07« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»09
読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
ブログ内検索

プロフィール

mangalog

Author:mangalog
自由業。07/03/23以前のものはストックからのもの。
全記録にするためのフォーマット作成を思案中。
カテゴリを作者名にしてみたらなんだか冗長なことに。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

スポンサーサイト
--/--/-- [--]--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告  |  TB:--  |  CM:-- | 編集
お兄ちゃんのが好きだよっ「家族のそれから」
2007/09/11 [Tue]12:35
「ヤサシイワタシ」に続いて、再びもだえてみよう、ひぐちアサ。「おお振り」読んでないけど。
デビュー作も収録して、最初の連載(4回)も載ってる最初期作品集。

で、だ。再婚したての義父を残して、母親が死んでの「それから」。死因はインフルエンザで、交通事故のように加害者が出てこないし、ガンのような別種の物語も発生させない。心臓マヒじゃ唐突すぎるけど、インフルエンザだと毎回のニュースで何人死亡、とは報道されるのだ。突然の死として純度が高い。そのぶん、気持ちの持って行き場がないのだ。

高校生が無理して自立しようとしたり、妹がひたすらけなげだったりして、「それから」のリアルライフを掘り下げていく。兄はだらしなく、妹はかいがいしく、義父は頼りない(ばかりでもないが)。
ポイントは義父、ケンジさんのふがいなさ。この人が本当は「2人のお父さん」として頑張って、家族が再構成されるのがベタな漫画なんだけど、ケンジさんはあくまでも「お母さんの恋人」のまま。そこにいるために連れ子と一緒に暮らすという、よく考えたら正直すぎることをのたまう。

あと、カッコ悪いんだよな。顔が。美青年だったらまだ絵になるのに、地味な青年がただただ泣くという。勝手に悲劇のドラマに陥らずに、泣いてばかりの姿で救済や愛情となり、ぽっかり空いた穴の深さを示す役割。穴だから「ないもの」なんだけど、涙で囲むことで穴の形が見えるわけで。おお、ここでも死の純度が高まっている?

「ヤサシイワタシ」でもそうだったけど、ひぐちアサ世界は細かい芝居が上手い。一人でいるときの仕草とか、つい頭抱えてうがぁ~~とか。のぞき見しているような感じになる。兄が倒れた留守電を聴いて、へたり込みかけて立ち上がって荷物まとめて駆け出す妹の様といったらもう、かなり細かく演技させている。全身で漫画っぽく震えたりする絵も出てくるのに、仕草がかなり演劇的に濃いのだなー。描写でカウントするとくどいはずなんだけど、まったくそう感じないもの。人が生きておりますな。


同じく収録された「ゆくところ」は、欠けちゃった少年たちの相互補完物語……なんだけど、こみ入るこみ入る。「身の上、語ってどうすんだ」が冷たいよ。


ああ、重たい。でも読んでよかった。

家族のそれから家族のそれから
(2001/06)
ひぐち アサ

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://mangalog.blog75.fc2.com/tb.php/162-e8c2b72d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ComicDash

コミックダッシュ! dukimochi の所有コミック

週刊マンガ日本史

週刊マンガ日本史

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。