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貧乏はぼくの病気です「坊っちゃんの時代・かの蒼空に」(谷口ジロー・関川夏央)3
2010/01/27 [Wed]09:49
第3部の中心人物は啄木石川一。
じっと手を見る、なのだが、不幸な不遇というよりも、自堕落なダメ人間である、と読めてしまう。
欲に弱く、借金まみれで、文芸ワナビー。

ただの貧乏ならかわいいが、自分の才能を信じる人や、勤め先から金を借りては飲みに行き女を買うのでは同情できない。
金田一はなんで啄木に入れ込んだんだろう。そこは(この作品では)わからない。


啄木は無用の人になりたいけれど、有用の世間に対してコトを構えきれない。
短い詩をつぶやくだけでは届かないというか、出版物に定着させて評価されるステップを踏めない。
才能はあるはずなのに、という自我もあって、なんとも苦しい青春だ(ってもいい大人なんだが)。
病気で表現を彩ろうとするのでなく(関連で平塚女史もクサされているのだが)、
真摯に言葉と向き合って表現の定着に努めなくちゃいけなかったんだなぁ。

漱石がたどりえた、アザーパターンの人生なのかも。無用の人を選んでも困るかもよ、と啄木の人生は言う。
たいていの人間にとって、有用の社会で働く、己を位置づける方がナンボか楽だ。


第2部で長谷川辰之助(二葉亭四迷)絡みのシーンに登場しているが、中心を張る第3部になってなんとも幼い顔になってしまったのは、客観的には大人でも主観では永遠の青二才だったんだろう。


啄木があくまでも安全なところで崩れていく(いや、一生懸命なのもわかるけど)のに対し、
脇で描かれる幸徳秋水、菅野須賀子の必死さはきらめく。命がけで表現、主張している。無用のものという逃げもない。
続く第4部はその秋水幸徳伝次郎が中心人物か。

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