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東は東、西は西「坊っちゃんの時代・秋の舞姫」(谷口ジロー・関川夏央)2
2010/01/26 [Tue]09:46
第2部の中心人物は鴎外森林太郎。
石川啄木も少し出てくる。さらりと描かれているが、同じ朝日新聞社員でも漱石との賃金格差がでかい。
「無用の人」を選びつつも、高い賃金や安定した生活を築いてたんだなぁ。それも才能といえばそうなんだが。

留学先でドイツ婦人エリスと出会い恋に落ちる一青年の鴎外と、森家の跡継ぎであり、近代日本に関わる公人の森林太郎がせめぎあう話。
せめぎあうといっても、漱石のように胃を壊して苦しむこともなく、静かに悩んだ末にエリスとの別れを選ぶわけだが、そこで「鴎外ひでぇな」で済まさないように描写が積み重ねられている。

エリスは日本を理解し、柔道の理に感心する。
個人にとって国も東西もないというのを地でいく人物だ。
対して鴎外も同じかといえば、似ているようであくまで武士なんだよな。
ドイツで母国をバカにされたら「心を鍛えて来た数千年」を持ち出し、「たかが数百年の洋智」と言ってのける。
日本人や武士道好きが喝采したくなるシーンではあるが、これは相手の自国文化自慢に対して自国文化自慢を持ち出しただけで、レベルは一緒だ。

分けることで整理するのは国や組織の理論。
分けずに融合(まさに結婚)するのが個人の生き方だろう。

鴎外が微妙に苦悩しつつも、エリスでなく家や日本を選んだのも当然だよな。
読んでいても若気の至り以上には思えない。
でも、なんだかだ個人の才能を発揮できる環境や時間があったんだから、もう良いとこ取りすぎるぞ鴎外。


個人の作家、つまり社会からは「無用の人」として亡くなった長谷川辰之助(二葉亭四迷)が、妙に幸せに見える。

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