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屈折させなきゃ恥ずかしくて「愛のさかあがり」(とり・みき)天/地/無用の巻
2008/02/02 [Sat]23:12
古書店で角川書店のB5判、87年発行のものがまとめて売っていた。なんと500円。以前に文庫で読んだことがあるんだけど、記念に買ってしまった。95年に筑摩で文庫になってるのはAmazonで確認できたけど、その後はどうなったのか。埋もれたか。

作者が語り手として主人公、進行役を務め、基本的に実話で構成されるエッセイ漫画の元祖。
キレイなオチのある実話、体験談、聞いた話(都市伝説)ってのは、今の「あるある話」「すべらない話」でも有効なことが示されてる、上質な笑いの作法だよな。
各話に注が付いていて、連載当時と単行本時でもちょっと事情が違ったり裏話があったり。となると文庫版も読みたくなるのだが手元にないのが残念だ。文庫版が手元にあったら買ってない可能性が高いけど。

街角でオジギビトやレプリカント(マネキンや警官の人形)について思いを馳せ、知人や読者から痛い話、金縛りにあった話を収集する。取材、狩猟する漫画だ。
時代や社会がざくっと切り取られたニュアンスは、作者が得意とする「実写からの模写」「実写のワンシーンのような」ひとコマ表現とよく合う。連載当時(85年~)のサブカル標本(偏ってるか)ではないか。

ネタ元となる編集者、知人にも奇人が多い。
最終話近辺では武田徹まで出てくる。当時は月刊NAVIで警官人形の研究をしてたとかで、オジギビト研究と交差したと。
ああ、雑誌が情報量至上主義になってないころの、文化というか世の中の「面白」を引き受けていた時代っぽいよなぁ。いいなぁ。

そして知人として登場するのは米田裕、河森正治、出渕裕、横山宏とか。
ジャンル分けして生きてるわけではないだろうけど、ここを踏まえると後年に「パトレイバー」劇場版「WⅩⅢ」でとり・みきが脚本を書くのもわかるというか。根っこがそっちだったかと。(当時は「TVブロスでシュール9コマ描いてる人がなんで?」だったという反応もあったはず)


エッセイ漫画はいまやよくある一ジャンルだけど、「愛のさかあがり」はテーマの掘り出し方、収集・研究、オチのつけ方(漫画としての構成だ)のいろんな面で遜色ない。
そりゃネタは古いけどさ、古いものを古いまま楽しめるのは構成の力だ。作者がちゃんと主幹してるんだよな。

とり・みき責任編集でウェブマガジンでも立ち上がらないものか。そのアイデア自体が80年代か。


→96~07年の狩猟漫画の読みログ
将軍様いらっしゃい「時事ネタ」

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