07« 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. 15. 16. 17. 18. 19. 20. 21. 22. 23. 24. 25. 26. 27. 28. 29. 30. 31.»09
読んだ漫画単行本をひたすら記録。読んだ端から。
ブログ内検索

プロフィール

mangalog

Author:mangalog
自由業。07/03/23以前のものはストックからのもの。
全記録にするためのフォーマット作成を思案中。
カテゴリを作者名にしてみたらなんだか冗長なことに。

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

スポンサーサイト
--/--/-- [--]--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告  |  TB:--  |  CM:-- | 編集
国家と個人が対決する「坊っちゃんの時代・明治流星雨」(谷口ジロー・関川夏央)4
2010/01/28 [Thu]09:06
第4部の中心人物は秋水幸徳伝次郎と、菅野須賀子ら。
主義者として、はっきりと反近代の精神を表現した人たち。

洋に学んだのは同じで、たまたまロシアだったということだ。
正しいとか間違ってるとか、善とか悪とか、たかだか100年とかのことだからなぁ。
という、評価でなく活写に徹しているところが、この作品のいいところ。
今こそ秋水に学べとか、言わない。言われても困るし。

政府にモノ申しても通じないので、無政府主義者になる。
秋水はわかりやすく、個人の力を信じている。
個人の力で生まれた政府はすでに老害になっているのなら正せばよい。不器用なほど正直だ。
確かに取り巻きの進言を理解できず、秋水逮捕を決めてしまった山縣有朋の老けっぷりはひどい。

横道だが、優れた個人も老いて害になるというのなら、どうしたらいいんだろう。
仮に秋水らが無政府主義革命を成し遂げて、だ。維持できるのか。維持しないのか。
個人の力ってどこまで信じていいのか。現代の交通や通信インフラでも、個人って結束しきれてないんだよ。
原点の理想や思い(須賀子にいたっては生い立ちに根ざしてる)は継承できない。

システムを作らなきゃいけないんだけど、それはただの新政府だよね。
だから、爆裂弾を投げていても、何も変わらない。


やはり歴史に正しいも間違いも善悪もなく、ただ、そうだった、そうあったと。
あとは受け取り手次第なんだ。
だから、歴史の流れに対しては、爆裂弾を投げこむんじゃなく、思いを言葉などで定着させておくほうがいい。
秋水はそれをわかっていたんだな。ちょっとだけ間に合わなかったのと、呑気だった。

個を貫いた漱石、国や家を受け入れた鴎外、個に逃げ込んだ啄木、国と向き合った秋水。
明治人もいろいろだが、自分を通じて、個人の力や価値を見つめるのが人生よな。

『坊っちゃん』の時代 (第4部) (双葉文庫)『坊っちゃん』の時代 (第4部) (双葉文庫)
(2003/01)
関川 夏央谷口 ジロー

商品詳細を見る

『坊っちゃん』の時代 第4部 明治流星雨―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第4部)『坊っちゃん』の時代 第4部 明治流星雨―凛冽たり近代なお生彩あり明治人 (第4部)
(1995/04)
関川 夏央谷口 ジロー

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:今日読んだマンガは? - ジャンル:アニメ・コミック

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://mangalog.blog75.fc2.com/tb.php/694-8415cf67
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
ComicDash

コミックダッシュ! dukimochi の所有コミック

週刊マンガ日本史

週刊マンガ日本史

リンク

このブログをリンクに追加する

カテゴリー

RSSフィード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。