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一九〇年の歴史をたどる「四コマ漫画ーー北斎から「萌え」まで」(清水勲)
2009/10/20 [Tue]09:18
「雷火」を読み出す前に、こちらを読んでいたのだった。
書名どおりに、江戸時代から不条理、萌え四コマまでの流れを辿る、歴史教科書。
資料性が高いというか、資料のキャプションを読んでいる感覚にもなる新書なので、研究している立場や気分で読むものかな。

江戸時代にコマ表現の絵が生まれて、それはたまたま四コマだったのだけど、起承転結の呼吸は継承されたと。
三コマでも五コマでもなく四コマ。たまには三コマでいいかってこともない。
成り行きで定着したってのは、すっとは入ってこない感覚だが、現にそうなんだから、と思う。

江戸時代から明治(?)まで、漫画の発端は風刺。つまり漫画はもっぱら大人の読み物だったということだ。
子ども向けの雑誌が誕生するまで、子ども向けの漫画もなかったのだろうな。
漫画は媒体から誕生し、媒体の広がりに応じて進化していったのかも。
と、大きく考えてしまった。

新聞四コマが広がって行くのも、情報、主張を伝える手段として文章と写真だけでないバリエーションが求められたからだろう。(と思う)
図解を超えた表現力で、読者に刺さるものとして。


風刺や時事が基本スタンスなので、なんとなく模範的な視点で読むことになる。
マヌケな奴がいるよ。バカやってると笑われるよという読み方。
この辺は「戦後ギャグマンガ史」(読みログ)でも書かれていたけど、何を笑うかの歴史でもあるんだろう。

新聞に掲載するものだから、模範的なスタンスで笑いが作られている。
だから、雑誌四コマの隆盛から勢い、ギャグ、笑わせることを至上命題とする作品群が生まれたのではないか。
情報媒体から切り離された四コマ漫画は、四コマで笑わせることだけに特化した存在になるよな、そりゃ。
不条理でもスラップスティクでもいい、とにかく笑わせよう、驚かせようと。

その笑い技術の先鋭化に疲れて、萌え四コマなどの「狭い層に濃く受ける」輪ができるのも納得いく。
新聞の方でも単純に箸休めになる笑い要素や、サラリーマンの共感を得るものとして四コマ漫画を置いていくわけで、ここでも「笑うことへの特化した笑い」と「ゆるく内輪で共感する笑い」にわかれてるのかなぁ。


しかし、新聞の購読者は減っているというから、新聞四コマはどうなってしまうのか。
ネットで記事を読むにも、記事すらピンポイントで読んでるのに箸休めの漫画は要らない。
というかネットには箸休めなんていくらでもある。
なんとなれば漫画の新聞で読みたいかということだ。
読みやすいのはいいんだけど、全部が全部、漫画でなくてもいいとか、笑いなしでそのまんまじゃんとか。

ポータルサイトに、四コマとか漫画を置いてるところもあるけれど・・・
もともと漫画って、媒体ありきで「置いてある」存在だったのだな。
新聞や雑誌が廃れていくと、単体で成り立ってるような漫画も軸がグラついてくるのかもしれない。


でもそれはオジサンの感覚で、ウェブ漫画、ケータイ漫画がメイン媒体になるだけだったりしてね。

四コマ漫画の歴史から、単行本でなく媒体ありきの漫画の姿を感じてしまった。

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