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一介の夏目金之助として「坊っちゃんの時代・不機嫌亭漱石」(谷口ジロー・関川夏央)5
2010/01/29 [Fri]09:19
最終の第5部は、再び漱石が中心人物。
不機嫌どころではない、危篤、半死半生、いや30分の完全死を中心に、明治人としてどうあるべきかが語られていく。

日本という木に西洋の竹を継いだ明治時代は、いろんな可能性を見出しながら潰していった。
第4部の大逆事件を引っ張る読みだと、愚かなる政府が道を誤っていく端緒がここにあるとも思えるのだが、
啄木のような個人ではなんともならない人を思えば、無政府であっていいともいえない。
多元宇宙に答えはない。

間引きをして、竹を継ぐうえで、誰かがワリを食う。
そこに個人として何を申すか。漱石だって、自身の帰国の際に意図せずしてハーンを追いやっている。
そのまま教員として呑気に暮らすこともできたし、それができたら胃も壊さないかもしれないが糖尿で死んでたかもしれない。
そんなことはわからない。
前後に広がる歴史の中で、個人はほんの数十年なんだから、もしもあの時とか今のうちにとか、考えてる場合ばかりでもない。

個人も国も時代も変わる。絵は変わらずに、言葉は変わるとも記されている。
この言葉の意図は読み切れない部分もあるが、漱石は言葉の人だから、変わっていける可能性を自覚できるわけか。
対して、変わらない絵というのは、故郷のことだろうか。
心に刻まれた、啄木が見上げた蒼空のような、絵。ビジョン。ああ、理想のことかな。

理想は実現されなくてもいいが、変わらずに手元に置いておけばいい。
そして、変われる可能性の力を込めた言葉で時代と向き合う。

それがわかれば、時代がどう動こうとも、個人としてやっていける。
暑苦しい偉人伝もいいけど、この作品ですごく励まされる。

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