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おじさんが鬼だよ「ぼくとフリオと校庭で」(諸星大二郎)
2009/04/15 [Wed]09:40
古書店で入手していたのを読む。現代が舞台の作品集。
「鎮守の森」は柳田国男の影響もあるそうで(あとがき曰く)、元ネタを読みたくなるけど、この漫画ほどは面白くないのだろうな。

「鎮守の森」は、なりゆきで与えられた社会的立場から逃避したら人間をやめることになった悲劇。
「流砂」では街の外に出ようとする視点で、不便はあっても安定した秩序からの脱却する話。
「蒼い群れ」は個人が経済的かつ肉体的に、社会にからめとられていく話。

で、「沼の子供」は、欲や知恵を知ってしまった人間を描いた作品と思われるが、特に聖書的なアレコレがなくてサラッとしている。
ここでは読み手は社会の側で、無垢なる存在を知らずに異世界へ連れ込んでしまう。手前の秩序に取り込んで管理しようとする。

ざっとまとめていくと、個人と社会なのよな。人間の社会性。
個人の思いは尊重されるべきだが、社会的な役割や集団の引力があってこその自由。所詮は与えられた権利なんだよ。自然権とかいっても。
それの描写が、しかつめらしく語ったり、危機的にあおるんでもなく、シニカルに笑えもする小話になってる。

「黒石島殺人事件」みたいに、誰かわからない死体ならなかったことにしてもOKという、安易でもなんでも秩序があればいいんだ、というものだ。社会側の理屈は。


要は物語の巧さが素晴らしいですね、という感想なんだが。
こういうのを普遍の面白さというんだろうな。


ぼくとフリオと校庭で (アクションコミックス)ぼくとフリオと校庭で (アクションコミックス)
(1991/07)
諸星 大二郎

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