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ああ、本当にこれが最後かよ「刑務所の前」(花輪和一)3
2007/12/10 [Mon]12:46
ブレイク作「刑務所の中」の関連かと思いきや、ただの過程じゃなく掘り下がって、堂々完結。ただこれで本当にスッキリするのか(描いてる方も読んでる方も)はわからない。
「刑務所の中」「刑務所の前」ですべてを告白したかというとそうじゃない。執行猶予を求めずにあっさり服役したのはなんでとか、仮釈放の日の感覚が妙に遠く描いてある。まだ遠ざけておきたいところもあるのだな。


ともあれ、拘置所で布団のたたみ方が「ピシイイイイ!」とか、タバコとか運動とか手錠とか、「刑務所の中」に続くべく記録ぶりを楽しみつつ、中世の鉄砲鍛冶の娘を観察者、代弁者として、根深いところまで告白していく……ということでいいんだろう。

サツにアゲられたり、裁判を受けたりの過程は、もっと精神的にぐるぐる来てたんではないかと思う。純粋な銃マニア「花子」が、現実に違法性を突きつけられて「ハナワ」に戻っちゃうとkろが、自覚的で面白い。半分「花子」のまま、警察にへりくだりまくった言動するこんがらがった描きっぷりはもう、そのまま当時の混乱として(読むぶんには)笑える。ギャグにしないとやってられないか、あんな瞬間は。

ギャグでなく、場面そのものを変えての告白、振り返り、昇華になっているのが中世のパート。親への念とか、宗教観も織り交ぜて、あくまでも冷静に。刑務所までの過程に解け合わずに、固形のまま漂ってるところがすごい。
普通の漫画は回想シーンや場面転換で、普通の漫画はなにかしらの切り替え(背景が変わったり経過やジャンプを示したり)するけど、その辺はまるっきりシームレス。取り調べを受けていた次のコマでは中世の鉄砲鍛冶が、となる。なによこれ。

鉄砲鍛冶の娘は観察する立場で、現世の「ハナワ」は回想する立場。「ハナワ」「花子」は真面目で純粋で悪意のない、それこそ鉄砲鍛冶の娘のようではある。
鉄砲職人の気分で修復してたら現世ではアウトでしたとか、そういう関連の読みでいい、と思いたい。
そんなセオリーどおりでいいのかとも、読んでて不安なんだよな。作者に取り残された感じがする。


表紙は「森の中に銃を隠すハナワを鉄砲鍛冶の娘が迷彩服で見つめている」図。タイトルと一緒に不動明王がどんと。装丁はやっぱり、祖父江慎でしたよ。

刑務所の前 3 (3) (ビッグコミックススペシャル)刑務所の前 3 (3) (ビッグコミックススペシャル)
(2007/11/30)
花輪 和一

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