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政略のためなら人の心をふみにじる「天上の虹」(里中満智子)4
2009/03/31 [Tue]09:30
戦後処理。まずは入り組んだキャラクターの親戚関係について整理されていて、読みやすい。
大海人の妻が総登場して、誰の娘などと説明が入り、ついで、少女漫画として性格も描写される。
なんとなく呑気でバカっぽいオオヌが「そこがかわいい」と明言されたりして、読んでいる方としては助かった。
この女性のかきわけにおいて、「あさきゆめみし」とは読みやすさが段違いだよな。


大海人が政治家になっていくのに対して、讃良が見事にアイデンティティクライシス。

やっぱり私は女よ! でも愛されてないから政治家の妻よ! そして草壁の母よ!
なんて言ってたら「それ父ちゃん(中大兄)と一緒じゃん」と自爆する。
この自己否定のループはきっついな。そりゃ寝込むよ。
しかも、漫画的にドス黒い顔して「草壁のために!」「邪魔はさせない!」とかやってたらいいんだけど、素直にアドバイスしてるつもりなのに受け取る相手は「讃良さんは草壁ばっかだから」「怖い」なんて思ってるという。
自覚的じゃないだけに重たい。
漫画として、この重たさが面白いところだというか、里中満智子漫画の真骨頂が、こういう女性の危うさだったよな。

で、やっぱり高市は成長できなかった。
というか、十市についても、翻弄された身の哀れに甘んじすぎだ。結局、大友も高市も手玉に取ったように思える。
そうなってもなにもできないってのが、この時代の女性なのかもしれない。
でも作中では額田が歌を通じて男の社会に釘を刺してるし、讃良の政治参加もあって、どうも十市の無力さが気になる。
歌のひとつでも残して、高市への思いを告げるなり、いっそ大友への惜別を明示するなり、したほうがよかった。残ってないってことは、表現する才覚がなかったのか、失われたのか。

人麻呂が言うように、残された歌の印象で語り継がれる人物像が変わる。
誰かがどこかで捏造する可能性もあるけど、いつの時代でも言いたいことは記しておくべきなんだろうな。


天上の虹―持統天皇物語 (4) (講談社漫画文庫)天上の虹―持統天皇物語 (4) (講談社漫画文庫)
(2000/03)
里中 満智子

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