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オタクって怖いですねぇ「サマヨイザクラ」(郷田マモラ)上
2008/11/17 [Mon]09:35
裁判員制度についての漫画。「モリのアサガオ」と合わせて読みたい司法教養漫画でもある。
(モリアサも読んだけど、ログしてなかった。また今度に)
上下巻のワンポイント連載なんだそうだが、もろもろの謎や対立が解決されるのかと思うほど盛りだくさん。
集中連載だからこその勢いだ。主人公も「モリアサ」よりは気弱じゃないし。

展開としては盛り上がったところで下巻に続く……なんだけど、冤罪くさすぎるところが気になる。
漫画では「か・・・の・・・」しか被害者は口にしていないし、証言者の行方やホームレスの居場所もあいまいなまま。
冤罪っぽすぎるので、やっぱり犯人だった、というもう一周した展開になるのではないかと、無粋に思った。

事件の真相として「犯人は誰」「嫌がらせはあったのか」もあるし、それに伴って「量刑をどうする」も懸案。
弁護士の過去もポイントだし、アニメの影響も出したからには軽くでも納めておかないと。
人物的には審理情報を口外した人もいるし、相羽の人生観、吉井のまっすぐ正義もそのままではいけないだろう。

作中での議論でも、現実の裁判でも、結論を急がずに情報を集めて複数人で考えるを最重要視する。
でも話し合うことを重要視することと、最後には結論を出すことって、実は相反しているんだよな。

人間を裁けるのは人間だけです、とは言ってもねぇ。
機械的に量刑を決めるにしても、その機械(法律)を作るのは人間だからな。宗教の場合もあるけど、神を作るのも人間……と思いつめたところで下巻待ち。


横道の感想。
作者はライトにオタクというか、日本人の40代以下って結局アニメで育ってる。んで、今でもリメイクなどでキャラクターが現役だからな。そりゃ関心も続くはず。
その関心の継続がアニメ好きの大人が求めた末のことなのか、リメイクやトイをビジネスとして仕掛けられててうまいことオタク心をくすぐられちゃってるのか。
タマゴとニワトリだね。

そうだ、~~タン、って口語で言うかな。仲間内ではともかく完全な他者との会話で。そこだけは気になった。漫画だから?

サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (1) (アクションコミックス)サマヨイザクラ裁判員制度の光と闇 上 (1) (アクションコミックス)
(2008/10/28)
郷田 マモラ

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