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一本目はもちろん赤字です「小説手塚学校」(皆河有伽)1
2009/07/02 [Thu]09:10
国産テレビアニメの誕生の現場を再現した小説を読む。

小説とはいえ、個人の言動は資料に基づいており、フィクションらしくはない。
そのぶんだけ、当時の事情を追いながら、
“後年「~~~」と語っている。”
という回想も入るので、時制の面では読みにくくもある。

ドキュメンタリー番組の再現ドラマのような感じだ。
再現シーンに、後の本人の語りが挿入されて、脇に「ホニャ年当時の本人」とかテロップが浮いてる。
そんな脳内フレームで読んでいくと、把握しやすい。
もっとも、小説なんだから、もうちょっと手を入れてまとめてくれてもいいのに、と思う部分がある。
その辺は、あとがきでも作者は織り込んでいる。

多岐の資料を生かしてまとめる。さすが「ガンダム公式百科」の編著者の産物だ。
なにしろ「週刊実話」まで入っていて、記憶違いだろうと後の言い換えだろうと、まるっと含んでいる。


資料にひもづけられた物語だけに、信ぴょう性はあるし、個々人の言動のエキセントリックさや焦り、怒り、夢に野望が生々しく、面白い。
アニメ(アニメーションでなく)制作を実現するまでの手探りの不安感は、なんともいえない。30分に必要な枚数を逆算したら、ベテランから新人まで連日連夜の作業が確定って、積んじゃってる状況。
そんな状況を招いたのは全員のはずだが、手が早いのに多忙すぎて遅れる手塚への苛立ちが象徴的に立ち上がってきて、でもみんなで夢を見直してとにかく次へ、と。

現実なのに実にドラマチックだ。
毎週の放送を、週刊漫画雑誌のある日本で始めた功績はでかい。

で、よく言われる、手塚がアニメ制作費を安くしたおけがで今のアニメーターの劣悪な労働環境があるという話も、読むと少し印象が変わる。
制作費としてはそこそこで、しかも版権料が見込めるアニメは、ヒットが前提だが悪い賭けでもなかった(とされている)。
当時から海外でも売るんだって意識だし、実際に売ったんだし。
それでどうして、現在の産業、生業としては微妙なアニメ業界になっちゃったの。

その後の問題としては、テレビの力が大きくなって局や代理店が儲かっても、制作費へのフィードバックがさほどなかったってことじゃないかね。物価に連動しなかったというか。
うーむ。でも無料で放送するぶん、リスクは誰かが負ってるんだよな。
制作現場から、そっちに踏み込んで局と融合する仕事人が出なくてはいけなかったか。


2巻もすでに刊行が近いそうな。
資料の網羅をしながら書き下ろす、労作ぶりに敬礼。

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