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小さくてか弱い者へ「ナムジ」(安彦良和)3-4
2008/05/13 [Tue]09:22
古事記漫画の続きを読む。

邪馬台国(ヤマト)が九州と畿内(マキムク)の両方にあって、畿内には秦からやってきた徐福の意思を継ぐ(と作中ではそうなってる)ナガスネビコががんばっている。イズモは韓国(からくに)の渡来人だし、古代の日中韓戦争だな。

これは神(イズモ)が人間(ヤマト)に屈する、もしくは人間が神を取り込む、克服する物語とも読めるか。神との戦いを肯定的に記述するというか。
そりゃ出雲大社の本殿に天皇陛下すら参拝できないわけだ。大元からして別の物語を背負ってるべきものなんだもの。

ヒボコは天孫族の末裔でありつつオニの面相のために追われ、土着の荒くれ者となる。その誘いを断ったナムジはイズモ(神)からはじかれて、土牢の中で人間(ヤマト)として生まれ変わる。強制的に。
神ではなくなったナムジはもうイセポに触れられないし、スセリ、ミナカタの元にも戻れない。
なにしろイズモとヤマトはクニどうしの争いをしているとかいう人間らしい対立じゃなくて、神と悪魔くらいの距離で対立してるんだから。お互いが正統性、神話を賭けている。
思えばいち早くヤマトに取り込まれたスサノオは早々と物語から退場しているしな。勝者側の包容力おそるべし。

ナムジが「お前はお前だ」と言われて居所を求めたまではいいが、結婚したり子供ができたり、義理を立てたり意地を張ったりの根性が出てきて、人間に堕ちた、と読むのは強引か。
オオクニヌシなのに、最後に得たのは小さな島ひとつ。家族がいればそれでいいというようなことではもちろんシメられず、物語はツノミとイワレヒコ(神武)に引き継がれるのだけど、ナムジ自身の人生ってなんだったのよ。


古事記うんぬんはおいといて大河漫画として読むと、
「どこにも正式に属さない青年が自分の居所となるクニ、場所を求めてさまよいつつ、しかし最初から決まってたかのような歴史の波にはさからえずに小さくさびしくなって終わる」
というのは、なんだか「虹色のトロツキー」だな。歴史の流れに対して一個人は無力である。
ナムジもヤマトの歴史には逆らえなかった。もしくは敗北が決まってるのに主人公をナムジにするのが安彦流、なのか。

感情移入して挫折感をともに味わう物語、だ。あああ、でも、俺はナムジについていきたい。まっすぐでたくましくて、悩んだり迷ったり流されたりはしても、野心的でかっこいいんだもの。

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