変えた53人〈6〉人物日本の歴史・日本を変えた53人〈6〉
(2002/02)
高野 尚好

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よこすか開国物語 (EWえほん)よこすか開国物語 (EWえほん)
(2003/10)
かこ さとし

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幕末の蒸気船物語幕末の蒸気船物語
(2004/04/28)
元綱 数道

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ちと狂っておるんかいのう?「犬泥棒の夜」(菅野修)
2010/06/03 [Thu]09:03
古書店で、懲りずに発掘してしまった菅野修短編集。

ガロ掲載作品を中心に、「未発表」も含んでいる。
ガロにも載せてないって、どんだけ習作なのやら。といっても、読んでいて掲載/未発表の差はあまり感じないのだけど。


読んでいくと「夏の雲」がまだ作為を感じるほどに、衝動というかアイデア段階というか、素の作者が出ているのかな、と思う。読みやすい部分もある。
それは意図的な描写の混線、狂気演出、長編らしい展開が施されていないからではないか。
(創作時期の違いもあるわね)
表題作は、短編での「仕上げ」を感じるんだが、ほかのはことごとく「伝えっぱなし」だ。
短編だからって、思うままにぶつけたってのは必ずしもいえないのだけど。

「愛の慾」の、フラッシュバックのように暗い一枚絵が続く構成なんて、妙な吸引力があるんだよなぁ。
コレは計算とは思いたくない。
生の内蔵。

まぁ、ガロ好きな方なら。アックスでなくて、ガロ、なのかな、この感じは。

って、Amazonに入ってないのだな。
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歪んでやがる「邪神伝説クトゥルフの呼び声」
2010/06/02 [Wed]09:21
知ってそうで知らない、クトゥルフ神話について入門書を読んでみようと。

漫画は「こうして邪神が文明圏に伝わってしまった」きっかけ部分を描いていて、
テキストでは「クトゥルフ神話がどう書かれ、受け継がれて来たか」が解説されている。
まさに導入。なんで今なのかとか、どうしてPHPでとか、よくわからないが、とにかくそういう本だ。

漫画は、画力は高くないものの、そのブレた感じがホラーしていていい面もある。
(読んでいてちょっと不安になるんだよね)
でも、粘土板や、邪神そのものは、ビジュアルで示されてしまうとどうにも迫力に欠ける。

意味不明であるが、意味不明であるという意味を伴っているとか、
巨大で恐るべき存在であることはわかっても、サイズ的に核兵器のが強そうじゃね、とか。

恐怖ってそういうもんじゃなくて、完全に理屈を超えてないといけないから、漫画で描くのは大変というか、少なくとも「そのまま出す」のはNGだよな。
精神世界と物質世界すれすれのところをくぐらないと。

構成としていい導入なのに、これで「こんなもんか」と思われては惜しい。
そして、次に読むべき深みはなんなんだろうか。「ニャル子さん」?


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冒険心があれば必ず「週刊マンガ日本史 ジョン万次郎」
2010/06/01 [Tue]09:17
最近、これしかログしてないな…というのはおいといて、次号からの「ペリー」「坂本竜馬」「勝海舟」への前不利のような「ジョン万次郎」。
幸運とド根性で突き進んだ大冒険の人生だ。知ってはいたけど、読んでみればかっこいい。
昔ながらの少年漫画のような人生だ。

14歳で遭難して、漂流の末にアメリカにわたり、捕鯨船員になり、ゴールドラッシュで資金を貯めてボートを買って、日本に戻る。
ここで、ああ、戻るんだ、と。そりゃジョン万次郎のことは知ってるけど。
そりゃ一度は戻りたい、よな。足場がない人生に思えるだろう。
人生の目標を「戻ること」に据えた。そのうえでの馬力だったんだろうか。

鎖国は政策でのことで、人間の交流は閉ざされていないとか、青臭いことをまっすぐに立証している。
命の恩人にして船乗りとしての師匠であるホイットフィールド船長、ハワイで寄付を募ってくれたデーモン牧師らをみると、
アメリカ人の自由でオープンな精神に感動する……という文脈でいいのか。
船乗りは心持ちが大きいってのは、あるのかもね。
捕鯨船で副船長になるんだぜ。

帰国後も語学を生かして出世していったようで、めでたしめでたし。
でも、日米のその後の関係を考えると、万次郎が外交の現場に立っていたら、日米関係の基礎部分でなにか違いが会った可能性もあるよなぁ、と思った。

付録の人物カードは
大黒屋光太夫(船頭、遭難してロシアに)、松平定信(寛政の改革)、近藤重蔵(蝦夷地探検、択捉調査)、
鶴屋南北(東海道四谷怪談)、良寛(僧侶)、十返舎一九(東海道中膝栗毛)、
最上徳内(千島列島調査、択捉調査)、大塩平八郎(大塩の乱)、徳川家斉(11代将軍、寛政の改革、大御所)


関連資料には、万次郎を有名にした井伏鱒二小説など。
同じく漂流しつつ開国まで帰って来なかったジョセフ・ヒコの伝記も紹介されている。


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ジョン万次郎漂流記 (偕成社文庫)ジョン万次郎漂流記 (偕成社文庫)
(1999/11)
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日本初、新聞が発行された―幕末の漂流者ジョセフヒコがまいた種 (新・ものがたり日本 歴史の事件簿)日本初、新聞が発行された―幕末の漂流者ジョセフヒコがまいた種 (新・ものがたり日本 歴史の事件簿)
(2008/07)
小西 聖一

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次からいよいよ幕末。売れ行きが変わったりするんだろうか。

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