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アニメは国境を越えやすい「アニメ文化外交」(櫻井孝昌)
2009/05/15 [Fri]11:53
外務省のアニメ文化外交に関する有識者会議委員の方が書いた、海外(アジア・中東・ヨーロッパ)での講演レポート。

~~~日本のアニメが海外でも人気。絵がきれいだし、ドラマが深い。
アニメをきっかけにキャラや制服や日本語や鷲宮神社まで、日本全体に関心を持ってくれている。
みんなネットで違法動画を見ているのは悩ましいけれど、文化外交としてアニメはもっと活用できるだろう。~~~

ざっくりいうと、この内容。
正直、この手のジャパニメーションすごいぜ本は結構、読んできてしまったので物足りなかった。
外務省のエージェント活動を生で知れる資料という面で意義あるのだろうな。

でも、

海賊版問題と「見てもらえる」メリットをどうバランス取るのか。
そもそも海賊版は誰が流し、誰が字幕をつけているのか。
アニメ制作での協力はどんな形でありうるか。
日本の文化財として具体的にどんな活用ができるか。
その辺、外務省はどんな現状認識で、どう取り組むつもりなのか。

という、書いてありそうなことにあまり触れられてないのだよ。残念。

新書一冊では情報量がオーバーするのかもしれないが、半分以上が「~~国に行ったら『NARUTO』大人気!」というレポートだけ。
これ、オーバーに言ってるんじゃなくて、実質半分以上は講演記録で、しかも、行く先の国が違うだけでほぼ内容は変わらない。また壇上でみんなでアニメポーズやってるよという。
どうにも単調な面があるのだよな。読み物として。

場所別でなく、トピック別に考察や資料を提示してほしかった。そんな贅沢な要望でもないと思う。
せめて外務省の展望は入れるべきだろう。
欲をいえば海外進出している出版社や映像制作会社への取材はもっと欲しい。海外でエージェントをやってる会社もあるだろう。
案内されて行った先だけのレポートじゃないか。

アニメ制作技術に現地の若者が関心を持つのは当然として、ボランティアやメセナベースでの交流提案は無理がないかとか、現地人のアニメ愛にアテられちゃって、思い入れがありすぎる。
アニメ外交に意欲的で、アニメや漫画で日本を知ってほしい、愛してほしい、人と人が結ばれてほしいという、作者の懐の深さや愛情は伝わるのだけど・・・・。

海外での日本漫画アニメの人気ぶりについては、以下の本の方が参考になる。

ル・オタク(清谷信一)
フランスのおたく文化について。90年代ベースだが、現地のファン事情と全景が抑えられているし、文書も面白い。
ル・オタク―フランスおたく物語 (講談社文庫)ル・オタク―フランスおたく物語 (講談社文庫)
(2009/01/15)
清谷 信一

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中国の日本アニメ事情なら
「中国動漫新人類」(読みログ
中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books)中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす (NB online books)
(2008/01/31)
遠藤 誉

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アジアの漫画について。レポートメインだけど、後半の各国の漫画制作事情の違いは面白い。
アジアMANGAサミット(読みログ
アジアMANGAサミット (寺子屋新書)アジアMANGAサミット (寺子屋新書)
(2005/06)
関口 シュン秋田 孝宏

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アメリカだと以下。

9.11後のアメリカに日本のアニメ漫画がいかに受け入れられたか、という解説、考察。
ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命(読みログ
ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命ジャパナメリカ 日本発ポップカルチャー革命
(2007/05/24)
ローランド・ケルツ

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アメコミに見るアメリカ文化、という本。
戦争はいかに「マンガ」を変えるか(読みログ
戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌戦争はいかに「マンガ」を変えるか―アメリカンコミックスの変貌
(2007/03)
小田切 博

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外国人オタクからの視点だとやっぱりコレ。文章のノリもユニーク(オタクらしいというか)
オタク・イン・USA
オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史オタク・イン・USA 愛と誤解のAnime輸入史
(2006/08/09)
パトリック・マシアス町山 智浩

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アメリカに日本の漫画を輸出する「はじめて物語」、正規版への奮闘記として面白い
萌えるアメリカ
萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか萌えるアメリカ 米国人はいかにしてMANGAを読むようになったか
(2006/08/14)
堀淵 清治

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というわけで、2時間くらいで「日本のアニメは海外でも大人気!」という事情をさらっと知りたいなら、「アニメ文化外交」を読めばいいんだけど、もうちょっと現地事情というか、当事者のコメントや考え方、ビジネスベースでの実録を知りたいなら、上の本たちがオススメ。

ま、新書だから前哨戦なんだろう。外務省らしさのあるレポートの続報、待ってるぜ!本当に。
アニメ文化外交 (ちくま新書)アニメ文化外交 (ちくま新書)
(2009/05)
櫻井 孝昌

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