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どんな奴でも死ぬのはこわい「ヴィンランド・サガ」(幸村誠)9
2010/07/07 [Wed]09:31
奴隷編の本格開始。
人間でなく労働力としてそこにいる。暮らすというか生きている。

金を貯めれば自分を買い戻して自由になれるなんて最低ラインからのスタートだが、
自分で身を守らなければ明日の命がない戦場に比べると、命の保証のスパンは長い。
漫画の進行もゆったりだ。

ざっくりと暴力が転がってる世界で、自明の摂理を語るのは新キャラの戦士たち。
恐怖のあるところに力を売る。
アシェラッドには野望があり、トールズには己の中の戦闘意欲があったけど、彼らの中身は空っぽで、意識が外向け。

しかし死が最大の恐怖であるという指摘は正しく、トルフィンもエイナルも戦場で人生が狂っている。ズレたというか。
死の恐ろしさは知っている。
クヌートだって、「このまま国が滅ぶよ?(たくさん死ぬよ?)」という力を売っていく。

立場は違えど、という人間描写が読ませるなぁ。
しかし、王と奴隷に分かれた2人の人生が交錯するのはいつだろか。


ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)ヴィンランド・サガ(9) (アフタヌーンKC)
(2010/06/23)
幸村 誠

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