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くっきりした人格の「ヒストリエ」時代
2004/10/29 [Fri]00:30
アフタヌーンで立ち読みしたりしなかったりの「ヒストリエ」を、1・2巻まとめて購入。

帯に「デビュー前から暖めていた」とあるが、確かに、売れる前の作家が「これを描きたい」と言っても企画が通らないかもしれない。アフタヌーンでも。それとも、描ききるだけの自信や資料がそろった、ということだったりするのかな。

「寄生獣」、「七夕の国」、短編を(全部かどうか自信がないけど)読んでいるけど、共通するのは白けたような、削ぎ落とされたような人間描写だ。その場の目的が明々白々の。
それは古代ギリシャでも同じで、スキタイ民族についての説明や、奴隷制度に対する考え方といった作品特有の描写はもちろん、主人公からその家族、友人、通りすがり、重要っぽい脇役まで、ありありと「こいつはこんなことを考えてる人です」「この人は今、こんな感情に支配されています」という、漫画的な強調は控えめ。ポーカーフェイスの末に感情を爆発させる演出も見られるが、キャラのベースラインが非常に地味に設定されているのは作風なんだろうか。

憤る兵士にエウメネスが話しかけて笑い話で和ませるというシーンがあるが、ここではカメラは止まったままスタスタと歩いていって、談笑し、戻ってきて説明という遠回しな段取り演出になっている。キャラの性格を出そう出そうという演出でなく、静かに見せて「やるなぁ」と思わせるのは、シーンとして白けているけど心に残る。ヘタに笑いを取るよりも「取った」結果だけ見せて、それが自然にはまるムードが漂ってる。
このムードができてる時点で作者の手の中。史実や資料なんかよりもこの作風に転がされる。

絵だけで見ても理科のスケッチのようで、線はビッチリ描くけど影や効果線は多用しない。描いてある物、人、事実で伝えようとする。行間が多いとでもいえばいいんだろうか。

で、こういう空隙感のあるシーン作りって、非日常を生っぽく描くのに適している。演出を落としていくことでリアリティは増し、絵の情報は迫真になる。簡単にいうと「作者、演出してるなー」という気がしなくなる。

というわけで先が読みたいのはやまやまだが、これ、終わるの?

ヒストリエ 1 (1) ヒストリエ 1 (1)
岩明 均 (2004/10/22)
講談社
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