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パパは私のお尻の下で「シスタージェネレーター」(沙村広明)
2010/05/12 [Wed]09:48
「無限の住人」作者の短編集。むげにんの方は読もうと思いつつ巻数に躊躇しているのに対し、短編集ならばと手を出す。

「久誓院家最大のショウ」「エメラルド」は傑作短編漫画だし、
「制服は脱げない」「ブリギットの晩餐」「シズルキネマ」における、きれいで都合が良くて気持ちいい表現、思いへの屈託も描いていて、どれも面白い。

特に「エメラルド」のかっこよさったら、すごいぜ。
粋な面々がケレンたっぷりに見せる。名作短編!


基本的には、きれいな女の子を描ける技術をフル活用して、欲望に媚びすぎない漫画を描く。
(こう書くとつまらなさそうだな…)

薄幸そうな顔してるんだよな、みんな。そこで父性をくすぐられるんだけど、そこにサドっぽい、メチャメチャになってしまってほしいという思いがセットになっていく。
これ、そういう気質がなくても、読んでて「そう期待してたでしょ?」って言われたゾクゾク感があるんだよな。

シナリオの面白さや、展開や理屈の納得感、絵のきれいさ。
だけじゃない。感覚に訴える仕掛けがある。どこにってんじゃなくて全体に。
この短編集に限らずね。


で、表紙のインカム女子とタイトルのシスタージェネレーターって、作中でまるっと出て来ないんだけど、まぁそういうこともあるか。

シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)
(2009/09/23)
沙村 広明

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