04« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»06
読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
ブログ内検索

プロフィール

mangalog

Author:mangalog
自由業。07/03/23以前のものはストックからのもの。
全記録にするためのフォーマット作成を思案中。
カテゴリを作者名にしてみたらなんだか冗長なことに。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

スポンサーサイト
--/--/-- [--]--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告  |  TB:--  |  CM:-- | 編集
リセット・ボタンを押したくなった「EDEN」(遠藤浩輝)1-8
2008/12/21 [Sun]09:00
むかーしアフタヌーン読者だった頃に読んでた「EDEN ―It’s an Endless World!ー」が完結したとのことで、一気に読んでみる。
過去にどこまで読んだかって、具体的に覚えてるのはカチュアの悲劇あたりまでで、読み返してみたらやっぱりそのあたりだった。当時は戦闘シーン続きで大筋への関心を失ったことで、引っ越しを機に買うのを止めて、完結したら読もうと思ってたら21世紀になってた。

現在12巻まで読み進んでいるのだけど、とりあえず節目っぽい8巻までの感想メモ。


100ページ超もの第一話で、メッセージの投げかけはできている。続いて語られるのは息子たち、「こうなったのは俺らのせいじゃないけど」世代の冒険と成長だ。

提示されている人類の危機は「目に見える身体的な自閉症」で、人類はサイボーグ技術でそれをごまかしながら生きている。引きこもりをネットで補うような世相は連載開始の97年にはまだなかったと思うけど、揶揄の矛先としてはビンゴだったってことか。

クロージャーウイルスとサイボーグ技術のいたちごっこが、巧みな身体表現と重なって、それはもう見事なアイデアと画力とテーマの一致。
肉体的な危機感、絶望感、変化が底にあるから、見事な体術や死のあっけなさもウソっぽくない。てか、やたらに身体表現の画力が高いのな。格闘技や暗殺術の心得でもあるのか、作者は。

作者コメントにもあるようにエヴァンゲリオンがあっての世界観。エヴァほど情緒的でなく、伏し目がちな登場人物たちが諦めたように落ち延びている。あがいている漫画だ。
なにしても解決ではなくて、漫画の文節としても「この場を切り抜ける」ことで進んでいく。感覚として近い物を感じたのはゲームの「メタルギアソリッド」で、あれも大きな世界の動きがありつつ、主人公が参加できるのは当面の「ここから脱出」「敵を殲滅」「要人の救出」だったりと、小さなできごと。
その対比がまた哀しい。エリヤの成長譚であるはずなのに、無力さが際立つばかりだ。
汚れて殺してエロくなって、あがいたり逃げる手段を覚えただけ。

そもそも第一話で、「世界を救う」ために行動した父クリスが否定されている。ヒーローになんて誰もなれない。キアヌ・リーブスもブルース・ウィリスもいないんだよ。

だから長編にありがちな、関係する人物が増えていくけど切るに切れずにヒーロー集団が出来上がる展開が抑えられてて、死ぬときはもうあっさり死ぬ。パーンと脳髄を飛び散らかして死んで、重たい回想シーンや「死ぬなぁぁぁぁ!」的な絶叫もなく、軽く死んでいく。

作者、どっかで戦争体験してきてないか。研究肌のオタクだってのはありありとわかる。
ねっとりした思考実験を画力とうんちくでシミュレートしちゃうような豪腕なパラレルワールド。後半にまたぐぐっと、展開実験が進んでいるのだ。
面白い。9巻以降の感想はまた後日。

作者の作品は短編集でも読んでいるはずだ。EDENに続けて読み返してみようと思う。

EDEN 1―It’s an Endless World (1) (アフタヌーンKC)EDEN 1―It’s an Endless World (1) (アフタヌーンKC)
(1998/04)
遠藤 浩輝

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://mangalog.blog75.fc2.com/tb.php/482-6a4397da
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ComicDash

コミックダッシュ! dukimochi の所有コミック

週刊マンガ日本史

週刊マンガ日本史

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。