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教典だけ持ちかえっても「玄奘西域記」(諏訪緑)1
2009/08/21 [Fri]09:55
「漫画原論」で西遊記を題材にした漫画の変遷というか幅について割かれたパートがあり、それをきっかけに読む。
Amazonでプレミアついてたんで、ブックオフオンラインで買ったのだけど、あそこ、新刊も扱ってるんだな。1500円以上なら送料無料だし、Amazonで尽きてる本を探す手にいいかも。


西遊記といえば三蔵法師が孫悟空ほか妖怪をお伴に天竺まで教典を取りに行く話。
思えば「取りに行ってどうなったのか」は、知らない。行く途中の妖怪退治しか印象にないぞ。
旅はどうだったんだ、教典を持ちかえってどうするんだ、というモヤモヤについて、「玄奘西域記」は応えてくれる。

絵柄こそ柔らかく繊細、もっといえば少女漫画まるだしなのだが、突きつけるテーマは「政治と癒着する宗教」「排他的な暴力となる宗教」「ひとりの少女すら救えない自分たち」と、重い。
そもそも天竺に着いて教典を書き写し持ちかえるという、行為自体への疑問が噴出してしまう。

そこで救いになるのが「玄奘が(ちゃんとした)僧ではない」という設定で、玄奘は「わかってないから考える」「理想をかざしてぶつかる」主人公の役目を大いに果たす。
拝火教の衰退に仏教の行く末を暗示し、天竺に着いても教えの無力さや暴力性に絶望していくという、かわいい顔してキッチリ段階を追って深まって行く構成がすごいってか、これ全部見通してから描いてると思う。
人名地名用語についてもガチだし、作者のリサーチ&エディットのこだわりは半端じゃない。
(逆に計算されすぎてる感もあり、整ってるがゆえの驚き減もあるのだが)

1巻の段階での光明は、プラジュニャーカラの示す「わかりやすい教え方」だ。
教えの核の部分を変えずに、伝え方を変える。生活に取り込む。
そこがヒントだな。きっと。

というわけで2巻も続けて読む。面白い。

しかし、兄の本格僧・長捷の抽象的なことといえば、なんだ。
良き仏教僧の記号なのか。重要な役なのに、どうも生きてる感じがない(と思ってたら記号をまっとうして退場するのだが)。
美男美女は描けてもオジサンが描けないってのは、少女漫画らしさの難しいところだ。

玄奘西域記 (1) (小学館文庫)玄奘西域記 (1) (小学館文庫)
(2000/01)
諏訪 緑

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